解剖生理学とは?スポーツ解剖学・スポーツ生理学も一緒に解説
「解剖生理学」という言葉を聞いたことがありますか?
「解剖学」と「生理学」という2つの学問を合わせて学ぶ学問で、人体の構造(解剖)を理解し、人体の機能(生理)を学びます。
トレーニングをする上で、身体の構造と機能をしっかりと理解していることは効率よく筋肉をつけたり、ダイエットをする場合に非常に役に立ちます。
解剖生理学そのものは、看護学校や医療関係の学校でしっかり勉強する必要があるほど、奥が深く学ぶには時間のかかるものです。
ここではそんな解剖生理学の概要をお伝えしていきたいと思います。
解剖学と生理学
解剖学と生理学はもともと別々に学ばれることが多いです。
解剖学とは人体の構造を理解することを目的とした学問であり、それに対して生理学は人体の機能を学ぶことを目的としています。
まずは解剖学と生理学のそれぞれの学問について見ていきましょう。
解剖学とは人体の構造を理解するための学問
人体の構造とは外部から見るだけではなく、身体の部分それぞれに細かく分けられた内部までを細かく研究していきます。
骨学・靭帯学・筋学・内蔵学・感覚器学・神経解剖学など、系統解剖学や解剖組織学などと呼ばれ、細かく分類されています。
人体の中にはどこに何があって、神経はどのようにつながっているのか。筋肉と骨はどのようにくっついているのか、などを研究する学問になります。
スポーツ解剖学といった分野も確立され、トレーナー向けの資格などやアスリートの指導者などに向けた講義も行われています。
生理学とは体内でおこる化学的な反応を知る学問
一方生理学は人体の機能についてそれぞれの部位の器官・組織・細胞などについて物理・化学の側面から研究していきます。
例えば心臓がどのように動くのか、その動きは人体にどのように影響して役立っているのか、などを研究します。
生理学は、筋肉生理学・神経生理学などを扱うほか、代謝・運動・消化・循環・呼吸・排出・生殖などの分野を専門的に扱います。
近年ではスポーツ生理学という分野も登場し、運動と人間の身体についての研究が進められています。
人間の体の理解し、効率よくトレーニングを進める上で、学んでおきたい学問です。
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人体とスポーツと解剖学と生理学
人体の構造(解剖学)と身体の動きと機能(生理学)を理解することで、無理のないスムーズな動きや、効率よく身体を動かす方法、ケガをしないための身体の動かし方を学ぶことができます。
解剖学をしっかりと理解すると、筋肉がどこの骨についていて、どこを動かすとどこの筋肉を動かすことができるのか、が理解できます。
その上で生理学を理解することで、身体の代謝・消化・呼吸などを理解し、食事や睡眠などに対する理解も深まります。
スポーツ解剖学とスポーツ生理学
スポーツをする上で必要となる身体の構造とスポーツのもたらす身体への影響などを学んでいく学問です。
主にアスリートや、スポーツ指導者などが学ぶことを目的として系統立てられています。
アスレチックトレーナーなどの資格取得を目指す過程で必要となるケースもあります。
スポーツ解剖学は安全にかつ効率よく運動をするために必要となる学問
スポーツ指導者やアスリートにとって、安全にかつ効率よく運動をするために必要となる学問です。
身体の構造を理解し、骨の位置や筋肉のつき方やどの骨にどの筋肉がついているのか、それがどのように動くのか、といったことを学びます。
これは関連するスポーツ医学・スポーツ栄養学・スポーツ生理学・トレーニング理論など全ての土台になります。
逆に言えばスポーツ解剖学をしっかり理解できていないと、身体に関する内容が理解できないということです。
スポーツ生理学とは身体の生理機能がどのように影響を受けたり反応したりするのか知る学問
スポーツやトレーニングを行うことによって筋肉に刺激を与えたり、身体に負荷をかけることによって、身体の生理機能がどのように影響を受けたり反応したりするのか、代謝系・呼吸系・循環系・内分泌系などに分けて詳しく学ぶ学問です。
これもトレーナーやアスリート・スポーツ指導者などの資格を取る際に求められる知識になります。
これらを学ぶことによって、身体能力を高めるための効果的な負荷について学んだり、スポーツやトレーニングの現場において、適切な指導を行えるようになっていきます。
解剖生理学を知ることでトレーニング効果が上がる
解剖生理学は人体の構造と機能を理解する上で必要不可欠な知識です。
それをきちんと理解した上で、より効果的なトレーニングや記録を伸ばすためにどうすればいいのか、それをより深く理解し、実践するためにスポーツ解剖学・スポーツ生理学は作られました。
スポーツ指導者を目指したり、トレーナーになりたいといった将来像を描いているなら、ぜひ身につけておきたい知識です。
解剖学を知ることで狙った筋肉に効かせることができる
より強化したい、発達させたい筋肉をピンポイントで刺激することができます。
これはスポーツ指導者やトレーナーにとって必須のスキルです。
解剖学を勉強することで、どの筋肉がどのように付着しているのかが分かります。縮むことでどのような動きを体にもたらすのかが理解できるからです。
ですから、身体のある部位を強化したいという目的があれば、それにたいしてどのような動きを取り入れれば良いのかが明確になるのかが分かるのが、解剖学を学ぶ利点です。
生理学はトレーニングの負荷を設定する目安になる
どのくらいの重さで、何回行えば一番効果が得られるのか?という疑問に答えてくれるのが生理学です。
扱う重さによって、どのようなエネルギーが使われるのかが変わります。またどのような効果をもたらすのかも変わります。
トレーニングの目的によって、生理学を知ることで同じトレーニング種目でも重さや回数を変えることで、より効果的なトレーニングを行うのに役にたちます。
スポーツ選手の指導には解剖生理学が必須
スポーツ選手をパフォーマンスアップさせるためには、ハイレベルな解剖生理学の知識が必要です。
なぜなら、その選手の競技の特性に合わせたトレーニング方法を行わないとパフォーマンスアップは望めないからです。
それと同時に、スポーツの動作をすることによる怪我の予防にも常に気を使わないといけません。
その競技に合わせたパワーの発揮をするためには、普段はどのようなトレーニングを、どの動きで、どのくらいの重さで行うのか?
また関節への負担を避けるためには、どのようなケアをすれば良いのか?
それらの疑問に最適な答えを出してくれるのが解剖生理学です。
スポーツ選手には、解剖生理学の知識をもとに的確な指導が必要になるわけです。
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解剖生理学を学んでトレーニングレベルを引き上げるためのスクール
解剖生理学の知識をもって数々のスポーツ選手のパフォーマンスアップに携わった実例をもとにしたカリキュラムを学べるのがDr.トレーニングスクールです。
代表を務める山口元紀氏は、アメリカの大学院を卒業しないと取得できないスポーツトレーナーの難関資格であるNATA-ATCを保有しています。
その実績をもとに海外のプロスポーツの現場でアスレティックトレーナーとして活動したり、メジャーリーグで選手のサポートをした経験があります。
レベルの高いスポーツ選手ほど、要求される解剖生理学の知識も高くなります。
Dr.トレーニングは海外のハイレベルな現場で培われた経験に裏付けされた、現場で活きる解剖生理学を学ぶことができるスクールです。
Dr.トレーニングに資料請求をすると、アメリカのトレーナー協会で発行された論文を読むことができます。
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・解剖学とは人体の構造を学ぶもの
・生理学とは人体の機能を学ぶもの
・スポーツ解剖学とはスポーツを指導する上で土台となる、人体の構造と動きを系統立てて学ぶ
・スポーツ生理学とはスポーツやトレーニングをより効果的に行うための身体の生理機能について学ぶ
・解剖学や生理学はスポーツ指導者やアスリートには必要不可欠な知識である
某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。