公認スポーツ栄養士になるには?スポーツ栄養学を学んで収入UP!

栄養士やスポーツトレーナーのキャリアパスとして、公認スポーツ栄養士の資格取得を視野に入れている人も多いでしょう。公認スポーツ栄養士に認定されると、仕事の幅がぐっと広がるメリットがあります。

そこで今回は、公認スポーツ栄養士になる方法や資格を取得するメリットなどを詳しく解説していきます。

公認スポーツ栄養士とはどんな資格?

公認スポーツ栄養士の資格取得にあたって、具体的にどのような資格なのかを把握しておくのが大切です。ここでは、公認スポーツ栄養士とはどのような資格であるのかをはじめ、公認スポーツ栄養士の資格を取るメリットやおもな勤務先などを見ていきましょう。

公認スポーツ栄養士はスポーツ栄養の専門家

公認スポーツ栄養士は公益社団法人日本栄養士会と公益財団法人日本スポーツ協会の共同認定資格です。公認スポーツ栄養士の資格を取得する事で、スポーツ栄養の専門家としてアスリートやチームを支えるスポーツ栄養の知識を持つ専門家として活躍する事ができます。

公益社団法人日本栄養士会によると、令和元年10月現在の認定者は374名となっています。公認スポーツ栄養士は現時点ではさほど多い人数ではありません。スポーツに対する関心の高まりや重要度がさらに増すと予想される事から、アスリートの食環境を整える仕事の性質上、今後さらにニーズが高まる資格の一つと考えられます。

公認スポーツ栄養士の資格を取るメリット

公認スポーツ栄養士の資格取得で、さまざまなメリットが得られます。公認スポーツ栄養士の資格は管理栄養士(国家資格)の免許取得が前提となる専門性が高い資格のため、勤務条件によっては収入アップが見込めます。

公認スポーツ栄養士の資格を取得した場合、将来的にはパーソナルトレーナーなどフリーランスとして独立する選択肢もあるでしょう。独立後は、アスリートなどを対象に講習会やセミナーを開催するなど、働き方がより柔軟で、かつ幅広くなります。

公認スポーツ栄養士のおもな勤務先は?

公認スポーツ栄養士として活躍できる場はたくさんあります。例えば、スポーツチームのアスリートに食生活のアドバイスをしたり、スポーツチームから委託を受けた給食会社で働いたりする仕事があります。

そのほかにも、スポーツ関連の研究・教育機関やアスリートを診察・治療する病院や診療所、保健所や市町村保健センターなど行政機関に勤務する選択肢もあります。公認スポーツ栄養士は資格取得に必要な管理栄養士の免許を活かした働き方ができるのも魅力の一つです。

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公認スポーツ栄養士ができる事とは?

公認スポーツ栄養士ができる業務内容には、さまざまなものがあります。公認スポーツ栄養士が取扱う業務内容を正しく理解して、職場選びの参考にしましょう。

高い専門性でアスリートをサポート

公認スポーツ栄養士はスポーツ栄養の専門家のとしてアスリートの栄養面をサポートするのがおもな業務です。スポーツチームのスタッフなどと連携して計画的にサポートします。

スポーツ栄養の知識を駆使したレシピ考案も業務の一つです。アスリートが試合などで最高のパフォーマンスをするためには、エビデンスに基づく継続的な栄養管理を通して日常の食環境を整えることが大切です。

アスリートを支える際の健康的な身体づくりはもちろん、ケガの予防もできるよう専門家としてアドバイスをしたり、レシピを作成したりするのは公認スポーツ栄養士の重要な役割です。

管理栄養士の知見を活かした食環境に関するアドバイス業務もあります。プロアスリートのほか、ジュニアアスリート・健康に関心の高い人などに講義やセミナー活動などを通して栄養指導をおこないます。

どんなアスリートも全面バックアップ!

公認スポーツ栄養士は対象とするスポーツを限定しません。スポーツアスリートであればどのような競技に携わっている人でもバックアップ・サポートの対象です。

なかにはパラスポーツ関連の業務に携わっている人もいます。プロアスリートのみならず、ジュニア・シニア・ハンディキャップを有する人など、栄養の観点から幅広いアスリートのサポートができるのが公認スポーツ栄養士の特徴となっています。

公認スポーツ栄養士になる方法

管理栄養士として獲得した知識をさらに活かして公認スポーツ栄養士の資格を取得するため、認定までの道のりは長くなります。ここでは、公認スポーツ栄養士になる方法を見ていきましょう。

申請資格を確認しよう

公認スポーツ栄養士になるためには、日本スポーツ栄養学会が認める養成講習会を受講する必要があります。この講習会の参加にあたって、管理栄養士(国家免許)の資格が欠かせません。栄養士(都道府県知事免許)の資格では受講できないので、この点はしっかりと確認しましょう。

講習会の参加には年齢制限もあり、公認スポーツ栄養士養成講習会を受講する年度の4月1日の時点で満22歳以上の者でなければ受講はできません。

さらに、スポーツ栄養指導の経験、もしくは今後その予定がある人で、日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた人でなければ、公認スポーツ栄養士には認定されません。

最低3年間の履修が必要

日本スポーツ協会と日本栄養士会が主催する養成講座を受講して検定に合格すると、公認スポーツ栄養士に認定されます。養成講座の申込みから公認スポーツ栄養士に認定されるまでには、最低3年間の履修が必要になります。

ファーストステップ(共通科目)として講習を150時間受けます。受講内容は「グッドコーチ(日本スポーツ協会公認スポーツ指導者)に求められる人間力」や「現場・環境に応じたコーチング」などで、その後、検定試験を受ける流れです。

次に進むセカンドステップ(専門科目)には、116.5時間以上の履修が必要です。これには40時間のインターンシップが含まれます。

ステップごとにある検定試験に合格しなければ次のステップに進めません。例えば、ファーストステップの検定に不合格の場合は1年後の検定まで再受験を待つのがルールです。
このほか受講申込みをから5年以内にすべてのカリキュラムを修了し、登録手続きを終える必要があります。

公認スポーツ栄養士になるためには、最低でも3年間の履修が必要である事をはじめ、5年以内にすべてのカリキュラムを修了する必要があるなど、期間も設定されています。そのため、公認スポーツ栄養士の資格取得に臨む際には、計画的な受講を心がける必要があります。

キャリアプランは要再検討

公認スポーツ栄養士は、働きながらでも受講できる資格です。しかし、取得までにはある程度の時間がかかります。キャリアプランを立て経験を積もうと取組んでいる人は、キャリアプランの再構築を求められるケースもあり、慎重に計画を立てる事が望まれます。

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まとめ

公認スポーツ栄養士は管理栄養士の免許を活かしているため、公認スポーツ栄養士を取得する事で、キャリアアップにつながるだけでなく収入アップも見込めます。ただし、取得までの道のりが長いのも事実です。自身のキャリアプランと照らし合わせて計画的に受講を進めると、資格を取得したあとの道は大きく広がる可能性もあります。

スポーツ栄養学の知識を持った公認スポーツ栄養士の需要は、今後ますます高まるといわれているため、有資格者として活躍する道もぜひ検討してみましょう。

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