トレーニング用語を初心者にもわかりやすく解説!

効果的なトレーニングをするための情報収集としてWebサイトや雑誌などを読んでいるときに、意味のわからない用語が出てきて困った事はないでしょうか。
あるいは、「パンプアップ」など「聞いた事はあるけど正確な意味がわからない……」という用語もあるでしょう。

この記事では、トレーニングなどでよく使用される用語を、初心者の人にもわかりやすくまとめました。ぜひ参考にしてください。

【トレーニング用語】ア行

・MRP(Meal Replacement Powder)
5大栄養素を含み、栄養バランスを考えて配合されたサプリメント。アスリートの身体作りやコンディション維持のほか、ダイエット目的でも利用されています。

・RM(Repetition Maximum)
RMは筋力トレーニングの負荷を表していて、往復できる最大回数の事を指します。例えば、ダンベル運動が10往復は可能だが、11往復はできないときには「10RM」となります。

・アナボリック
アミノ酸からたんぱく質を作る身体の働き。おもに筋肉など身体の組織が新しく合成される事をいいます。

・アミノ酸
たんぱく質の最小単位。人間を形作るたんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。たんぱく質は、筋肉・血液・骨・皮膚・爪などの主成分。

・アンダーグリップ
筋力トレーニングをする際のシャフトの握り方。「逆手」ともいいます。

・インスリン
血糖値を下げる作用のあるホルモン。血糖値を下げる際に、血液中の栄養を身体に行き渡らせる作用があります。糖尿病の患者さんが血糖値を下げる目的で使用される事でも有名です。

・インターバル
「間隔」を意味し、筋力トレーニングではセット間の小休憩の事を指します。

・ウエイトゲイナー
体重増加の目的で摂取されるサプリメントの事。

・ウエイトトレーニング
ダンベルやバーベルなどの重いものを使って、筋肉に負荷をかけるトレーニング。

・ウォームアップ
ケガの防止など、運動前に身体を最適な状態にする事を目的としておこなう運動のこと。準備運動。ウォーミングアップ。

・ウォームダウン
運動終了時におこなう運動。運動で使った筋力や器官を安静時の状態に戻して、機能の正常化を図ります。クールダウン。

・オーバートレーニング症候群
スポーツなどによって生じた疲労が回復されないまま、疲労が蓄積された状態でトレーニングをおこなう事により引き起こされる慢性的な疲労状態。

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【トレーニング用語】カ行

・カール
カールとは、腕などを巻き上げるトレーニング法の事。ダンベルカール・バーベルカール・ドラッグカールなど、筋力アップにつながるトレーニング方法。

・カタボリック
古くなったたんぱく質を分解して、アミノ酸に再利用する身体の働きの事。通常はカタボリックと、筋肉などを作るアナボリックが釣り合っています。しかし、栄養不足やトレーニングのし過ぎによってカタボリックの働きが強くなり、筋肉量の減少を招いてしまう事があります。

・クールダウン
ウォームダウンとほぼ同じ意味です。運動によって上がった体温、心拍数などを下げ、呼吸を整えます。

・クエン酸
レモンやグレープフルーツなどに多く含まれる有機酸。疲労感軽減などの効果が見られるとされています。

・グルコサミン
体内で合成されるアミノ糖の一種。関節の炎症を和らげる作用があるとされています。

・クレアチン
アミノ酸の一種。体内でエネルギーの生成をサポートしてくれるので、短時間で強度の高いトレーニングをおこなう際の効率アップに効果を発揮します。サプリメントで摂取可能。

・コラーゲン
皮膚や軟骨を構成するたんぱく質の一種で、身体を構成するたんぱく質全体の約30%を占めています。関節の痛みを和らげる作用があるといわれますが、効果は十分に証明されていません。

・コンドロイチン
コンドロイチンは、関節軟骨に多く含まれている成分。関節炎を和らげる効果があるといわれています。

・コンパウンドセット法
筋力トレーニングの手法の一つ。同じ部位を鍛える筋力トレーニングを、インターバルを設けずに2種類以上連続しておこないます。

・加圧トレーニング
太もものつけ根などを縛って血流を制限する事で、低負荷のトレーニングでも高負荷と同様の効果を得られるトレーニング方法。

・基礎代謝
眠っている間や、心臓などの臓器を動かすことで消費され、日常生活を送る際に使われる、必要最小限のエネルギー消費量の事です。

【トレーニング用語】サ行

・サーキットトレーニング
異なる種類や種目の運動を順番におこなうトレーニング方法の事。短時間で効果の高い運動が期待できます。

・サプリメント
ビタミンやミネラル・たんぱく質など、特定の成分を濃縮した錠剤やカプセルの事。医薬品ではなく健康食品に分類されています。

・ジャイアントセット法
4種類以上のトレーニング種目をインターバルなしでおこなうトレーニング方法。筋力トレーニング上級者向けのトレーニング法とされており、短時間で効率の良い筋力アップが期待できます。

・スタティックストレッチ
静的ストレッチ。筋肉を伸ばした状態で、反動をつけずに一定時間状態を維持する事。運動後のクールダウンや心身のリラックスに適しています。

・スタビライザー
スタビライザーは、トレーニング装置の一種です。深層筋(インナーマッスル)を正しく使用できているかどうかを目盛りでチェックする事ができます。

・ストレートセット法
同じ種目・同じ重量のトレーニングを、インターバルを入れながら複数回おこなうトレーニング方法。例えば、「スクワット10回×3セット」など。

・スロートレーニング
ゆっくりとした動きのトレーニングをする事で、負荷の大きいトレーニングと同様の効果が得られるトレーニング方法です。

・自重トレーニング
自分の体重を利用しておこなうトレーニング方法。腕立て伏せや懸垂(けんすい)など。

【トレーニング用語】タ行

・ダイナミックストレッチ
動きをともなう動的ストレッチの一種で、関節を回したり曲げ伸ばしたりしておこなうストレッチの事。筋温が上がるため、運動前のストレッチに適しています。

・チーティングフォーム
反動を利用して、通常よりも大きな負荷をかける事で、トレーニングの効果を高める手法。対義語は、反動を使わずに筋トレをおこなうストリクトフォーム。

・チンニング
懸垂(けんすい)の事。広背筋(背中の筋肉)や上腕二頭筋(腕の筋肉)を鍛える事ができます。

・ツイスト
身体をひねる運動の事。腹直筋や腹斜筋などお腹まわりの筋肉を鍛えるのに効果的です。

・トライセット法
同じ部位に対する3種類のトレーニングを、インターバルを置かずに実施するトレーニング方法。

・体脂肪率
体重に占める体脂肪の割合を示したもの。成人男性は20%、成人女性は30%が基準となります。アスリートは競技によって異なりますが、平均的に男性で5~16%、女性で6~20%と数値がかなり低くなります。

・代謝ストレス
グルコースやアミノ酸などの、細胞が生存・増殖するために必要な栄養素が、不足する事によって引き起こされるストレスの事。

・超回復
トレーニングによって疲労した筋肉が、十分な休息(48~72時間)により運動前よりも肥大化するとされる理論の事。

【トレーニング用語】ナ行

・ナローグリップ
ベンチプレスの手幅を狭くする事です。大胸筋と同時に上腕三頭筋を鍛えられます。

・ナロースタンス
トレーニングの際に足幅を狭くする事。ナロースタンススクワットでは、大腿四頭筋への負荷を強める事ができます。

・ネガティブレップス
自力では持ち上げられない高重量を、補助者のサポートなどを利用して持ち上げてから、下ろす動作のみを自力でおこなうトレーニング方法。軽めの重量を用いて、素早く持ち上げたあとに、なるべくゆっくり下ろす方法もあります。

【トレーニング用語】ハ行

・BCAA
BCAAとは、必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンの総称です。筋たんぱく質に多く含まれている事から、筋肉にとって重要なアミノ酸といわれています。

・BMI
肥満度を表す指標として用いられています。計算方法は、体重(kg)÷身長(m)の2乗。ただし、体脂肪率のチェックはできないため、BMIの数値が標準であっても、いわゆる「隠れ肥満」の可能性があります。

・PNFストレッチ
筋肉を伸ばす事で神経を刺激し、凝り固まった筋肉を緩めるストレッチ方法。もともとはリハビリを目的に考案されたもので、柔軟性と筋力アップの効果が注目されています。

・パーシャルレップス
可動域の一部だけを使って繰り返し動作をする事で、負荷を高めるトレーニング方法。

・ハムストリングス
太ももの裏側にある3つの筋肉の総称。「半膜様筋(はんまくようきん)」「半腱様筋(はんけんようけん)」「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」で構成されています。

・パンプアップ
筋力トレーニング後に、筋肉が大きくなる事。トレーニングによって筋肉中にたまった乳酸を薄めるために、血流により水分が送り込まれ筋線維が太くなる事により、一時的に筋力の容量が多くなります。

・ピラミッドセット法
トレーニングをおこなう際に、1セットあたりの回数や負荷を変更して行く方法。

・フリーウエイト
マシントレーニングとは異なり、ダンベルやバーベルなどを用いた、自由に軌道を作れるトレーニング。

・プロテイン
プロテインとはたんぱく質の事を意味しますが、トレーニングの場面では、たんぱく質を主成分とするサプリメントを指します。筋力アップやダイエットなどの目的で摂取されています。

・ペプチド
ペプチドとは、アミノ酸がくっついた状態のものを指します。人はたんぱく質を摂取したとき、体内でアミノ酸に分解しないと吸収できませんが、ペプチドの場合はそのまま吸収する事ができます。

・必須アミノ酸
たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できないアミノ酸9種類の事を、必須アミノ酸といいます。必須アミノ酸は、食品やサプリメントなどで摂取しないと補う事ができません。

【トレーニング用語】マ行

・マルチビタミン
マルチビタミンとは、複数の種類のビタミンを主原料とするサプリメントの事です。ミネラルなどのほかの成分が配合されているものもあります。

・マシントレーニング
マシントレーニングとは、フィットネスジムなどでのトレーニング専用の機械を使ったトレーニング方法の事です。初心者でも効果的なトレーニングが可能で、安全にトレーニングできるなどのメリットがあります。

【トレーニング用語】ヤ行

・有酸素運動
筋肉の収縮をおこなう際に、酸素を使う運動の事。水泳やジョギングなど、長時間で低程度から中程度の負荷をかけておこなう運動が一般的です。

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【トレーニング用語】ラ行

・リバースグリップ
シャフトを握る際に、片方の手をオーバーグリップ(上から握る)、もう片方の手をアンダーグリップ(下から握る)で握る方法。オルタネイトグリップともいいます。

・レイズ
レイズとは「上げる」「持ち上げる」という意味。持ち上げる運動の事を指します。

・レップス
レップスとは反復回数の事です。例えば「腕立て伏せ20レップ」などと表します。

・ローイング
ローイングとは、ボート競技の動きを再現するマシンの事です。肘を後ろに引く動きをする事ができ、全身を鍛えることができます。

【トレーニング用語】ワ行

・ワイドグリップ
ナローグリップとは反対に、シャフトを握る際に幅を広く取って握る事。広背筋を集中的に鍛える事ができます

・ワイドスタンス
ワイドスタンスとは、トレーニング時の足の幅を広く取る事です。大腿四頭筋と内転筋に強い負荷をかける事ができます。

まとめ

トレーニングの用語を正しく理解する事で、トレーニングの意味や得られる効果の理解を深める事ができます。結果としてトレーニングの効果を高めたり、効率をアップしたりする事にもつながるでしょう。

初心者にわかりやすいように、よく使われるトレーニング用語をまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。

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