鍼灸師 トレーナー向け資格

鍼灸師に向いている人とは?3つの性格と3つのスキルを紹介

鍼灸師は、身体の不調に悩む患者から症状を聞いて、鍼(はり)と灸(きゅう)を用いて痛みの緩和などのサポートをする職業です。

現在では、健康や美容が気になる人に対しても鍼灸師のニーズが高まっており、スポーツトレーナーや美容サロンで働く鍼灸師も増えています。
医療から健康や美容に至るまで幅広い知識と技術が求められる鍼灸師ですが、どのような人が向いているのでしょうか?

そこで今回は鍼灸師に向いている人の特徴について、性格と技術について紹介します。

鍼灸師とは?

鍼灸師は身体の不調に悩んでいる患者に対して、東洋医学の一つである鍼と灸を用いて施術し、ケアする東洋医学の専門的な職業です。

鍼灸の医療技術は金属の鍼で身体にあるいくつものツボを刺激して筋肉や神経をやわらげる鍼治療や、ツボにもぐさを置いて燃やし温熱の刺激でコリや疲れを取る灸治療によって、人が本来持っている自然治癒力を高めます。
薬や手術などがメインの西洋医学の治療方法とは異なり、患者の痛みの部位、それまでの経緯などを詳しく聞き、最適なツボを刺激します。

現在では医療の分野だけでなく、美容・スポーツ医学にも鍼灸の技術が応用されており、鍼灸師の国家資格を取得した美容鍼灸師やスポーツトレーナーとしても活躍しています。
今回は、医療・美容・スポーツなど幅広い業界で活躍している鍼灸師に向いている人の特徴を紹介します。

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鍼灸師に向いる3つの性格

思いやり

鍼灸師は小さな子供からお年寄りまで幅広い年齢の人と接する職業の一つです。
そのため、人と接することが苦手な性格の人や、日々進歩している医学の勉強を継続できない人には向いていないかもしれません。

ここでは鍼灸師に向いている3つの性格をそれぞれ紹介します。

コミュニケーション能力が高い

鍼灸師は患者とのカウンセリングやアドバイスなど、コミュニケーションをとることで最適な施術内容を決めます。
そのため問診で患者の症状・経緯・生活習慣など、さまざまな事柄を把握し、施術内容を患者に伝えるコミュニケーション能力が求められます。

患者の不安な気持ちを取り除き、安心して治療が受けられるように、優しい気配りや丁寧な言葉使いだけでなく、ユーモアなどがある雰囲気だと親しみやすさを感じてもらえます。
人と接することが好きで、良好な関係性を作れるコミュニケーション能力が高い人が向いています。

観察力がある

患者との会話だけでなく、顔色・姿勢・動き・声などの些細な変化を注意深く観察して、より詳しい施術方法を決定します。
鍼灸治療において重要なことは「患者がどんな症状に悩まされていて、どんな治療法を求めているか」を正確に見極めることです。
そのため患者とのコミュニケーションの中から最適な治療を施すための観察力が求められます。

ほかにも施術中の間違いやトラブルが起きないように、注意深く周囲を観察して気づくことも重要です。

学習意欲がある

医学は常に進歩し続けており、鍼灸師が活躍している環境も超高齢化の影響により日々変化しています。
特に介護・美容・スポーツなど、次々と新しい分野が生まれており、鍼灸師の需要は多くなっています。

そのため養成学校を卒業してからも、鍼灸や医学の勉強は欠かすことができず、日頃から鍼灸への関心を持ち新しい知識を吸収する意欲のある人が向いています。

美容鍼灸に求められること

近年、美容鍼灸に特化した治療院が女性から人気を集めており、一般的な鍼灸院でも施術が可能となってきています。
小顔やむくみに効くツボの勉強や、エステ・アロマなどの他の資格を取得してキャリアアップすることもできます。
女性の外見だけでなく、内面からもサポートすることに興味を持てる人にはとても向いている仕事だといえます。

スポーツ鍼灸に求められること

スポーツ界でも鍼灸師のニーズは高まっており、部活動の学生やプロスポーツ選手からも、トレーナーとしての鍼灸師は需要があります。
スポーツトレーナーとして活躍するためには、スポーツに関する知識や経験が求められます。

特にプロスポーツ選手のトレーナーとして活躍を目指す場合「アスレティックトレーナー」や「JATI-ATI」などのスポーツに関する資格があった方が、より選手の身体や気持ちに寄り添えるスポーツトレーナーになれるでしょう。

鍼灸師に求められる3つのスキル

信頼感

鍼灸師に向いる性格についてお分かりいただけたと思います。
患者のことをよく観察して、最適な施術ができるように日々勉強して高い技術や深い知識が鍼灸師には求められます。

次に鍼灸師として必要な3つのスキルについてそれぞれ紹介します。

手先が器用

鍼灸治療は、身体のツボに鍼を刺したり、灸を据える治療方法です。
そのためツボの位置を正確に捉えて、的確に施術できる手先の器用さが非常に重要です。

ほかにも実際の現場で鍼灸師として働き始めると、一日に何人もの患者を治療するため、集中力を維持する体力も求められます。
不器用で体力に自信のある人でないと、働き始めてから大変かもしれません。

清潔感がある

鍼灸師などの「人と接する仕事」は鍼灸の技術も重要ですが、清潔感も重要な要素の一つです。
服装や髪型などの身だしなみにも気を配り、清潔感のある印象を患者などに持ってもらえるように注意しましょう。

やはり寝癖や爪などの細かいところに気を配れないと、治療をして欲しくないと患者から思われ、悪い評判に繋がってしまうので気をつけましょう。

信頼感がある

こどもからお年寄りまで、幅広い年齢層の患者の気持ちを安心させて信頼関係を築くことは、鍼灸治療をするためには重要です。

特に独立して鍼灸治療院を開業する場合、鍼灸師自身の人柄の良さと鍼灸治療院の人気の高さは大きく関係します。
患者の信頼を勝ち取るためには黙って施術をするのではなく、症状や治療内容などの説明に時間をかけることで、患者と関わりを深められます。

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勉強3

鍼灸師に向いている人についてお分かりいただけましたか。

鍼灸師は人と接する仕事であるため、相手を思いやる優しい気持ちが非常に重要です。
これは、鍼灸師の活躍場所が鍼灸治療院から、介護・スポーツ・美容業界まで広がった今でも変わらない重要なことです。

鍼灸師になりたいけど、鍼灸の勉強についていけるか不安な人、あるいは不器用かもしれないと思い諦める必要はありません。
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