エアロビクスインストラクター養成講座注目5つの特徴比較
1980年代に広まったエアロビクスは現在も根強く愛好者が存在し、健康的な有酸素運動として人気を得ています。この記事ではエアロビクスインストラクターの仕事について紹介し、エアロビクスインストラクターを目指す方のための養成講座についてまとめました。
1)エアロビクスインストラクターとは?
仕事内容
エアロビスインストラクターの主な仕事は、ダンス音楽に合わせて行う有酸素運動であるエアロビクスを、初心者から経験者まで、それぞれのレベルに合わせて指導することです。生徒の経験や能力に合わせて、安全かつスムーズな運動ができるようにプログラムを立てて指導します。
エアロビインストラクターの就職先はフィットネスクラブやジム、トレーニングジム、スポーツジムがほとんどです。活躍されている方の中には他にヨガインストラクターなどを掛け持って、生徒に指導している方もいたり、パーソナルジムで活動している方もいます。
フリーインストラクターとして働く場合にはエアロビクス専門として、いくつもの場所を掛け持ちして教えていることが多いです。この仕事は生徒からの人気に左右されることが多く、人気講師はレッスン料も高くなりますが、逆に人気がない講師の場合には切られてしまうことも珍しくありません。最近では、高齢者向けの介護予防プログラムや、妊婦向けの「マタニティビクス」など、個別のニーズにきめ細かく対応する新しいプログラムも開発されています。
エアロビクスインストラクターには、理論に基づいて運動の効果と安全性が確保できるようなプログラムを構成し、指導する能力が求められます。また、エアロビクスをする老若男女を楽しませ、飽きさせず、無理なく続けさせる工夫が必要です。
収入はどんな感じ?3タイプの働き方の違い
収入は勤務形態や勤務先によって幅がありますが、参考までにエアロビクスインストラクターの収入の相場を紹介します。
(1)アルバイト
アルバイトの場合はほとんどが時給制となっており、エアロビクスのインストラクターとして働くよりもフィットネスクラブやスポーツジムでのお客様への個別の対応がメインとなっているようです。
(2)正社員
大手フィットネスクラブやスポーツジムで正社員として働く場合は月給20万円程度が相場なようです。正社員として働く場合は、年齢を重ねるごとに第一線からは離れ、管理側や育成側の仕事をするようになるのが一般的です。
(3)フリー・業務委託
複数のスポーツジムやフィットネスクラブのエアロビクス講座を掛け持って、フリーとして働くという選択肢もあります。その場合は1プログラムあたり3,000円~10,000万円程度が相場ですが、フリーのインストラクターの場合は人気によって収入が左右されるため、大人気のインストラクターになれば高収入も可能でしょう。
将来性はぶっちゃけ大丈夫?
もともとエアロビクスは安定した人気がありますが、現在は高齢化・ロハス・ダイエットブームなどの流れから健康志向は高まっており、将来性は期待できます。ただしこの分野は、ヨガやピラティスなどとの競合があることにも注目しておく必要があるでしょう。
キャリアアップの方向としては、インストラクターを養成・認定するエグザミナーの資格や、複数のインストラクターを統括・管理するディレクターの資格に挑戦する人もいます。また、エアロビクスと共通する要素が大きい水中エアロビクス(アクアビクス)のインストラクターを兼ねる人もいます。
社員として雇用される他にもフリーランスとしてクラブを渡り歩く働き方もあり、勤務形態を選べるところが魅力の一つです。道はかなり険しいですが、自らエアロビックスタジオを立ち上げることも不可能ではありません。そのためにも上位資格を狙うのもよいでしょう。
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2)エアロビクスインストラクターの資格3選
AFAA プライマリー フィットネス インストラクター・AFAAフィットネスダンス
プライマリーフィットネスインストラクター(PC)とフィットネスダンスエクササイズ認定(FDEC)は、Aerobics and Fitness Association of AMERICA(AFAA)の認定資格です。
世界79カ国以上で35万人以上が取得しているの世界標準の資格で、エアロビクスの資格としては最もグローバルなものと言えます。独学をしてから検定を受けることも可能ですが、AFAA認定インストラクターになるためには、AFAAのプログラムに従った養成コースに参加することが、検定合格への近道となっています。
全国にFITNESS ACADEMYという認定校があり、世界共通のスタンダード&ガイドラインに沿って、安全で効果的なフィットネスの理論と実践を指導しています。
JAFA グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)
GFIは日本フィットネス協会(JAFA)が認定するエアロビクスの指導を行うための基本となる資格です。GFIの資格の前身としてエアロビックダンスエクササイズインストラクター(ADI)という資格がありました。上級資格も用意されており、エグザミナー、ディレクターなどインストラクター養成に携わるための資格も取得可能となっています。こちらも独学をしてから認定試験を受けることもできますが、日本各地に認定校があり、認定校ではGFI取得のためのカリキュラムを履修することができます。
JAF認定 エアロビック指導員
日本エアロビック連盟(JAF)が認定するエアロビック普及を行う指導員や審判員の資格で、「JAF認定指導者資格」と「公認エアロビック指導者資格」の2つがあります。
3)注目のエアロビクスインストラクター養成講座5つ
ゴールドジム
AECエアロビクスインストラクター養成コースは世界的に有名なトレーニングジムである、ゴールドジムのエアロビクスインストラクター養成講座です。毎年定期的に受講生を募集しており、基礎的な内容はもちろん、時代に応じた最新の知識やスキルを学ぶことができます。また、コリオ作成能力を高めるため、自ら考える力を養う教育システムをとっていることも特徴の1つです。コース内容は基礎科3か月と応用科2か月があり、コース修了後もインストラクターとしての活動を支えるサポートもしており、フォロー体制もしっかりしています。
東急スポーツオアシス
日本全国に拠点のあるフィットネスクラブ東急スポーツオアシスにも、エアロビクスインストラクターの養成コースがあります。インストラクターとしての基礎だけでなく、社会に広く貢献する指導者の育成に力を入れていることが特徴の1つです。エアロビクスやフィットネスだけを学ぶというよりは、ビジネスマナー、敬語、立ち振る舞いなども学ぶことに盛り込まれています。
コース期間は4か月、130時間をかけて実技と理論を学びます。オアシスの内部講師、自社社員で養成コースを営んみ、卒業後はオアシスで通用しやすいカリキュラムになっています。養成コース修了後もフォローアップを受けることができ、その他にも対応可能な研修として、フォローアップ、スキルアップセミナーが設けられており、養成コース修了者はセミナーを割引価格で受講可能となっています。
また、JAFA認定校なので、ADI認定証の取得が可能となっており、カリキュラムにADI認定試験の対策、認定試験が含まれています。養成コース修了後にオアシスのオーディションがあることも大きな特徴でしょう。オーディションに合格すれば、東急スポーツオアシスのインストラクターとして登録し、レッスンを担当することができます。コース修了後にスムーズにインストラクターとして働けるシステムになっていると言えるでしょう。
アスリエエデュケーションアカデミー
アスリエエデュケーションアカデミーは、様々な環境で人々の健康づくりに貢献できる本物のインストラクターを育成することを設立ポリシーとしているインストラクター養成タジオです。そのため、知識や技術を習得するだけではなく接客スキル、各種センスアップ講座などが網羅されています。
またGFI認定校のため、JAFA(日本エアロビックフィットネス協会)の資格認定試験についても対策講座を行い受講希望者をフォローており、受験費用も受講料金に含まれています。成績優秀者はオーディション免除にてアスリエでレッスンを担当することができ、また、他社オーディション受講時も推薦書の発行など就職へのフォローも手厚くなっています。
コース期間中はアスリエ全店の利用が可能ですので、レッスン受講やトレーニングなどに活用することができます。講座は全12回で、ダンスエアロビクスとグループエクササイズの中心となるクラス指導の基本スキルを集中して習得できる内容となっています。
Luce(ルーチェ)
LUCEは小規模なインストラクター資格養成スクールながら、AFAA PC試験のライセンス取得を目的にカリキュラムを組み運営されています。大手インストラクタースクールとは違い、小規模スクールのメリットとして、各レッスンは受講生4名までの少人数で行う体制を取っており、レッスン生一人ひとりに合わせたマンツーマン指導と細やかな対応が特徴となっているため、質の高い指導が受けられます。
忙しい方の為の短期集中コースや、レッスン中のお子様の一時お預かり制度、遠方からの受講者でも安心してな住居パックなど、様々なオプションがあり、受講者の状況に合わせて通うことができます。そのため、老若男女幅広い世代の方、長野や名古屋など遠方からの方など、様々な方をサポートしてきた実績があります。
卒業後も、スキルの復習やフィットネスインストラクターになる為の、各スポーツクラブへの斡旋からオーディション対策など、全て無料でフォローしてくれる点も大きな魅力となっています。
八千代スタジオ
八千代スタジオは東京の中目黒にあるエアロビクススタジオです。オーナーの三矢八千代さんは世界的なフィットネスビデオに出演、日本初のエアロビクスインストラクターとして日本のフィットネス界をリードしている存在で、その独自のプログラムを直接学べることが最大の特徴と言えるでしょう。
また、三矢さん自身が一般社団法人バリアフリーフィットネス協会の理事を務めていることもあり、その認定資格であるエアロビクスフィットネスインストラクターおよび高齢者リズム運動指導者の資格取得が可能となっています。
4)うまくいく養成講座の選び方って?ポイント3つ
ポイント1:信頼できる指導者がいる
インストラクターは名乗ってしまえばなれてしまうという面があり、その実力は様々です。養成講座選びに失敗しないためには、その世界で一流、または、ある程度名前が知られている人を選ぶということも考えてみてはいかがでしょうか。
ポイント2:生活圏から近く通いやすい
通いやすいということは、講座内容をしっかりと身につけるために重要な部分です。料金面などもそうですが、通うためになるべく負担が少ないようにした方が学習に集中できます。
頑張っても途中で挫折してしまっては水の泡なので、最後まで無理せず通えるかどうかというのも講座選びの大切な基準です。
ポイント3:プロとしての意識を高められる環境
エアロビクスインストラクターは体系維持や立ち居振る舞いも重要になりますが、養成講座によってはそういった面の指導がない場合もあります。せっかく養成講座に通うのであれば、エアロビクスやフィットネスの知識やスキルだけでなく、インストラクターらしい体系、立ち居振る舞いへの意識を高めてくれる環境を選んだ方が、後々の財産になるでしょう。
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5)エアロビクスインストラクターに関するQ&A
【Q1】エアロビクスインストラクターになるためには資格が必要
エアロビクスインストラクターとして働くために資格は特に必要ありません。しかし、インストラクターは基本的に資格を持っているのが当たり前という現状があるため、ある程度信頼されている資格を取得しないと、オーディションなどの際に不利な場合が多いでしょう。
【Q2】今後どんなエアロビクスインストラクターが求められている?
現在はニーズの多様化と高齢化により、エアロビクスも様々な変化があります。妊婦向けのマタニティビクスやキッズ向けのエアロビクス講座もあります。しかし今後最も求められる可能性が高いのが高齢者の健康維持のための運動としてのエアロビクスでしょう。そのため、運動強度が低くお年寄でも楽しめる講座が人気となる傾向があります。いずれにせよ、幅広い年齢層の方に、その人に合ったプログラムを楽しく指導できる能力が必要とされます。
【Q3】エアロビクスインストラクターから他のフィットネス系の仕事に就くことはできる?
人によってはエアロビクスインストラクターをしながらヨガ講師やピラティスの講師をしていたり、エアロビクスと関連性の高いアクアビクスのインストラクターを兼任していたりと様々です。また、例としては少ないかもしれませんが、パーソナルトレーナーを目指す方が、自分の名前を覚えてもらうためにエアロビクスのグループレッスンを受け持つといった例もあります。
【Q4】エアロビクスインストラクターは何才までできる?
正社員としてインストラクターをしている場合は、第一線で活躍するのは30代までが一般的です。その後は管理側や育成側の仕事を任されることが多くなるでしょう。ただ、エアロビクスインストラクターは他のインストラクター業と比較して経験年数が長い方が多く、3割が21年以上の指導歴がある方となっています。自身の努力次第では体力が続く限り現場で活躍することも可能です。
ジムインストラクターとして実際に働くとなると、どんな目的でどんな環境で働くのかが大事になってきます。
あなた自身に最適な環境を選び、目的をしっかり持ってトレーナーとして活躍してください。