安治川正人のトレーニング法・ジャパニーズモンスターの身体の造り方
安治川正人氏は、ジャパニーズモンスターとも称されるほどの怪力を誇るボディビルダーです。
大会には出場しないもののBIG3(ベンチプレス・デッドリフト・スクワット)のトレーニングの際にはとてつもない重量を上げ、その記録を更新し続けている怪力を持つ一方で「まーくん」という愛称で親しまれ、パーソナルトレーナーやYoutuberとしても活躍するという多彩な一面を持っています。
今回は、そんな安治川正人氏のトレーニング法や人となりを紹介します。
安治川正人氏とは?
安治川正人氏はボディビルダーとして傑出した実力を持っていて、筋トレでいうBIG3(ベンチプレス・デッドリフト・スクワット)を高い負荷をかけながらこなす怪力を誇っています。その一方で「まーくん」という愛称で親しまれるYoutuberとしても活躍し、その活動は多岐に渡っています。ここでは、そんな安治川正人氏のトレーニング法や人となりを紹介します。
サッカー少年からベンチプレッサーへ
安治川正人氏が筋トレに興味を持つようになったのは、17歳の頃だったそうです。それまでは中学までずっとサッカーをしている少年でした。17歳で筋トレをはじめ、その後どんどん筋トレにのめりこんでいき、数年後にはアメリカゴールドジム・ベニスビーチへ筋肉留学するほどののめり込みぶりを見せています。帰国後も、ゴールドジムやキングジムなどでトレーニングを続け、今の体を作っていきました。
ベンチプレッサーとしての実績
安治川正人氏は公式大会に出場してはいません。では、実績がないのかというと、そんなことはありません。日々、彼の実績は更新され続けています。
・ベンチプレス262.5kg
・デッドリフト340kg
・インクラインダンベルプレス85kg×10回
・ダンベルショルダープレス70kg×22回
と高重量に挑戦し続けており、その実績は日々更新され続けています(いずれの記録も非公式)。このベンチプレス262.5kgとは、著名なトレーナー山本義徳氏の持つ260kgを更新したものです。この実績からも、国内でもトップクラスの実力を持っていることが分かると思います。
パーソナルトレーナー、そしてYoutuber
個人での記録更新に挑戦する一方で、トレーナーとしての実績も積み重ねています。2018年に奈良県御所市にパーソナルジム「monster Japan」を開設。ここを拠点に、パーソナルトレーナーとしてトレーニング法だけでなく、筋肉・食事指導・ダイエット法・サプリメントなどの講習も行っています。「monster Japan」での活動だけでなく、出張ジムやオンラインでの講習も行っており、幅広い人々へのトレーニングを行っています。
また、安治川氏はこうしたパーソナルジムでの活動と並行して、Youtuberとしても活動しています。 2017年に筋肉獣氏、HARU氏とLeague of Beasts(L.O.B)を結成し、動画配信を始めました。しかし、現在ではL.O.Bとしての活動はしておらず、単独で活動しています。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
高負荷で鍛える安治川正人氏の上半身トレーニング
ここからは安治川正人氏のトレーニングメニューを紹介していきます。安治川正人氏のトレーニングはYoutubeでも公開されているので、動画を見ながらやってみても良いかもしれません。安治川氏のトレーニングの特徴は、高負荷をかけながら、アイソレーション種目(※1)で追込みをかけるというスタイルです。そのため、どのトレーニングも高負荷なものとなっているので、実際に行うときは注意が必要です。
※1 アイソレーション種目:単関節運動のことで、一つの筋肉と関節だけを使う運動のこと
高重量で太い腕を作る
参考動画:腕トレ Arms workout
安治川正人氏のトレーニングでは、高重量で負荷をかけているという特徴があります。ここでのトレーニング内容は
・バーベルを上げ下ろしするバーベルカール50kg×20回3セット
・角度を調整できる椅子を使用して、ダンベルを上げ下げするインクラインカール14kg×15回3セット
・立ったままでダンベルを上げ下ろしするダンベルカール1~2セット目12kg×10回・3セット目10kg×10回
・マシンの前に立ち、ケーブルを引上げるケーブルカールと親指を上に向けながら持ち上げるケーブルハンマーカール50kg×15回・30kg×20回3セットずつ
・ベンチに横になってバーベルを上げ下げするライイングエクステンション45kg×30回3セット
・背中向きでの腕立てリバースプッシュアップ50kg×15回3セット
となっています。どれも高負荷をかけているのが特徴です。
高重量で丸い肩を作る
参考動画:肩トレ Shoulder workout
肩のトレーニングについては、高重量からスタートし、アイソレーション種目で追込みをかけるというスタイルになっています。トレーニングメニューは
・スミスマシンを使ってバーベルを上げ下げするスミスフロントプレスを160kg×10回を3セット
・ベンチに座ってダンベルを上に掲げて行うアーノルドプレス50kg×10回
・バーベルやダンベルを鎖骨まで引き上げるアップライトロウ130kg×10回
・ダンベルを前・横・中腰で上げ下げするダンベルサイド・フロント・リアレイズ(ジャイアントセット)10kg×20ずつを3セット
・ダンベルを横に持ち、肩甲骨を寄せながら引き上げるダンベルシュラッグを1~2セット目は30kg×20回、3~5セット目は30kg×10~15回
です。
安治川氏得意のベンチプレスで胸 を鍛える
参考動画:胸トレ Chest workout
胸のトレーニングでは、安治川正人氏が得意としているベンチプレスがメニューに入ってきます。
・ベンチプレス1セット目245kg×1回・2セット目220kg×3回・3セット目220kg×2回
・ベンチに背中を預け、ダンベルを掲げてから上げ下げするインクラインダンベルプレス73kg×10~15回2セット
・横になった状態でダンベルを真上に持ち上げ、そのまま外側に広げるダンベルフライ30kg×10回を3セット
このようなメニューです。これも、重量は200kg以上と高負荷になっているので、実際に行う際には、自分に合った負荷に調節することが必要です。
ドロップセットで背中を鍛える
参考動画:背中トレ Back workout
背中を鍛えるトレーニングの特徴は短時間で筋肉を追い込むドロップセットを入れていることです。ドロップセット法は、最初は負荷が重いものから始め、セットごとに負荷を軽くしていきます。インターバルを挟まずに反復運動を行うことによって、限界まで追い込むことが可能になります。ドロップセット法は、短期間で筋肉を追い込むということで人気な方法ですが、やり方を間違えると、怪我などのリスクがあります。実際に行う際は、注意してください。
トレーニングメニューは
・バーベルを床に近い位置から引き上げるベントオーバーロウ180kg×10回を2セット
・片手でダンベルを持ち、前傾姿勢で床に近い位置から片手でダンベルを上げ下げするワンハンドダンベルロウ80kg×10回を2セット
・トレーニングマシンのラットプルダウンによるトレーニング、これは80kg~60kg~40kg(ドロップセット)10回ずつ2セット、マシンロウによる80kg~60kg~40kg(ドロップセット)10回ずつ2セット
です。
安治川正人氏の下半身トレーニング
ここまで上半身のトレーニングを紹介してきましたが、今度は下半身のトレーニングを紹介していきます。下半身のトレーニングでも、上半身同様に負荷を高めた状態でのトレーニングがメニューの中心になっています。これも動画で公開されていますので、動画を参考にしながらやってみると良いかもしれません。しかし、負荷が高いので、実際に行う際には注意してください。
スミススクワット・レッグエクステンションで太腿を鍛える
参考動画:脚トレ Legs workout
参考動画:脚トレ
太腿のトレーニングで安治川氏が行っているのが、スミススクワットとレッグエクステンションです。スミススクワットは、スミスマシンを利用したスクワット、レッグエクステンションは、レッグエクステンションというマシンを使った種目です。どちらも大腿四頭筋を鍛えることが出来ます。トレーニング内容としては、
・スミススクワット170kg×20回を3セット
・レッグエクステンション50kg×20回を3セット
です。
カーフレイズで脹脛(ふくらはぎ)を鍛える
参考動画:脚トレ Legs workout
脹脛のトレーニングでは、カーフレイズをおこないます。カーフレイズはつま先立ちになり、踵(かかと)の上げ下げをする運動(スタンディングカーフレイズ)ですが、動画の中ではカーフレイズマシンを使って、行っています。カーフレイズはふくらはぎの筋肉である腓腹筋とヒラメ筋を鍛えることの出来るトレーニング法で、ヒラメ筋はジャンプ力の向上や疲れにくい体づくりなど、さまざまな効果をもたらしてくれる筋肉であり、トレーニングでも重要となっています。ここでは、
・カーフレイズ85kg×20回を3セット
です。
ブルガリアンスクワットで大腿四頭筋・ハムストリングス・大臀筋を鍛える
参考動画:脚トレ Legs workout
ブルガリアンスクワットは、片足を後ろに置いた椅子に乗せた状態で行うスクワットのことです。通常のスクワットと異なり、片脚で行うのでその分下半身の負荷を高めることが出来ます。ブルガリアンスクワットによって、大腿四頭筋・ハムストリングス・大臀筋を鍛えることが出来ます。トレーニング内容としては、
・ブルガリアンスクワット40kgを15回ずつ3セット
です。動画では、負荷を追加しているのが分かります。ブルガリアンスクワットは、負荷の高い運動ですが、さらに負荷をかけることで、効果を高めています。
安治川正人氏の活動内容
ここからは安治川正人氏の活動内容を紹介していきます。安治川氏は、パーソナルトレーナーとしての活動が主となっていますが、その一方で、Youtuberとしてトレーニング動画を配信するなど、トレーニングの啓蒙活動にも力を入れています。
Youtuberとしても活躍
安治川氏は奈良県御所市にパーソナルトレーニングジム「monster Japan」を開設し、パーソナルトレーナーとして活動していますが、それだけではありません。SNSで積極的に情報発信を行っており、Twitterのフォロワーは19,700人、Youtubeのチャンネル「MONSTER JAPAN Masato Ajikawa」は約2万人が登録し、動画によっては視聴回数は10万回を超えるものもあります。パーソナルトレーナーとしてだけでなく、SNSをも活用し、広くトレーニングを啓蒙しているのです。
monster Japanでオリジナルブランドを販売
安治川氏は自身が主宰するmonster Japanでオリジナルブランドを販売しています。販売しているのは、Tシャツやシェイカーなど、トレーニングに持っていく小物類です。Tシャツなどはどれもファッショナブルなもので、普段使いも出来るようになっています。安治川氏はYoutuberとして、SNSでは多くのフォロワーを有する人気を誇っていますので、こうした人気を背景とした商品を販売しています。
安治川正人氏の人となり
ここまで、トレーニング法などを紹介してきました。パーソナルトレーナーとしての活動だけでなく、Youtuberとしても活躍している多彩な面を持っていますが、どういう人なのでしょうか。ここからは安治川正人氏の人となりを紹介していきます。
トレーニング前はガリガリだった
今ではバルクモンスターの異名を持ち、刺青が印象深い安治川氏ですが、トレーニングを始める前は体が細く、体重が55kgしかありませんでした。今の姿からは想像もつきません。トレーニングを始め、過酷なトレーニングをこなすことで体を作っていき、現在の体になった訳です。今では筋肉が成長し、ベンチプレスで260kg以上を上げるほどの実力を誇るまでになっています。継続は力なりを体現しているといえるでしょう。
2020年に結婚 、生まれたベビーは巨大!?
パーソナルトレーニングジムを経営し、Youtuber活動を行っている安治川氏ですが、私生活では、2020年2月にかねてからお付合いをしていた女性と結婚を果たしました。同じ年の9月には男の子が誕生し、赤ちゃんの体重は3562gだったとのこと。大きなベイビーということで、将来が楽しみですね。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
まとめ
ここまで、安治川正人氏のトレーニング方法とその人となりを紹介してきました。安治川氏は、55kgというガリガリの体から、米国への筋肉留学を経て、ベンチプレスで260kgを上げるほどのボディビルダーへと成長してきました。こうした成長の背景には、日々の努力の積み重ねがあったことは言うまでもありません。紹介した安治川氏のトレーニングは、どれも高負荷のものであり、実際に行うのは難しいかもしれません。また、実際に行う際には注意が必要になってきます。それでも、日々積み重ねることによって、安治川氏のような体を作ることは可能だということを教えてくれています。
某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。