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アクアフィットネスのインストラクターの仕事スタイル【4つのポイント】

最近の流行りは24時間型のトレーニングジムなど、比較的小さな街中にあるジムだったりしますが、大きなジムでの強みはプールがあり、そこで運動ができることでしょう。中でも、アクアエクササイズは人気があります。ここではそのインストラクターの仕事について紹介します。

1)アクアフィットネスの仕組みと理論はどうなっている?

アクアフィットネスは、水中での運動の総称となります。プール=泳ぐというイメージがありますが、それらも含めて、水中での運動の総称と思って間違いないでしょう。アクアフィットネスとは、そして運動の効果をお伝えします。

アクアフィットネスって?

スイミングとエクササイズという具合に分けて考える人もいますが、どちらも水中での運動には違いはありません。ただ大きな違いは、エクササイズは水底に足をつけて運動することであり、スイミングは足をつけないで泳いでいることでしょう。

水中での運動はスイミングに代表されますが、水中では人体の脈拍は陸上に比べて少なくなる傾向にあり、同じ運動量でもカロリー消費が多いという研究結果があります。人体の不思議で、顔を水につけたると反射作用で脈拍は下がります。余談ですが、これはイルカやクジラなどの海生哺乳類などではもっと顕著に見られる働きで、脳や心臓に血液を集めて長い時間潜水するための機能です。

人間にも似たような機能があるのは人間も海生哺乳類への道を大昔に辿ったからだと考える人もいます。水中にいたせいで体毛がないとか水かきの名残があるとか、2足歩行で顔を水面に出していたせいで両手が使えるようになって生活力が上がり、足は支えるだけものをつかむ必要がなくなりました。また浮力のおかげで、脳の重量が増えて重い頭部を支えられるようになり、飛躍的に進化したという説を唱える人もいます。

水中で運動するメリットって?

人間が水中で運動すると、色々とメリットがあります。例えば先の脈拍の件もありますし、加圧式ほどではないですが水圧がかかることにより、血流が制限され毛細血管も増加します。抵抗の大きい水中で動くことで、常に身体に負荷がかかり、運動効果も高いです。足腰に障害があったり筋肉や関節に怪我があったりする場合も、浮力の関係で負担が減り、関節の可動域も広くなります。

筋肉には負担が増え、関節に優しい運動となり、理想的な運動環境と言えます。そんな利点に着目し、体系的に水中での運動が研究され、アクアフィットネスとしてさまざまなジムでエクササイズが行われています。そのインストラクターにはどうしたらなれるのか、その仕事内容やスタイルなども合わせて紹介します。

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2)アクアフィットネスを教える資格はどうやって取得するの?

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ここでは、資格の内容やインストラクターとはについてお伝えします。また資格団体の代表として、日本スイミングクラブ協会が挙げられますが、協会の発行する資格内容を見ていきましょう。

スイミングインストラクターを理解しよう

まずアクアフィットネスのうち、スイミングのインストラクターについては、やはり競泳選手だったり、長年水泳をしていた人がなるケースが多いです。日本スポーツ協会の資格や日本水泳連盟基礎水泳指導員資格や・公認水泳コーチ上級コーチ資格などを取る場合が多いですが、競泳選手として培った泳力がものをいう世界なので、一概に資格だけではやっていけないと言えます。

通常クラスで児童対象に4泳法を教えるのなら問題ないのですが、選手育成コースや選手コースなどを受け持つにはそれなりの泳力が必要になる世界のです。アクアフィットネスとしてのイメージでは、スイミングよりもアクアビクス水中ウォーキング水中ジョギングなどのイメージの方が強いです。

ただ行うプールの深さが運動によって違い、ウォーキングなどは腰かお腹あたりまでの深さの方がやりやすく、肩ぐらいの水位だと浮力で体が浮きすぎて歩きづらく、ストレスを感じたりします。水中エアロビなどでも、あまり深い場所ではバランスを崩して溺れそうになったり、水を飲んだりするので注意が必要だということです。

日本スイミングクラブ協会とは?

スイミングなどは日本水泳連盟指導者の育成トップスイマーの育成を行っております。しかし、水中エアロビなどについては、日本スイミングクラブ協会が主体となって指導者の育成資格審査を行っています。

水泳インストラクターの資格である、水泳教師水泳上級教師アクアダンス(アクアビクス・いわゆる水中エアロビクス)の指導資格では、さまざまな医療知識や生活習慣病などを予防するための知識が必要です。また指導者の資格には、メディカルアクアフィットネスインストラクター資格・水中運動全般の資格である、アクアフィットネスインストラクター資格上級インストラクター資格があります。

このアクアフィットネスインストラターは、さまざまな水中運動を行う上で必要な知識全般を網羅した資格となります。水中の力学的特性事故防止などの安全管理水中ウォーキングの指導水中ジョギングの指導ベビースイミングアクアダンス水中での筋力強化水中での有酸素運動の指導妊婦や高齢者障害者・児童などのそれぞれに合った対象別の安全指導を行い、カリキュラムの作成をします。資格の取得については、日本スイミングクラブ協会の講習を受けた上で試験に合格すると資格を取得できます。

3)アクアフィットネスインストラクターの待遇や仕事スタイルは?

アクアフィットネスインストラクターの給与や待遇は、他のスイミングコーチやフィットネスクラブのトレーナーやインストラクターとさほど変わりません。ただ、年齢とともに足腰に故障が出てきたりすることもあり、水中での運動は根強い人気がありますので、資格とスキルがあれば仕事には事欠きません

またプールがあるような大きなフィットネスクラブについては、比較的経営が安定しており全国的な規模の大手のクラブであることが多いので、安定した収入と待遇を得られやすいと考えられます。仕事スタイルは、朝から昼は高齢者などの水中エクササイズやウォーキングなどの指導を実施したり、ベビーやマタニティスイムの指導を行うことが多い時間帯です。

夕方はスイミングスクールに通う児童が多く来校する時間帯なので、この時間はスイミングスクール指導が多くなります。夜は社会人が多く来校し、スイムアクアダンスアクアビクスのクラスを指導することが多い時間帯となります。

ほぼ1日水に入っていたり、プールサイドで監視の仕事を行ったりとずっとプールにいることになります。

体毛や髪はかなり脱色されることでしょう。それだけ常にお客さんがいるのに、だいたいどこでも人手不足気味で運営されており、そこそこのスキルがあれば仕事がないということはありません。

4)アクアフィットネスインストラクターの将来性は?

泳ぐ男性

アクアフィットネスは関節に優しいエクササイズが多いので、高齢者向きのエクササイズだと言えます。現在未曾有の高齢者社会に突入しており、第一次ベビーブームの人たちが先ごろ引退しました。いわゆる団塊の世代が引退し、余生を楽しむ方法として、スポーツジムなどが脚光を浴びています。

また団塊の世代が平均寿命を迎える頃に、第二次ベビーブームである団塊ジュニアの世代が引退するという具合になり、ここまでは老齢化社会が続き、アクアフィットネスの需要は尽きないと思われます。

高齢化社会はそこまでで、そこから先は各世代の人数格差が減ってかなり安定した社会となるので、今アクアフィットネスインストラクターを目指す若い世代が引退する頃には高齢化社会は終わっていると思われます。少なくともそこまでは続くので、アクアフィットネスインストラクターにとっては仕事が途切れず、将来性があると考えられます。

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5)アクアフィットネスインストラクターに関するその他のQ&A

ここまでの記事で、アクアフィットネスの資格についての知識は深まったでしょうか。特に疑問点が多いものを追加してQ&A形式でお伝えします。チェックしてみてくださいね。

【Q1】アクアフィットネスインストラクターは泳げないとダメですか?

アクアフィットネスインストラクターは泳げなくても大丈夫ですが、泳げるに越したことはありません。上級インストラクターになると、泳法運動指導というような実習もありますので、やはりそこでは泳力はさほど問われないまでも、全く泳げないわけには行きません

やはり、水中運動の指導資格であるアクアフィットネスインストラクターを目指すなら泳げるようにはなって欲しいものです。

【Q2】アクアフィットネスインストラクターに国家資格はありますか?

アクアフィットネスインストラクター資格は、日本スイミングクラブ協会が出している民間資格で、国家資格はありません。ただ日本スイミングクラブ協会は、全国組織であり業界では有名ですし、資格は全国どこに行っても通用するものなので、公的な資格に準ずるような権威はあります。

【Q3】アクアフィットネスインストラクターが学生でもなれますか?

日本スイミングクラブ協会のアクアフィットネスインストラクターになれる条件は、結構で満18歳以上の人なら誰でも講習を受けてインストラクター資格を取れますので、学生にも取ることが可能です。運動指導のプロを目指しているなら、社会人になって務めてからでは時間が取れないので、学生の間に取るのが賢明でしょう。

アクアフィットネスインストラクターの資格を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。プール施設を利用するエクササイズなので、プールがないと始まりませんから、通常のエクササイズより施設が少なく集中度が高くなりがちになります。ただ、足腰や関節への負担を考えると運動メソッドとしては非常に優れているので、今後もますます施設も整備され、発展していくことが見込まれます。

<参考>
【日本スイミングクラブ協会】
【給料BANK】
【MIZUNO アクア】
【アクアフィットネス入門】

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