バレエには資格があるの?バレエ講師になるための3つの方法
現在バレエを習っている人の中には、バレエの講師になりたいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、どうしたらバレエの講師になれるのか、資格は必要なのかわからない人も多いと思います。そこで今回はバレエの講師になるための方法、資格の有無などを解説していきます。
1)バレエの指導に資格は必要ない
まず、日本でバレエの講師になって指導する際に、特別な資格は必要ありません。つまり、誰でもバレエの講師になれるというのが日本の現状です。とはいえ、バレエ未経験の人が指導するというのはやはり難しいので経験者に限られるでしょう。
しかし未経験者でも、指導するのは難しいですが、バレエ教室を経営することはできます。未経験者でバレエに携わりたい人はそちらの道を目指すのがいいと思います。
日本バレエ教育者協会の資格
バレエ講師になるために資格は必要ありませんが、バレエ講師として必要な知識と経験を身につけるための期間である日本バレエ教育者協会が2つの資格を発行しています。「日本バレエ教育者協会認定教師」と「バレエ教育指導士」です。どうしても何かしらの資格を取得したいのであればこの資格を取得することが望ましいでしょう。
フランスでは国家資格が必要
本場フランスでは、バレエは国家の芸術として文化庁の管轄であり、そんなバレエを教えるバレエ講師は国家資格が必要となりますので、フランスでバレエを教えたいという人は注意が必要です。ダンスクラシック、モダン、ジャズの3部門の中から一つを専門として選び、国家試験に合格しなければなりません。また、プロのダンサーとしての実績がなければ、養成学校に入ることすら難しいのが現実です。
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2)講師になるために知っておくべきこと
さて、いくらバレエの実績が豊富でコンクールへの出場経験、入賞経験等があったとしても、講師として優秀であるかは別問題です。バレエの知識、技術はもちろん必要ですが、講師として教えるのであればそれだけでは足りません。
講師として多くの生徒を持つためには、教養やマナー、人間性、そして指導力が欠かせません。また、バレエは特別な身体の使い方をすることから解剖学などの知識がなければ怪我を未然に防ぐことができなくなります。
3)バレエの講師になる方法は大きく分けて3つ
バレエの講師になる方法としては、大きく分けて「今教わっている先生の弟子になる」と「フィットネススタジオなどのオープンクラスの授業を受けもつ」、「自分で教室を開く」の3つの方法があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
タイプ1:今教わっている先生の弟子になる
日本で最もメジャーなバレエ講師のなり方が、今教わっている先生の弟子になってその教室、もしくは先生の運営する他の教室を任せてもらうという方法でしょう。
しかし、数いる生徒の中から選ばれなければなりませんし、もちろんバレエの技術や人間性などが先生に認められていなければ弟子にしてもらえるはずもありません。日頃の努力が大切になってきます。もし弟子になることができれば、バレエの技術はもちろん指導の仕方なども近くで学ぶことができるため講師への道はぐっと近くなります。
タイプ2:フィットネススタジオなどのオープンクラスの授業を受けもつ
求人情報などを見てみると、バレエのクラスを教えることができる人を探していることがあります。そういった求人に応募して採用されればクラスを持つことができます。しかし、時給制であることが多く、また週に何度もあるわけではないのでいくつかのクラスを掛け持ちしなければ生活することも厳しくなります。
タイプ3:自分で教室を開く
もう1つの方法は、自分で教室を開くという方法です。いきなり物件を契約して自分の教室を開くのはリスクがあるので、公共施設などを借りて様子を見ながらやるのがベターでしょう。
(1)まずは施設を借りて始める
まずは、バーや鏡のある文化施設や公民館の一室を借りて教室を開いてみましょう。そこで教えているうちに自分の中での技術や指導法に課題も見えてくると思います。そういった課題をクリアして行く中で生徒が増えてくればクラスを増やすことや、物件を契約して自分のスタジオを持つことを考えてもいいかもしれません。
(2)自分のスタジオを持つ
自分のスタジオを持てば、バレエを教えることだけを考えればいいというわけにはいかなくなります。スタジオを運営するために必要なこと(主にお金のこと)を考えていかなければなりません。バレエ以外のことをやる時間、考える時間は必然的に多くなります。と同時に、生徒さんのためにも自身のバレエの技術力や指導力も引き続きあげていかなければならないでしょう。
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4)バレエ講師養成スクールなどで知識を蓄える
通っているスクールの先生の弟子になれなかったという人や、スタジオを運営しているけれど指導力に自信がないという人はバレエ講師の養成スクールに通って見てもいいかもしれません。
例えば、バレエ界で有名な熊川哲也氏のメソッドをカリキュラムに取り入れた「K―BALLET SCHOOLのTeacher Training Course(T.T.C)」では、バレエの技術はもちろんのこと、バレエ用語や音楽、バレエ史から解剖学、心理学、栄養学とバレエの講師として必要なことを幅広く教えています。
こういったスクールで学ぶことで新たな気付きが多くあります。講師として指導の引き出しを増やしたい人はスクー利に通うことも視野に入れてみてください
5)バレエ講師に関するQ&A
【Q1】バレエの講師になるのに本当に資格は必要ない?
日本においてバレエの指導をするのに特別な資格は必要ありません。しかし、資格がないからこそスクールを選ぶ際に講師の経歴を見て選ぶ傾向にあります。バレエの経験はもちろん、コンクールの入賞歴などもあればいいでしょう。
また、前述したように資格が欲しいのであれば日本バレエ教育者協会の資格を取得しておくといいでしょう。
【Q2】バレエの経験がなくてもバレエの講師になれるの?
資格も経験も問われないので講師になれないことはありませんが、技術や知識がない講師が信用されることはありません。もし、未経験でバレエ講師になりたいのであればまずは実際にバレエの教室に通うことをお勧めします。
また、バレエの講師養成スクールに通うことで技術だけでなく指導方法や解剖学なども学ぶことができます。
【Q3】バレエをしていますが解剖学などは学んだことがありません・・今後勉強したほうがいいですか?
バレエの経験者であればどのようなことが怪我に繋がるのかは感覚的にわかっていると思います。しかし、感覚的にではなく論理的に理解しておく必要があります。今後講師として活躍したい気持ちがあるのであれば解剖学は学んでおきましょう。また、指導法や心理学も同時に学んでおくといいでしょう。
今回はバレエの講師に資格がいるのか、どのように講師になるのかについて解説してきました。バレエの講師になるには、「特別な資格は必要ない・今教わっている先生の弟子になるのが一番の近道・自信がなければ講師養成スクールなどで知識をと加えるのも手・求人情報にバレエ講師の求人もある・自分の教室を開く」ということです。
また、講師としてはバレエの技術や知識だけでなく、解剖学や心理学といったことも学んでおく必要があります。この記事を参考にバレエの講師への道を開けてください。
バレエインストラクターとして実際に働くとなると、どんな目的でどんな環境で働くのかが大事になってきます。
あなた自身に最適な環境を選び、目的をしっかり持ってインストラクターとして活躍してください。