カイロプラクティックの資格解説!整体師とは何が違うの?
カイロプラクティックはアメリカで確立された技術で、日本では整体院やマッサージサロン、他にはカイロプラクティック専門の治療院などが多数あります。
そんなカイロプラクティックですが、施術するうえで必要な資格はあるのでしょうか?
今回はカイロプラクティックの資格や、関連する知識・技術について紹介します!
1.カイロプラクターになるうえで必須資格は存在しない
2.日本と海外のカイロプラクティック資格事情
3.紛らわしくてわかんない!カイロプラクティックと整体師は取得する資格が違うの?
4.カイロプラクティックと一緒に勉強することの多い資格4選
5.カイロプラクティック関連の資格を取得した人の勤め先
6.カイロプラクティックに資格は必要ないが、知識と技術は必須!
カイロプラクターになるうえで必須資格は存在しない
いきなりですが、カイロプラクターになるための必須資格はありません。
カイロプラクティックは背骨にアプローチをする手技であり、科学的根拠に基づいた知識と技術が必要です。
それなのに必須資格が無くても良いのは、意外だと感じた方も多いのではないでしょうか?
カイロプラクティックの技術は国によって法整備が異なり、日本では資格取得が義務化されていないのです。
ただ、「法整備されていない=怪しい資格」ではありません。
カイロプラクティックの技術は予防医学の考え方が日本よりも進んでいるアメリカで確立され、科学的根拠に基づいた確かな技術です。
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日本と海外のカイロプラクティック資格事情
カイロプラクティックの技術は国によって法整備が異なると紹介しました。ここでは日本と海外で分けて、カイロプラクティックの資格事情を確認していきましょう。
・日本の場合
日本のカイロプラクティック資格は、まず国家資格がありません。
民間のスクールや学校で技術を学ぶのが大半であり、資格もスクールや団体が認定する民間資格であることが多いです。
・海外の場合
海外と言っても国によって異なりますが、多くの国ではカイロプラクターになるための教育・業務内容が法律で決まっています。
例えばアメリカの場合、大学で4〜6年間カイロプラクティックを学ばないと資格取得ができません。
また、大学での勉強以外にもカイロプラクティック独自の認可機関であるCCE(カイロプラクティック教育審議会)という団体から認可を受ける必要があります。
CCEはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニアと世界4つの地域にあります。
カイロプラクターは有資格者として登録機関に登録され、法規制の範囲内でカイロプラクティックの施術を行います。
ちなみにアメリカ・カナダ・フランス・イタリア・イギリス・ドイツ・日本の先進7ヵ国(=G7)において、カイロプラクティックの法規制がないのは残念ながら日本だけであり、日本は大きく遅れているのが現状です。
紛らわしくてわかんない!カイロプラクティックと整体師は取得する資格が違うの?
初めに紹介した国によっての資格事情の関係から、日本と海外では取得するべき資格も異なります。
日本の場合、法律上はカイロプラクター・整体師共に無資格でも構いません。知識と技術があれば無資格でも仕事として成り立つのが、日本の現状です。
ただ、知識と技術を習得する過程で資格取得をすることが多いため、実質は無資格で活動しているカイロプラクターや整体師はあまりいません。
カイロプラクティックと一緒に勉強することの多い資格4選
カイロプラクターになる人が、カイロプラクティックと一緒に勉強しているものが大きく4つあります。
これらの資格を通じて身体の知識も深まり、カイロプラクティックにも生きてくるのでぜひ参考にしてください!
柔道整復師
柔道整復師は、大学や専門学校で柔道整復師になるための勉強をし、試験に合格することで得られる国家資格です。
接骨院や整骨院を開業する際に柔道整復師の資格が必要であり、取得すると脱臼や骨折などの保険適用可能な外傷に対応することができます。
筋肉や骨の勉強などから、カイロプラクティックでも大きく役立つ資格です。
参考:
あん摩マッサージ指圧師
あん摩とは、なでる・押す・揉む・叩くなどの手技を使い、血流やリンパの流れを改善して自然治癒力を高める方法です。
あん摩マッサージの手技を行うことで筋肉の緊張がほぐれやすくなり、カイロプラクティックの手技が行いやすくなります。
資格取得のためには柔道整復師と同じで、大学や専門学校で必須科目を学びます。
参考:
はり師・きゅう師
はり師の仕事は、細いはりを患者の経穴(ツボ)に刺し、自然治癒力を高めて健康増進を行う手技です。
きゅう師はお灸を使い、はりと同じように患者のツボに置いて自然治癒力を高める方法です。
はり治療とお灸はとても相性が良く、勉強内容も共通する点が多いことから「鍼灸師」とまとめて呼ぶこともあります。
心身をリラックスさせて身体を緩めることができることが、カイロプラクティックの手技を行う際にも生きてきます。
資格取得の方法は「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」と同じなため、気になる方は大学や専門学校への進学を検討してみてください。
参考:
タイ古式マッサージ
今回紹介する4つの資格のうち、タイ古式マッサージは唯一、日本の国家資格ではありません。
ただ、タイ古式マッサージはブッタの主治医だったシヴァカ師が開祖と言われ、約2500年の歴史がある伝統的なマッサージです。
日本では国家資格でありませんが、タイ古式マッサージの本場タイでは2001年より、タイ方医事の一部門として国家資格に認定されました。
タイ古式マッサージの手技は、指圧とストレッチを用いて筋肉をほぐすものであり、頭痛、腰痛、肩こり、生理痛、冷え症、便秘、アレルギーなど、数十種類の症状に効果が期待できます。
日本では日本タイ古式マッサージ協会(JTTMA)が開催している「認定プロフェッショナルセラピスト講座」を修了することで、タイに留学せずタイ政府が公認する伝統医療協会発行の修了証を取得できます。
タイ古式マッサージの手技は筋肉をしっかりほぐすことができるため、カイロプラクティックにとても役立ちます。
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カイロプラクティック関連の資格を取得した人の勤め先
カイロプラクティックの資格取得をした方の多くが、カイロプラクターや施術家として活動しています。
勤め先としては接骨院や整骨院、鍼灸院やマッサージ・整体サロンなどがあります。
カイロプラクティックの実力に自信があり、集客できる見込みがあればいきなり独立開業する選択も良いでしょう。
カイロプラクティックに資格は必要ないが、知識と技術は必須!
カイロプラクティック・整体師共にに資格は必要ありませんが、施術をするためには知識と技術が絶対に必要です。
ただ無資格でも可能なのはあくまで法律上の話であり、実質は知識と技術を身に付けるために、ほとんどの方が資格を取得することになるでしょう。
カイロプラクティックや整体を仕事にするのであれば、確かな知識と技術を身に付けましょう!