コンディショニングトレーナーとは?仕事内容や年収、おすすめの資格をご紹介
一重にスポーツトレーナーと言っても複数の種類に分類され、各トレーナーの持つ業務内容はそれぞれ異なり、魅力がある仕事です。
今回の記事では、中でもコンディショニングトレーナーについて仕事内容や年収事情、おすすめの資格などを総合的にご紹介します。
ピンポイントでコンディショニングトレーナーを目指している方だけでなく、漠然とスポーツトレーナーを目指している方にとっても、職業の特徴を掴み自身がどの資格を取得すべきか検討できる内容になりますので、ぜひ参考にしてください。
コンディショニングトレーナーとは?
コンディショニングトレーナーとは
・どのような職業か
・どんな役割を担っているか
・なぜ昨今必要とされる職業なのか
について解説していきます。
コンディショニングトレーナーとは
スポーツ選手に対しては、試合や練習前後の体調管理やケガの予防、一般人に対しては、日常の体調管理を指導・調整する職業です。
具体的な業務内容は、硬くなった関節や筋肉の動かせる範囲を制限している部分を柔軟運動・指圧で柔らかくします。また、上手く使用されていない筋肉は、トレーニングで鍛えることで本来の機能を取り戻すなどの指導も行います。
どんな役割を担っているのか
スポーツの現場では、選手の体調を整える事で競技時に最大限の力を発揮出来るように体調を整えます。
つまり、選手がより良い状態で競技を行えるようにサポートする、選手のメンテナンスや練習プログラムの指導がコンディショニングトレーナーの大きな役割です。
なぜ必要とされる職業なのか
現代のスポーツ障害の多くが姿勢の乱れによるものです。またスポーツ障害だけではなく、一般の人の抱えている膝痛や腰痛も、日頃の姿勢の乱れから発生しているケースが大半です。こうした姿勢の乱れが原因で、収縮性のない筋肉や劣化した筋肉が大きくなってしまいます。
バランスが乱れた状態でスポーツを続けると、自身の体は違和感や痛みを覚えます。
そうした乱れに対して、トレーニングは劣化した筋肉を強い筋肉に戻し、整体の技術は収縮性のない筋肉や関節を伸ばし動きやすくします。
したがって、怪我の予防や日常生活に支障のない身体を作り、繰り返しの疲労で痛み伴う症状を改善するため、コンディショニングトレーナーは日常生活においても欠かせない存在です。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
コンディショニングトレーナーの仕事内容とは?
コンディショニングトレーナーの仕事内容は、スポーツ選手や一般のお客様に対して、柔軟運動や身体のケアを通じてパフォーマンスの向上や健康維持をサポートすることです。
スポーツ選手に対しては、練習前のウォーミングアップや練習後のリカバリーのためのストレッチやトレーニングを指導し、疲労回復や怪我の予防を図ります。特にプロアスリートを指導する場合、試合やトレーニングに向けた身体の調整や長期的な目標に合わせたトレーニングプランを作成し、効果を検証しながらプログラムの改善や調整を行います。
さらに、コンディショニングトレーナーは単なるトレーニング指導に留まらず、メンタルケアやリラクゼーション技術を取り入れることもあります。スポーツ選手がストレスなくトレーニングに臨めるように、心身のバランスを整えるサポートを提供し、総合的なパフォーマンス向上を支えます。
一方で一般のお客様に対する指導内容は、姿勢改善や筋力低下による腰痛や膝痛の予防と改善を目的としたトレーニングです。特に日常的に運動を行っている方には、筋力トレーニングやストレッチを用いて、関節や筋肉の柔軟性を高め、怪我のリスクを減らすサポートを行います。
コンディショニングトレーナーの勤務先と年収とは?
続いて、コンディショニングトレーナーの勤務先と年収について解説します。
勤務先
コンディショニングトレーナーの勤務先は、スポーツジムやフィットネスクラブだけに留まらず、スポーツ選手個人やチーム・団体と専属契約を結んで働くことも一般的です。
勤務形態としては、正社員や契約社員として安定した雇用形態で働くケースから、フリーランスとして個別に業務を請け負うなど、多様な働き方があります。
フリーランスのトレーナーは、特定のチームや選手に対してトレーニング指導を行うこともあれば、複数のお客様と契約してさまざまな現場で指導に携わることも多いです。
年収
コンディショニングトレーナーの年収は、勤務先や実績によって大きく異なり、一般的には600万円から1,000万円ほどが目安とされています。収入に影響する要素には、所属する団体や契約形態、担当するお客様のレベルなどがあり、年収が大きく変動することも少なくありません。
より高い収入を目指すためには、専門的な知識や技術を磨くだけでなく、お客様との信頼関係を構築するためのコミュニケーション力や、柔軟に対応できる応用力も重要です。
また、フリーランスのコンディショニングトレーナーの場合、お客様の数や契約内容に応じて収入が大きく変わるため、自らのビジネススキルやマーケティング力を高めることが年収アップにつながる鍵になります。
他にも、資格取得や特定分野での実績を積むことで、より高単価の契約を得ることも可能です。
コンディショニングトレーナーに向いている人とは?
コンディショニングトレーナーに向いている人の特徴を紹介します。具体的には、
1.コミュニケーション能力がある人
2.健康や運動に興味がある人
3.スポーツ経験がある人
4.向上心がある人
以上の4つに当てはまる人がコンディショニングトレーナーに向いています。本項では、4つについて以下で詳しく解説します。
コミュニケーション能力がある人
コミュニケーション能力がある人は、コンディショニングトレーナーに向いています。スポーツ選手やお客様との積極的な対話を通じて、心身のサポートを行うことが求められるからです。
お客様の話をしっかり聞くことはもちろん、表情や態度、雰囲気からも体調やメンタルの状態を察知し、適切なトレーニングやケアを提供することがコンディショニングトレーナーとして重要です。
スポーツ選手にとって、健康を維持しながらコンディションを整えることはパフォーマンス向上に直結するため、トレーナーとの信頼関係が大きく影響します。
積極的にコミュニケーションを取ることで選手からの信頼が厚くなり、トレーナーとしての評価も向上するでしょう。
健康や運動に興味がある人
コンディショニングトレーナーは、スポーツや健康、運動に興味がある人にぴったりの職業です。
スポーツ選手への指導やフィットネスジムなどの現場で、お客様の体調やフィジカルコンディションを総合的に管理し、最適なトレーニングプログラムを設計する役割をコンディショニングトレーナーは担っています。
そのため、スポーツ医学や生理学、栄養学といった幅広い知識が必要不可欠です。健康や運動に対する興味が深ければ、新しい知識を常にアップデートし、楽しみながらスキルを磨き続けることができるでしょう。
スポーツ経験がある人
スポーツ経験がある人も、コンディショニングトレーナーに向いています。自身が積んできたスポーツ経験や知識を活かして、選手のコンディショニングをサポートすることができるためです。
実際にスポーツを経験していることで、選手の体調やメンタルの変化にも敏感になり、適切なトレーニングやケアの指導が行いやすくなります。時には、選手のパフォーマンスや技術向上のサポートをすることもあるため、スポーツに関する正確な知識や技術を持っていることが求められます。
スポーツ経験があることで、より具体的で的確な指導やアドバイスができるでしょう。
また、スポーツに対する情熱や理解が深いと、新しいトレーニング方法やアプローチにも柔軟に対応し、お客様の目標達成をより効果的にサポートできるでしょう。
向上心がある人
向上心を持って常に成長を目指せることも、コンディショニングトレーナーに必要な素質です。
コンディショニングを行うためには、トレーニング理論や人体の構造、フィジカルケアに関する知識が重要です。そのため、自ら積極的に勉強を続け、新しい知識を活かしてトレーニングの指導を行うことが、より効果的なサポートにつながります。
スポーツのトレーニング理論は日々進化しているため、常に最新の理論を学び、アスリートに最適なトレーニングを提供できる応用力が求められます。
加えて、単に理論を学ぶだけでなく、実際の現場での経験を積み重ねることも重要です。実際にアスリートやクライアントと向き合い、さまざまな状況に対応することで、応用力や柔軟性が身につきます。
また、継続的な学習と経験を通じて得られる洞察力が、クライアントの信頼をさらに高める要素となり、トレーナーとしてのキャリアに大きな影響を与えるでしょう。
コンディショニングトレーナーと他のトレーナーの違いとは?
スポーツトレーナーの種類を4つご紹介し、コンディショニングトレーナーとの違いを比較し解説していきます。
具体的に取り上げるトレーナーは以下の4種です。
・アスレティックトレーナー
・パーソナルトレーナー
・ストレングストレーナー
・メディカルトレーナー
アスレティックトレーナー
アスレティックトレーナーは、さまざまな競技で怪我をした選手に、応急処置やアフターケアを行う職業です。
競技中の怪我は今後の選手生命を左右する上、瞬時の判断と適切な処置が重要です。応急処置を施した後は、本格的な治療を行うスポーツドクターとうまく連携し、選手の治療やケアを行います。
また、怪我を事前に防ぐコンディショニングトレーナーとは違い、怪我や負傷した時に適切な処置をするのがアスレティックトレーナーになります。
資格を取るには、まず柔道整復師・鍼師・灸師・理学療法士などの国家資格を取った後、もしくは養成講習会や指定の専門学校等を終了した後に、日本スポーツ協会アスレティックトレーナーJSPO-ATに合格すれば取得できます。
パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーは、1人の選手にマンツーマン指導を行い、練習メニューの管理や食事の管理・精神面での管理などあらゆる面で総合的にサポートします。
業務を通じて、基本的に1人のお客様に長期間向き合うため、担当する選手との信頼関係を構築する事が重要です。
専門分野により変動しますが、プロ競技団体の選手を担当する事が出来るのは一握りのトレーナーだけです。知識だけではなく、実務経験や実績が重要視される職種でもあります。
コンディショニングトレーナーとの違いは、1人の選手を徹底的に管理・指導・サポートする点です。
ストレングストレーナー
ストレングストレーナーは、名前が示す通り「強さ」に特化したトレーニングを指導する役割を持つトレーナーです。特に筋力トレーニングを中心に、アスリートが競技で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、筋力の強化をサポートします。
競技ごとに筋肉の使い方は変わってくるため、アスリート一人ひとりの状況に合わせた適切なトレーニングプログラムを提供したり、食事指導を通じて、アスリートの体を最適な状態に導きます。
ストレングスコーチは筋力向上に特化しているのに対し、コンディショニングトレーナーの役割はより広範なフィジカル面のサポートです。具体的には、スポーツ選手の全体的な体調管理や疲労回復、柔軟性向上など、アスリートの身体全体をトータルでケアします。
メディカルトレーナー
メディカルトレーナーの主な勤務先は、整形外科などの医療関連機関であり、高齢者や怪我人の運動能力をケアし、回復する事が業務内容となります。
他のトレーナーと業務内容が類似している点もありますが、基本的にスポーツ現場が主なトレーナーとは違い、医療関連機関で業務する事がメインとなる点が特徴です。
少子高齢者社会が続く近年では、高齢者に対する身体の機能低下を予防し、日々の生活を楽しんで過ごせる手伝いを行う業務も増加しているので、今後は更に需要が高まっていくでしょう。
コンディショニングトレーナーの求人と需要とは?
前項では、コンディショニングトレーナーと他のトレーナーの違いについて解説してきました。
コンディショニングトレーナーの特徴を掴んでいただいたところで、同職種の求人や需要はどの程度あるのか、解説していきます。
海外ではコンディショニングトレーナーの需要が増えている
スポーツ大国のアメリカでは、野球・バスケットボール・アメフトといった競技はもちろん、学校や更には地域活動の競技現場にも専属のトレーナーが存在します。
また、プロスポーツだけでなく少年野球や少年サッカーなどのクラブにも専属のトレーナーが存在しています。
この通り、大人から子供まで、プロからアマチュアまで関係なくコンディショニングトレーナーを求める声が高まっていることから、トレーナーの社会的な地位・需要は向上傾向にある点が見受けられます。
また、こうした需要の増加に伴い、病院施設や企業・高齢者施設などのトレーニングの場ではなかった場所でも、コンディショニングトレーナーの需要は向上しています。
専属契約について
事実、国内のコンディショニングトレーナーとしての就職先は多いとは言えません。プロ競技団体でも人数制限があり契約するのは困難な上、専属契約の公募も多くないのが現状です。求人に空きが出来ても、大半が知人などの人脈によって補充されてしまいます。
運良く公募が行われた場合でも競争率の激しい職種で、経験豊富で有望な人材の応募が殺到するため、経験が浅い若い人が入り込む余地は少ないのが現状です。
募集している場所・施設は、スポーツジムやフィットネスクラブ、整骨院などが中心です。そのため一般人を対象とした活動が主体で、プロの競技団体と専属契約を結べるのは一握りの人材です。
人脈の重要性
先述の通り、公募の枠で厳しい争いが繰り広げられているものの、現にスポーツ団体や選手はより優れたコンディショニングトレーナーを求めています。
トレーナーとして独り立ちする、もしくはお客様に選んでもらうためには、多くの指導経験を積むだけでなく、新たな理論や持論を学び、実践の場でお客様に提供することで結果を出す必要があります。
実際に勤務先から派遣された場合、競技団体のサポートや指導を任された際に好成績とお客様からの信頼を積み重ねることで、コンディショニングトレーナーとしての評価も高まります。
その際、実践の機会を得るためには人脈を持っていることも重要です。
実は、コンディショニングトレーナーの募集は大半が口コミや知人の紹介によるものですので、普段から同僚や責任者との人間関係を構築する事が重要です。
コンディショニングトレーナーになるには?
続いて、コンディショニングトレーナーになるためにはどのようなスキルが必要なのか、また資格を取得する必要があるのかについて解説します。
コンディショニングトレーナーに必要なスキル
コンディショニングトレーナーとして活躍するためには、スポーツ医学や生理学、栄養学といった幅広い知識を習得することが不可欠です
さらに、トレーニングプログラムを設計する際には、お客様の身体状況を的確に分析し、最適なプランを作成する能力が求められます。また、けがや故障を予防するためには、観察力と状況を読み解く分析力が大切です。
具体的には、筋力トレーニング、ストレッチ、マッサージといった技術も含め、様々な手法を駆使して、お客様の身体状態に合わせた指導を行うスキルが必要です。
さらに、スポーツに関する競技特性や、特定のけがのリスクについての知識があれば、より的確なトレーニングを提供できます。
コンディショニングトレーナーに資格は必要?
コンディショニングトレーナーとして働くために、必ずしも資格が必要なわけではありません。
しかし、専門性の高い資格を取得することで自分のスキルや知識を証明でき、信頼性が高まります。また、就職や転職活動でも資格は大きなアドバンテージとなり、幅広い分野で活躍できる可能性が広がります。
資格の取得を通して新しい知識やスキルを磨き、コンディショニングトレーナーとしての実力を向上させることが、今後のキャリアアップに繋がります。
コンディショニングトレーナーにおすすめの資格とは?
コンディショニングトレーナーにおすすめの資格の、
1.理学療法士
2.健康運動指導士
3.NSCA-CSCS
4.日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
以上の4つについて、以下で詳しく解説します。
理学療法士
理学療法士は、怪我や病気などによって身体に障害を抱える人に対して、物理療法やリハビリテーションを通じて支援を行う専門職の国家資格です。
医師の指示のもと、運動療法やマッサージ、電気刺激などを駆使して、歩行や立ち座りといった日常生活動作の回復や維持を目指します。病院や介護福祉施設での活躍はもちろん、近年ではスポーツ業界でもそのニーズが増加しており、注目されている資格です。
理学療法士の資格を取得するためには、文部科学大臣が認定する大学や専門学校で、理学療法に関する必要なカリキュラムを修了し、その後国家試験に合格することが必要です。
理学療法士の資格を持つことで、高い専門知識と信頼性を持つ専門職としての評価を得ることができ、キャリアの幅も広がるでしょう。
健康運動指導士
健康運動指導士は、「財団法人健康・体力づくり事業財団」が認定している民間資格で、お客様一人ひとりの要望に合わせて、効果的かつ安全に実践できるトレーニングメニューを考案し、指導することを目的とした資格です。
この資格を取得すると、トレーナーとしての知識と技術をもとに、健康維持や運動指導を行うことができ、個々のお客様に最適なアプローチを提供することができます。
また、健康運動指導士は取得することでお客様との信頼関係が築きやすくなり、より質の高いサポートを提供できるのが特徴です。トレーナーとしてキャリアを向上させたい方にとって、健康運動指導士はおすすめの資格です。
資格を取得するには、認定試験を受けるための条件を満たし、指定の講習会を受講するか、養成機関での学習が必要です。運動生理学、生活習慣病の知識、栄養学といった幅広い分野を学び、試験に合格することで資格が取得できます。
NSCA-CSCS
NSCA-CSCSは、アメリカに本部を置くNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定するパーソナルトレーナー資格です。
NSCA-CSCSを取得することでスポーツ障害の予防やパフォーマンス向上を目指したトレーニングの計画、栄養指導など、スポーツ選手を対象にした高度な指導スキルを身に付けることができます。
資格試験を受けるためには、4年制大学の卒業または卒業見込みであること、NSCAジャパンの会員であることなどが条件として設定されていますので、資格取得を目指す場合は事前に要件をクリアしているか確認しましょう。
資格を取得すると、健康維持やダイエットに関する基本的な知識を超え、より高度で専門的なトレーニング技術や知識を有していることを証明することができます。アスリート向けの専門スキルを磨き、トップレベルで活躍したい方にとって、取得しておきたい資格です。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)は、「公益財団法人日本スポーツ協会」が認定する民間資格です。JSPO-ATを取得することで、スポーツにおける障害や外傷の予防、コンディショニング、さらには救急対応に至るまで、幅広い業務を担当できるスキルを証明できます。
JSPO-ATの取得者は主に、選手の安全と健康を確保しながら、競技パフォーマンスの向上や回復をサポートする役割を担います。フィジカル面のサポートも含めたトータルケアを提供する点で、ボディメイクを主な目的とするトレーナーの指導とは異なります。
資格を取得するためには、日本スポーツ協会が実施する養成講習会を受講した後に検定試験に合格することが必要です。また、日本スポーツ協会が認定する大学院・大学・専門学校でのカリキュラムを修了することで、養成講習会と検定試験の一部または全てが免除される免除適応コースも設置されています。
コンディショニングトレーナーに関するQ&A
コンディショニングトレーナーの内容やその種類、また求人情報についてもお伝えをしました。
更に本項では、上記では触れなかった多くの人が気になる質問についてお伝えさせて頂きます。
【Q1】主な勤務先は?
主な勤務先として、アスレティックリハビリセンター・スポーツ施設・スポーツ専門医療機関・トレーナー派遣企業・トレーニングジム・フィットネスクラブ・企業のスポーツチーム・健康増進施設などになります。
【Q2】勤務体系、年収について教えて下さい。
各種スポーツ選手のトレーニングコーチとしてフィットネスクラブなどのスポーツ施設に所属し、トレーニングの指導などを行なう為、施設の定休日により変動しますが、日・祝の仕事も多いです。
【Q3】コンディショニングトレーナーの業務内容を教えて下さい。
各種体力向上、練習前の柔軟運動や練習後の身体のケアや、ケアの仕方の指導などを行います。
長期間の練習プログラムを責任者と打合せし、プログラムの作成や指導を行います。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。
まとめ
コンディショニングトレーナーは、スポーツの場面だけではなく、日常生活を健康に過ごすためにも今後注目される業種です。
怪我の予防、日常生活に支障のない身体作りのためや、繰り返しの疲労による痛み伴う症状を改善するため、コンディショニングトレーナーは日々必要とされています。
病院関連・企業・高齢者施設等でも、雇用が今後増加していく傾向にあり、コンディショニングトレーナーが活躍できる場所は広がっています。
トレーナーエージェンシーではパーソナルトレーナーの認定資格であるNSCAの完全攻略ガイドをお配りしていますので、ぜひダウンロードしてください!
<参考文献>
日本健康医療専門学校