パーソナルトレーナーの資格3種!取得の為の心構えとは?
トレーナーには、フィットネス系やメディカル系、アスレティックトレーナーなどいくつかの種類が存在します。今回はその中でも、人気のあるパーソナルトレーナの仕事内容やおすすめの資格、その取得方法について詳しく解説していきます。
1)パーソナルトレーナーとは
パーソナルトレーナーとは、契約したクライアント(お客様)に対してカウンセリングから運動指導、食事指導などを行いクライアントのご要望に沿った身体づくりを1対1(1対複数の場合もある)でサポートをする専門家です。
クライアントの層は、一般の方やプロのスポーツ選手など幅広く人気です。
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・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
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2)パーソナルトレーナーに資格は必要?
パーソナルトレーナーになるためには基本的に資格が必要になります。就職先が独立しているジムや民間のフィットネスクラブ、大手ジムでもやはり専門的な知識が必要となるため大学や専門学校で学習される方が多いです。
3)パーソナルトレーナーおすすめ資格3選!
パーソナルトレーナーとして活動する方法はいくつかあります。例えば、フィットネスクラブでの活動や個人経営のジムでの活動、個人的な活動等です。活動する団体によって必要な資格も違ってきます。そこで代表的なおすすめの資格を3つご紹介していきます。
JATI‐ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)
(1)JATI‐ATIとは?
JATI‐ATI(Japan Assosiation of Training Instructors‐Accredited Training Instructor)とは、トレーニング指導者と言われる基礎資格です。
スポーツ選手や一般人を対象に目的に応じて適切なトレーニングプログラムを指導・作成するために必要な知識を習得している方に与えられます。資格認定の有効期間は5年間あり、5年ごとに更新手続きが必要です。
(2)取得方法
JATI認定トレーニング指導者資格を取得するためには、大きく分けて3つの条件をクリアしなければなりません。まず1つ目は、JATIに入会して個人正会員であることです。
2つ目は、養成講習会の受講または個人の学習課題を提出をすることです。どちらにも共通して一般科目と専門科目が存在します。この2つの科目を学習した上で認定試験の受験資格が与えられます。
最後の3つ目は、その認定試験に合格することです。一般科目と専門科目それぞれ受験し両科目とも合格しなければなりません。これらの条件を満たすことでJATI認定トレーニング指導者資格を取得することができます。
(3)料金や資格取得までの期間
上記で説明したようにまずは年会費を支払いJATIに入会しなければなりません。
養成講習会は8月に実施され、一般科目と専門科目それぞれ2日間ずつあります。
受講料は一般科目と専門科目があります。
認定試験は10月に1回、11月~2月に1回、3月に1回と年に3回機会があります。
受験料は筆記試験・実技試験がかかります。
認定試験合格後、資格が授与されます。資格認定の有効期間は5年間あり、5年ごとに更新手続きが必要です。
NSCA‐CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
(1)NSCA‐CPTとは?
NSCA‐CPT(National Strength and Conditioning Association Certified Personal Trainer)とは、プロスポーツ選手だけではなく、性別・年齢・経験を問わず幅広い層のクライアントに対して、評価・教育・コンディショニングやトレーニング全般の指導を可能とする方に与えられる資格です。
この資格は、世界で16,000人以上が取得しており、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナー認定資格とも言われています。
(2)取得方法
NSCA認定パーソナルトレーナーの資格を取得するためには、JATIと同様に3つの条件をクリアする必要があります。1つ目は、NSCAジャパンの会員(正会員・英文会員・学生会員)であることです。
2つ目は、満18歳以上で高等学校卒業以上または高等学校卒業程度認定試験の合格者であることです。出願時に、合格証明書または学位取得を証明する書類を提出する必要があります。
3つ目は、有効なCPR(心配蘇生法)およびAED(自動体外式除細動器)の認定を保持していることです。CPR/AEDの取得方法は日本赤十字社や消防署などの関係団体が行っている講習を受講することで取得可能です。
これらの3つの条件を満たし、認定試験に合格することでNSCA認定パーソナルトレーナーの資格を取得することが出来ます。
(3)料金や資格取得までの期間
NSCA‐CPTも【1】のJATI‐ATIと同様にまずはNSCAジャパンに入会しなければならないので年会費が発生します。認定試験に関しては、試験形式がコンピューターベースに変わったことにより試験日が固定ではなくなりました。会場は日本各地にあるピアソンVUEテストセンターで受験することが可能です。
なので自身のタイミングで受験料を支払い試験に臨むことが出来ます。
資格認定後は、3年間で米国NSCA本部が定めた必要な継続教育活動単位(CEU)を取得し、報告することで更新することが出来ます。
健康運動指導士
(1)健康運動指導士とは?
健康運動指導士とは、フィットネスクラブや病院、介護施設などの保険医療関係者と連携し、多くの人々の健康を改善または維持していくために、安全かつ適切なプログラムを作成・指導する専門家のことを言います。
養成や資格の認定、登録事業は厚生労働省所管の財団法人健康・体力づくり事業団体が行っています。
(2)取得方法
健康運動指導士の資格を取得するためには、3つの工程があります。まず1つ目は認定試験の受験資格を取得するために、健康運動指導士養成講習会を受講するまたは健康運動指導士養成校の講座を修了する必要があります。
2つ目は、認定試験を受験し合格することです。健康づくりや運動生理学、栄養、生活習慣病等に関する専門知識が問われます。最後に、登録手続きを行えば健康運動指導士の資格が与えられます。
(3)料金や資格取得までの期間
認定試験の受験資格を受けるために必要な健康運動指導士養成講習会は前期と後期にわけて行われます。前期は4月~9月にあり、後期は10月~2月にあります。
講習のコースが4種類あり、コースによって受講料(教材費も含む)も変わってきます。
・104単位コース
・70単位コース
・51単位コース
・40単位コースに分かれています。
認定試験は、9月に1回、11月に1回、翌年3月に1回と年に3回機会があります。
筆記試験のみの受験料もかかります。資格認定の有効期間は5年間あります。期限までに、財団法人健康・体力づくり事業財団が認定した講習会に参加し必要な単位を取得することで更新することが出来ます。
4)パーソナルトレーナーの求人傾向
パーソナルトレーナーの求人は正社員や契約社員、アルバイト、パートなど幅広く募集されています。中でも近年では、出張パーソナルトレーナーや女性専用フィットネスクラブのスタッフも多く募集されています。
もちろん、資格取得者が優遇される会社がほとんどですが、未経験のスタッフを募集している会社も存在します。
5)パーソナルトレーナーって稼げるの?年収は?
上記でもご紹介したようにパーソナルトレーナーとしての活動方法は大きく3つあります。
【1】フィットネスクラブやジムなどで正社員やアルバイトとして働く
【2】プライベートジムを持って独立する
【3】フィットネスクラブ等と業務委託契約をして働く
この3つからわかることが雇われるか独立するかの2パターンであるということです。ではどちらがより稼ぐことが出来るのでしょうか。結論から言うと、一般的にはどれもあまり変化はありません。
1つ目の雇われるパターンは、都内の大手フィットネスクラブだとアルバイトで平均時給は高めに設定されています。
正社員の初任給は平均190,000円です。ベテラントレーナーになってくると平均月収が300,000円~350,000円と大きく上がってきます。もちろん就職先のフィットネスやジムによっては収入も異なってきます。
2つ目と3つ目に関しては、完全歩合制です。なので人によって月収や年収がさまざまです。年収1千万円を超える方もいれば、副業をしながら生活をしている方もいます。
自身が保持している資格や実力によって、仕事の幅も大きく変化しますので、やはりパーソナルトレーナーにとって資格は非常に重要です。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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6)スポーツトレーナーに関するQ&Aコーナー
【Q1】パーソナルトレーナーの資格は独学でも取得可能?
独学でも可能ではありますが、網羅できるのはあくまでも座学の範囲のみです。パーソナルトレーナーの認定試験ではエクササイズのフォームチェックやテーピング、コンディショニングチェック、歪みの修正などの実技試験が実施されます。独学で得た知識だけでいきなり実践は非常に困難です。なので、協会が開催する講習会に参加し実技を学ぶこともとても重要です。
【Q2】複数資格取得する必要があるのか?
必ずしも複数取得しなければならないというわけではありません。ジムによって必要な資格は変わってきます。ジム独自の公認試験などもあります。自分がどういったジムに就きたいか考えた上で、それに合った資格を取得することが大切です。
【Q3】働きながらでも資格取得はできる?
できます。その場合、社会体育専門学校などで学ぶのがおすすめです。しっかり勉強することで、座学や実技の基礎知識を身につけることが出来ます。
【1】パーソナルトレーナーは、お客様のご要望に沿った身体づくりをサポートする専門家です
【2】パーソナルトレーナーになるために、基本的に資格が必要です。ジムに合った資格を取得しましょう
【3】実際にパーソナルトレーナーの先輩方に質問や経験談などを聞いてみることも重要です
【4】独学だけではなく、講習会などで実技も合わせて学ぶことが大切です