パーソナルトレーナーとは?仕事内容や資格、年収事情を解説!
パーソナルジムが街中に続々と誕生している今、パーソナルトレーナーとして働きたいと思う人が増えています。
しかし、パーソナルトレーナーという名前は聞いたことはあっても、パーソナルトレーナーの実際の仕事内容や1日の流れ、年収などについてはあまり知らないという人も多いのではないでしょうか。また、パーソナルトレーナーになるのに資格が必要なのか、どのような資格を取れば良いのか分からないという人もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、パーソナルトレーナーを目指す前に知っておきたい、パーソナルトレーナーの仕事内容や年収事情、やりがい、資格などについて詳しく解説していきます。
是非、パーソナルトレーナーになりたい人はぜひ一読してください。
パーソナルトレーナーとは?
パーソナルトレーナーとは、スポーツジムやフィットネスジムなどでトレーニングをしている人がそれぞれの目標を達成できるように、1対1でトレーニングや栄養、生活などについての指導を行う職業です。
スポーツジムに通う人たちは、性別や年齢、運動歴、目標などが一人ひとり異なります。
お客様にかけるべきトレーニングの負荷は、男女差や年齢差、運動歴による筋肉量などによって変わるのはもちろんのこと、目標によっても変わります。パーソナルトレーナーは、全ての要因を考えた上で効果的に目標達成ができるように、個人にとって最適なトレーニングプランを提案するのが仕事です。
トレーニングは、負荷をかければかけるほど良いというものではありません。負荷が大きすぎればトレーニングの継続が難しくなったり、筋肉を壊したりする原因になります。逆に、負荷が軽すぎると筋肉を十分に刺激できないため、トレーニングする意味自体がなくなってしまいます。
様々なバックグランドや目的を考えながら、個人にとっての適度な負荷の量やトレーニングの種類を見極めるのがパーソナルトレーナーの腕の見せ所です。
パーソナルトレーナーは、プロのアスリートやモデル、俳優などに指導を行うことも多いですが、最近はパーソナルジムの人気が上がっているため、ダイエットや健康維持、ストレス解消などを目的にしている一般の人に対してトレーニングプランの提案を行うことも増えています。
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・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
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パーソナルトレーナーの仕事内容とは?
次にパーソナルトレーナーの具体的な仕事内容について見ていきましょう。
パーソナルトレーナーの仕事内容は主に、
・お客様へのヒアリング
・個人の目標に合わせたトレーニング内容の企画・指導
・栄養指導
・清掃や器具の点検
・パーソナルジムの集客活動
が挙げられます。
本項では、それぞれの仕事内容を詳しく説明していきます。
お客様へのヒアリング
パーソナルトレーナーがまず最初に行うのは、お客様へのヒアリングです。
前述のとおり、パーソナルトレーナーはお客様一人ひとりのバックグランドや目的を考慮して最適なトレーニングプランを提案する仕事です。そのため、トレーニングプランを組むための準備としてお客様の運動歴や目的、悩みなどを聞き取ることが最初に必要なこととなります。
また、全体的な目標だけでなく細かい部分のヒアリングもします。
例えばダイエットが目的なら、「どこを細くしたいのか」「どのくらい痩せたいのか」「どのようなボディラインになりたいのか」などを聞く必要がありますし、筋力・健康促進が目的なら、どこの筋肉を鍛えたいのかなども具体的にヒアリングします。
個人の目標に合わせたトレーニング内容の企画・指導
ヒアリング後は、個人の目標に合わせたトレーニングプランを組み、実際に指導していきます。
まずは、ヒアリングした情報を基にお客様にとっての最適なトレーニングプランを組みます。
効果的で無理のないプランの作成は、パーソナルトレーナーとしての専門的な知識やスキルなどが試される場面であり、パーソナルトレーナーの仕事にやりがいを感じる瞬間でもあるでしょう。
トレーニングプランが出来上がったら、トレーニングの内容やどのくらいの期間トレーニングを行えば効果が期待できるのかなどについてお客様に説明します。
その後実際のトレーニングが始まると、パーソナルトレーナーはお客様のそばでトレーニング指導を行います。
正しい姿勢でトレーニングできているかや器具の使い方が間違っていないか、体の動かし方が合っているかなどをチェックし、効果が最大限出るようにお客様を導きます。
また、トレーニング中のメンタルケアもトレーニング指導と同様、大切なパーソナルトレーナーの仕事の1つです。
トレーニングは負荷をかけて行うため、辛いと感じるお客様もとても多いです。そのため、途中でトレーニングを辞めたいと思う人も少なくありません。トレーニングをして目標を達成するためには、トレーニングを継続することが不可欠です。どんなに優秀なトレーニングプランを組んでも継続しなければ目標達成は不可能だからです。
パーソナルトレーナーはコミュニケーションスキルやカウンセリングスキルを高め、お客様がトレーニングを継続できるようにサポートする必要があります。
栄養指導
パーソナルトレーナーは、栄養指導も行います。
健康的な身体作りには、食事や栄養は欠かせません。たとえトレーニングを完璧に継続できたとしても、栄養素が足りていなかったり、過剰になったりすると健康や適性体重などを維持することが難しくなってしまうため、目標達成も遠のいてしまうでしょう。
パーソナルトレーナーは効果的な目標の達成のため、栄養プランを提案します。
ただし、ストイックな栄養指導をするとお客様がストレスを感じやすく、実践することが困難になってしまう恐れもあります。そのため、普段の食生活の内容を十分に聞き取り、ストレスをあまり感じない程度の改善を少しずつしていくのが理想です。
清掃や器具の点検
パーソナルトレーナーの仕事内容として、清掃や器具の点検も挙げられます。
直接トレーニングに関わる仕事ではありませんが、お客様のモチベーションの向上や危険の回避につながる大切な仕事です。
トレーニングジムの中が不潔だったり、散らかっていたりしているとお客様のトレーニング意欲は下がります。お客様が快適に施設を利用し、モチベーションを維持するために施設内の清掃は念入りに行うようにしましょう。
もちろん、トレーニングルームだけでなくロッカーやシャワールームの清掃も忘れてはいけません。
また、器具が壊れているとお客様のケガに繋がります。そのため器具が正常に動くかどうかのチェックや定期的なメンテナンスも必要不可欠です。
施設によっては、トレーニングの経過記録や入会・退会の手続き、予約の受付、顧客の管理、経理などの事務業務を行うこともあります。
パーソナルジムの集客活動
勤務するパーソナルジムのマーケティング活動に参加することもあります。
ジムのスタッフと協力して、
・SNSへの投稿
・チラシの配布
・ホームページの更新
・名刺の配布
などの集客施策を実行ことで、多くのお客様がジムの会員になってくれるよう活動します。
SNSを利用する場合は、パーソナルトレーナーのスキルを活かした情報発信が有効です。
YouTubeなどで簡単なトレーニングを公開したり、健康についての情報を発信したりすることでパーソナルトレーナー自身の人気が上がり、結果的にジムの集客につながることがあります。
パーソナルトレーナーの1日の流れ
パーソナルトレーナーがどのような流れで、1日仕事をしているのかいまいち分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで本項では、パーソナルジムに勤務しているパーソナルトレーナーの仕事の1日の流れについて見ていきましょう。
パーソナルトレーナーの仕事の主な流れは以下のように進みます。
・ジムに出勤してお客様を迎える準備をする
・お客様のヒアリングをし、当日のメニューを決める
・お客様のケガに繋がらないようにトレーニングマシンの正しい使い方を指導する
・お客様がトレーニングを、適切な負荷で効果的に行えるようそばでサポートする
・トレーニング修了後、次回までに行う自主トレーニングや食事プラン、生活習慣の改善の提案など、ジムに通わない日のためのサポートをする
このような流れをお客様ごとに行うのが一般的です。
また、空いている時間を使って清掃や器具の点検、マーケティング活動も行います。
パーソナルトレーナーの年収事情とは?
パーソナルトレーナーの年収は、働き方によって差があります。
パーソナルトレーナーの働き方は大きく分けて、
・ジムなどに雇用されている企業社員
・業務委託を請け負う個人事業主
・ジムの経営者
の3つのパターンが考えられます。
2018年のデータによると、これらの全ての業態を平均した収入は約550万円でした。日本の平均年収は422万円なので一見年収が高いように見えますが、パーソナルトレーナーの収入は、働き方や個人の能力によって大きな差が出るのが実際のところです。
スポーツジムなどに雇用され社員として働く場合は、月収18万〜25万円ほどといわれています。厚生労働省の職業情報提供サイトによると、令和4年賃金構造基本統計調査の結果は、全国平均で383.8万円でした。ちなみに平均年収が最も高額になるのは50代前半で、449.17万円です。
以上のことから、企業職員であるパーソナルトレーナーは安定した収入を得ることはできるものの、一般的に高収入が見込めるわけではないということが分かるのではないでしょうか。
一方フリーランスやジムの経営者の場合、収入が不安定なのと初期投資や継続的な出費があるため、赤字経営になる可能性はありますが、プロのアスリートと契約したり経営で成功したりすれば、年収1,000万円も十分可能です。
また、ジムに雇用されているパーソナルトレーナーであっても、ベテランとしてマネージメント職に昇進できれば年収600万円以上が見込める場合もあります。
このようにパーソナルトレーナーの収入は、選ぶ業態やスキルによってかなり異なるということは覚えおいてください。
パーソナルトレーナーとして働くやりがい・魅力とは?
パーソナルトレーナーとして働くやりがいや魅力は人それぞれ違いますが、一般的に以下のことにやりがいや魅力を感じる人が多いです。
・お客様の悩みを改善することができた時
・直接お客様に感謝された時
・お客様の喜ぶ顔を見た時
・高齢化社会に向けて需要がある職業だから
・一生役立つ身体の知識を身に付けられるから
多くのパーソナルトレーナーは、お客様の悩みを改善できたり、お客様に感謝されたり、お客様の喜ぶ顔を見られたりなどお客様の幸福に寄与できた時に、パーソナルトレーナーをしていて良かったと感じる傾向があります。
普段パーソナルトレーナーの仕事で辛いことがあったとしても、お客様の幸せそうな姿を見ることで辛さが吹き飛ぶというパーソナルトレーナーも沢山いるのではないでしょうか。
また、パーソナルトレーナーの需要が将来的に増加傾向にあることも魅力の1つです。
人生100年時代になり健康寿命を少しでも伸ばしたいという人が増えているため、お客様の運動歴や目的に合わせて1対1で指導できるパーソナルトレーナーの必要性が今後も高まり続けることが予想されます。
さらに、パーソナルトレーナーは、職業柄筋肉のしくみなど身体に関することを学びます。
仕事を通じて学んだ健康維持やダイエットの知識はお客様のためだけでなく、自分や周りの人にも役立ちます。そのため、一生役立つ身体の知識を身に付けられることがパーソナルトレーナーの仕事の魅力と感じている人も非常に多いです。
パーソナルトレーナーに必要な資格とは?
パーソナルトレーナーになるために、必要な資格はあるのでしょうか。
結論、パーソナルトレーナーとして働くために必要な資格はありません。しかし、パーソナルトレーナーの認定資格を取得することで、自身のパーソナルトレーナーとしての活動において有利に働きます。
パーソナルトレーナーの資格を取得することで、具体的にどのような利点があるのか以下で詳しく説明します。
パーソナルトレーナーとして働くために必要な資格はない
パーソナルトレーナーは国家資格ではないため、パーソナルトレーナーの仕事をするために必須の資格はありません。
たとえ、無資格でもパーソナルトレーナーを名乗って働くことはできます。
しかし、パーソナルトレーナーはお客様の身体に対して責任を持ち、安全を守りながら指導しなければならない仕事のため、専門的な知識や高度なスキルを学ぶことが必要不可欠です。
例えば、パーソナルトレーナーの仕事をするには解剖学や運動生理学を学び、筋肉や骨、関節、その動きなどについて詳しく知る必要がありますが、そのような知識がないままトレーナーになると、お客様の関節を曲げてはいけない方向に曲げてしまうなど、お客様のケガに繋がることがあります。
現に、無資格者のトレーナーが知識がないまま指導してお客様にケガを負わせてしまう事故も増えています。
資格を取得していなくてもパーソナルトレーナーにはなれます。しかし、お客様の安全を守り、信頼を得て活躍するためには、認知度の高いパーソナルトレーナーの民間資格を取得しておくことをおすすめします。
資格を取得する過程で専門的な知識を学べますし、資格があることで自信にもつながるでしょう。
資格を取得すると就職・集客面で有利に
資格を取得すると、就職や集客面で有利になることもあります。
資格を取得しているということは、パーソナルトレーナーとして専門的な知識やスキルを身に付けているという証明にもなるからです。
パーソナルジムによっては知識や実践力がすでにある人を採用するため、有資格者のみを募集しているところもあります。
また、パーソナルトレーナーが有資格者かどうかで選ぶお客様もいます。特にフリーランスや業務委託の場合は集客力が収入につながるため、集客につながる資格は取得しておいて損はないといえるでしょう。
パーソナルトレーナーにおすすめ資格3選
パーソナルトレーナーになるのに資格を取得しておくべきということは分かったと思います。では、実際にどのような資格を取得すべきなのでしょうか。
本項では、パーソナルトレーナーにおすすめの資格として、
・NSCA JAPAN|NSCA-CPT
・NESTA JAPAN|NESTA PFT
・JATI|JATI-ATI
について以下で詳しく説明します。
NSCA JAPAN|NSCA-CPT
NSCA-CPTは、パーソナルトレーナーを目指す人に非常におすすめの資格です。
NSCA-CPTは、「特定非営利活動法人 NSCAジャパン」が認定する国際的な認知度が高い資格で、幅広い対象者にトレーニング指導をする能力や身体作り・筋力アップに関する専門的知識を持っていることを証明します。
取得するためには、
・トレーニングの知識
・解剖学
・運動生理学
・栄養学
・指導スキル
などが必要です。
NSCA-CPTを取得すると性別や年齢を問わず、運動習慣のない一般の人からプロのアスリートまでの幅広い人に対してトレーニング指導や体力のサポート、健康・栄養に関しての知識の提供ができるようになります。
資格試験の時間は3時間です。コンピュータを使った試験で、3択式で出題されます。
受験料は46,000円(税込)です。
NSCA-CPTの資格認定を受けるためには、次の条件を満たしている必要があります。
1.NSCAジャパン会員である
2.満18歳以上
3.高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
4.有効なCPR/AEDの認定者
※引用元:https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/requirements.html
同資格について詳しく知りたい方は、「NSCA-CPTとはどんな資格?受験条件・勉強法・活用方法を解説」をご覧ください。
NESTA JAPAN|NESTA PFT
NESTA-PFTはアメリカのNESTAが発行する信頼性と認知度が高い資格で、お客様の目標やバックグランドに適した運動プログラムを提供するプロフェッショナルを認定します。
NESTA-PFTは、パーソナルトレーナーやインストラクターが取得しているフィットネス業界で最もメジャーな資格の1つとして知られていて就職や転職に有利なため、日本国内でも多くの人が取得しています。
ただし、実務経験が必須になるなど認定試験を受ける条件が厳しい傾向があります。条件に該当しない場合は、NESTAの認定する養成講座、養成コースを受ける必要があります。
未経験者がNESTA-PFTを受験する際の費用は、107,500円(税込)〜となっています。
NESTA-PFTの資格認定を受けるためには、次の条件を満たしている必要があります。
- NESTA JAPANもしくは医学映像教育センターからPFTのテキストを購入している
- CPR・AEDの技能を習得し、定期的にトレーニングを積んでいる
- 日本国籍または、日本での就労可能な在留資格がある
- 満18歳以上で、高等学校を卒業しているか高等学校卒業程度認定資格試験に合格している、またはNESTAが認定する教育カリキュラムのを修了している
該当要件として次のA~Dのうち1つ以上に該当する必要があります。
- 1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
- 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
- 体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
- NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである
※引用元:https://www.nesta-gfj.com/pft
同資格について詳しく知りたい方は、「NESTA-PFT(ネスタ)とはどんな資格?取得までの手順と取得後の働き方を解説」をご覧ください。
JATI|JATI-ATI
JATI-ATIは、JATI(日本トレーニング指導者協会)が認定する資格で、アスリートから健康促進や体力増進を目指す一般の方までを対象に、科学的手法に基づいたトレーニング指導ができる人を認定します。
ATIは基礎的なトレーニング指導者を認定しますが、上位資格として上級トレーニング指導者であるAATI、特別上級トレーニング指導者であるSATIも発行されています。
一般の方が資格取得する流れは以下の通りです。
- JATIの個人正会員になる
- 養成講習会の受講とワークノートを提出する
- 一般対象認定試験を受ける
- 試験に合格すると認定資格JATI-ATIが与えられる。
※引用元:https://jati.jp/license/acquisition.html
同資格について、詳しく知りたい方は、「トレーニング指導者(JATI-ATI)資格とは?資格取得の条件・方法や役割を解説」をご覧ください。
パーソナルトレーナーの資格を取得する方法とは?
本項では、パーソナルトレーナーを取得する方法について解説します。
資格を取得する方法として挙げられる、
・パーソナルトレーナー養成スクール
・大学・専門学校
・独学
について、以下で詳しく説明します。
パーソナルトレーナー養成スクール
パーソナルトレーナー養成スクールの利用は、パーソナルトレーナーの資格を取得したい人に一番おすすめの方法です。
パーソナルトレーナー養成スクールのメリットは、
・資格取得までに時間がかからないこと
・現役で実力のあるパーソナルトレーナーから直接学べること
・オンラインのスクールを選べば、通学の心配をしなくてもよいこと
・専門知識だけでなく実践力が身に付くこと
・就職のサポートがあること
・独立開業に向けたアドバイスが得られること
・資格取得の合格率が高いこと
など多くのことが挙げられます。
一方デメリットには、独学に比べると費用がかかることが挙げられます。
しかしパーソナルトレーナー養成スクールは、実践力を身に付けたり、学習スケジュールの管理をしたりすることが難しいという独学のデメリットをカバーできます。また、独学では得られない就職や独立のサポートなども受けられます。
また、費用がかかると言っても大学や専門学校に比べると安価です。
以上のことを総合し、養成スクールにかかる費用は決して高くないと感じる人も実際に多いです。
大学・専門学校
大学・専門学校で学ぶこともパーソナルトレーナーの資格を取得する方法の1つです。
大学・専門学校で学ぶメリットは、2〜4年という長い時間をかけて専門知識をじっくり学ぶことができる点です。
また、大学・専門学校によってはスポーツ施設などの施設が整っている学校もあります。そのような学校を選べばパーソナルトレーナーとしての実践力が身に付きやすくなるでしょう。
一方デメリットは、入学金や授業料、設備費などかなりの費用がかかることです。また、授業時間に柔軟性がないため、仕事を並行して行っている人などには向いていません。
独学
独学で資格を取得することも理論上は可能です。独学で学ぶための書籍なども販売されているため、それらを活用しながら資格を目指すことができます。
独学のメリットは費用を最大限抑えられることですが、独学にはデメリットも多いため独学の難しさを十分に理解してから実行する必要があります。
まず、独学は勉強する際のスケジュール管理が難しくなります。パーソナルトレーナーに必要な専門知識の中には、かなり高度な知識も含まれるからです。独学は質問できる人がいないため、自分でコツコツ学ばなければなりません。膨大で難しい内容を講師がいない状態で1人で学ぶのはかなり大変だと覚悟しておいた方がいいでしょう。
また、独学は実践力を付けにくいというデメリットもあります。パーソナルトレーナーは、お客様を相手に指導することが主な仕事のため、机の前で一人で勉強しているだけでは実践力を身に付けるのは至難の業だと言っても過言ではありません。
これらの注意点を理解した上で、ご自身が独学に向いているかを検討するといいでしょう。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
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・おすすめの資格
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まとめ
今回の記事では、パーソナルトレーナーについて仕事内容や年収事情、やりがい、おすすめの資格などについて解説してきました。
パーソナルトレーナーは必須の資格がないため、運動が好きであれば比較的簡単になれるのではと思っていた人も多かったかもしれません。しかし、実際はかなり高度の専門知識が必要で、お客様の身体や安全に対しての責任が非常に重い仕事だということが分かったのではないでしょうか。
パーソナルトレーナーは、誰でもできる仕事ではないからこそやりがいや誇りがあります。
パーソナルトレーナーに挑戦してみたいと思った方は、ぜひNSCA-CPTなどの認知度の高い資格取得から目指してみてください。
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