NESTA-PFT(ネスタ)などトレーナー必見の資格5種をご紹介!気になる料金も解説
パーソナルトレーナーになりたい人の中には、資格の勉強をしている人も多いことでしょう。
パーソナルトレーナーの関連資格の詳細を見ると、意外と「取得費用が高い」と感じるかもしれません。
そこで今回はパーソナルトレーナーに関連する資格の中から、比較的費用を抑えて取得できる5つの資格を厳選して紹介します!
NESTA-PFT(ネスタ)とは
NESTA-PFTとは、お客様の目的やニーズに合わせて的確な運動プログラムを提供できるプロフェッショナルを認定する資格です。
NESTA-PFTのNESTA(ネスタ)とは、アメリカを本拠地とするパーソナルトレーナーの資格認定団体である『全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会』のことで、PFTとは『Personal Fitness Trainer』のことです。
NESTA-PFTは、日本国内においてもパーソナルトレーナーやインストラクターが取得しているフィットネス業界で最もメジャーな資格団体の1つとされており、未経験者が受験する際には107,500円(税込)〜程度の費用がかかります。
NESTAは他にも様々なフィットネス資格を発行していますが、中でも『パーソナルトレーナーの必須資格』といわれているのが『NESTA-PFT』です。
NESTA-PFTの資格概要について、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:NESTA-PFTの難易度を解説!受験条件・勉強法・活用方法
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NESTA-PFT(ネスタ)資格取得のメリットとは
前提|パーソナルトレーナー資格取得の重要性
パーソナルトレーナーの多くは民間資格ですので、たとえ資格がなくてもパーソナルトレーナーの仕事をすることはできます。実際に無資格でパーソナルトレーナーとして働いている人も多いです。
しかし、昨今ではパーソナルトレーナーの資格を取得することが重要視されています。何故なのでしょうか。
資格取得の重要性が増している背景には、最近パーソナルトレーナーが無資格で、十分な知識やスキルがないがゆえに起こってしまう事故が増えていることが挙げられます。
事故が起これば、パーソナルトレーナー自身のキャリアに傷が付きますし、何よりお客様の健康を守ることができません。
また、自分の能力不足が原因で事故が起こったとなれば、責任の重大さと申し訳なさに心が押しつぶされてしまうこともあるでしょう。
資格を取得し、十分な知識やスキルを身に付けて事故を防ぐことは、お客様にとっても自分自身にとっても非常に大切なことなのです。
就職で有利に働く
NESTA-PFTは、就職をするときに非常に役立ちます。
パーソナルトレーナーの仕事は資格がなくてもできますし、無資格者でも雇用するパーソナルジムも数は少ないですが存在しています。しかし、パーソナルジムの求人の多くは、「資格取得者優遇」や「資格取得者歓迎」と書いてあるのが実際のところです。
NESTA-PFTは、パーソナルトレーナーの資格の中でもスポーツ業界で注目されている2大資格の中の1つです。そのため、NESTA-PGTの資格を取得しているトレーナーは、専門的な知識やスキルを持っていると見なされやすく、パーソナルジムから高く評価されるでしょう。
また、お客様の多くは資格の種類についてはあまり気にしませんが、資格取得者であるのかそうでないかを重要視するお客様は一定数います。そのため、NESTA-PFTの資格を持っていることでお客様からの信頼を得やすくなるという点も、就職が有利になる理由の1つです。
ビジネススキルが習得できる
NESTA-PFTの大きな特徴の1つは、マーケチングスキルや集客方法などのビジネススキルを学べることです。パーソナルトレーナーの認定資格の中でビジネススキルを学べるのはNESTA-PGTだけといっても過言ではありません。
フリーランスのパーソナルトレーナーとして独立すれば、自分で集客を行う必要があるため、ビジネススキルの習得は必須になります。
また、パーソナルジムで雇用されているトレーナーはビジネススキルはあまり必要ないと思われがちですが、マーケティングに参加するのに十分な知識があれば、求人を出しているパーソナルジムからの評価は必然的に高くなるでしょう。
将来的にパーソナルトレーナーとして独立を考えている人であっても、パーソナルジムに勤務するトレーナーであっても、ビジネススキルを習得できるNESTA-PFTの資格の取得は大きな利益をもたらすといえます。
NESTA-PFTの取得方法や難易度、勉強方法について詳しく知りたい方は、「NESTA-PFTとはどんな資格?取得までの手順と取得後の働き方まとめ」をご覧ください。
その他パーソナルトレーナー必見の安く取得できる資格とは
NSCA-CPT
NSCA-CPTはあらゆる性別・年齢・健康状態の人にも指導できるパーソナルトレーナーの資格です。それぞれに科学的根拠に基づいた最適な運動プログラムを指導して、ゴールまで導きます。
認定団体のNSCAとは『National Strength&Conditioning Asocation=全米エクササイズ&コンディショニング協会』の略称です。CPTとは『Certified Parsonal Trainer』を指し、NSCAが認定するパーソナルトレーナーに与えられるのがこの資格です。
カリキュラムは根拠のある研究データに基づいて作られています。だからこそ、安全に配慮された効果的な指導ができるようになります。
ここで気になるのが日本での有用性についてですが、NESTA-PFT同様に日本のトレーナー・フィットネスの業界でも知名度があり十分通用しますので、パーソナルトレーナーとして信頼してもらえる間違いない資格であると言えます。
NSCA-CPTを取得すると
・パーソナルトレーナーとしての活動場所を増やすことができる
・就職面接で役に立つ
・お客様からの信頼度が高まる
といったメリットがあります。
また、パーソナルトレーナー未経験者が受験するための費用は、46,000円(税込)〜と比較的安価なため、資格取得を一考する余地はあるでしょう。
※年会費13,200円(税込)が別途かかります。
NSCA-CPTの資格概要について、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:NSCA-CPTとはどんな資格?受験条件・勉強法・活用方法を解説
未経験からパーソナルトレーナーになりたい人が資格を取るのであればNSCAがおすすめです。
理由としては、NSCAには以下の特徴があるからです。
・国際的に信頼性の高いトレーナー認定資格である
・あらゆる健康ニーズに応える指導者の育成を目的としているから幅広いジャンルのジムでの採用ニーズがある
・専門的な知識と技術を持っていることの証明になる
NSCAを取得するための方法として、独学で勉強する、もしくは資格対策講座を受講するといった方法が考えられますが、資格対策講座を受講して学習することをおすすめします。
NSCAを独学で勉強する場合、700ページ以上ある公式のテキストを使って地道に勉強をしなければなりません。勉強の進捗管理や復習なども全て自分自身で計画して行う必要があります。普段仕事をしながら勉強を進めて資格を取得するのはとても困難に感じますよね。実際、未経験者のNSCAの想定学習期間は8.5ヶ月、合格率はわずか65%といわれています。独学で資格を取得するのはそれだけ難関ということです。
そこで、オンライン資格対策講座トレスクでは、未経験から資格取得を目指す方に向けて、途中で挫折せず最短で資格取得が目指せる環境を用意しています。
・オンラインで自分の生活に合わせて受講可能なカリキュラム
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これらを活用することで、トレスクでは勉強期間最短3ヶ月で98%以上の人がNSCAに合格しています。
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NSPA-CPT
NSPAは、科学的根拠に基づくトレーニングを指導できるパーソナルトレーナーを認定する資格です。
NSPAとは『National Strength Professionals Association』の略であり、トレーニングのテクニックなどの教育養成を実施しているアメリカの団体のことを指します。
この団体が発行するパーソナルトレーナー認定コースが、NSPA-CPTというわけです。
気になる受験費用ですが、未経験者が受験するために必要な費用は税込85,800円(講習会・教材・テキスト代込み)〜で、基礎講習会を受講してから認定受験を受験することができます。
安く済ませたい場合は上記の受験になりますが、基礎知識に不安のある人は任意で「プレ講習会」に参加することができ、その場合の受験料は106,700円(税込)になります。
NSPA-CPTの資格概要について、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:NSPA-CPTの資格解説!試験内容、受験条件、活用方法も紹介
JHCA-FC
JHCAは「日本ホリスティックコンディショニング協会」の略です。
ホリスティック・コンディショニングとは、神経や関節、筋肉、メンタル、リカバリーといった様々な要素を、ホリスティック=総合的な観点でチェックして運動指導などを行うことを指します。
本協会には3つのパーソナルトレーナー向け資格がありますが、JHCA-FC=「フィジカルコンディショナー」は、最も基礎のパーソナルトレーナー向け資格です。
パーソナルトレーナー未経験者が受験するための費用は201,325円(税込)〜です。
※講習会と受験料を合計した価格。認定試験合格後、ライセンス登録料5,000円が別途かかります。
先述したようなパーソナルトレーナーの資格の中では比較的高価な受験費用になりますので、資格が自身に有用性が高いか検討するようにしましょう。
JHCA-FCの資格概要について、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:JHCA-FC(フィジカルコンディショナー)の資格とは?受験資格や試験内容も解説!
CFSC Level.1
CFSCとは『Certified(認定された)Functional(機能的な、ファンクショナルな)Strength(ストレングストレーニングの)Coach(コーチ)』の略であり、主に競技者に対してトレーニング指導を行う方にオススメの資格となります。
Level.1は一般のクライアント向けの資格であり、Level.2はアスリート向けという位置付けです。パーソナルトレーナー未経験者が受験するための費用は、66,000円(税込)〜です。
※「オンライン教材」「筆記オンライン試験1回分」「実技セミナー受講」「実技試験1回分」の料金が含まれます。
但し、フィットネスクラブのチェーンであるティップネスの従業員または業務委託契約を結んでいる場合は、割引で試験を受けることができますので、同ジムの従業員の場合は一考の余地があるでしょう。
CFSC Level.1の資格概要について、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:CFSC(認定ファンクショナル&ストレングスコーチ)の資格とは?勉強方法や将来性を紹介
安い費用で取得できる資格一覧表
資格名 | 取得費用 |
NSCA-CPT | 46,000円(税込)〜 |
NESTA-PFT | 107,500円(税込)〜 |
NSPA-CPT | 85,800円(税込)〜 |
JHCA-FC | 201,325円(税込)〜 |
CFSC Level.1 | 66,000円(税込)〜 |
資格によっては、業界未経験者には講習の受講を義務付けている場合もあります。ここでは未経験者が資格を取得する場合に必要な価格を比較しました。
比較表から分かる通り、一番安く取得できる資格はNSCA-CPTです。NSCAは試験前の事前講習を設けていないことが安さの理由です。
それに対して他の資格は未経験者にのみ事前講習を義務付けていたり、受験者全員に対して受験を義務付けているので取得のための費用が割高になる傾向があります。
試験対策のための事前講習がないということはつまり、トレーナー経験者であっても未経験者であっても同じ土俵で試験を受けなければいけないということです。費用面で考えると一見ハードルが低いように見えても、実は未経験者にとっては厳しいという考え方もできます。
まだ知識に自信のないトレーナー未経験者がNSCA-CPTに挑戦しても、試験に合格できずに受験料を無駄にしてしまう可能性があるので注意です。
より確実にNSCA-CPTを取得するには?資格取得方法の3パターン
ここではNSCA-CPTの場合を例に、取得方法を3パターンに分けて紹介します。より確実にNSCA-CPTに合格するためには、資格対策講座やトレーナースクールを利用しましょう。
知識に自信のある人向け:独学
すでにトレーナーとしての経験があって知識に自信のある人は、独学で受験に挑戦してみても良いでしょう。そのような人の場合は、トレーナーとしての活動場所の関係で、資格が必要である場合が多いからです。
トレーナーの知識や技術を得ることが目的ではないのであれば、独学受験が一番費用と時間がかからない良い方法でしょう。
しかし、これからトレーナーを目指す人なら、資格取得に伴ってトレーナーの専門知識の勉強をしたい人が多いはずです。そのような人はスクールや講座を活用しましょう。
効率的に資格の学習をしたい人向け:オンライン講座
トレーナー未経験者が知識ゼロの状態からNSCA-CPTに合格するだけの知識を覚えるのは大変です。公式テキストは700ページ以上に及ぶ厚さがあり、とても全ては覚えきれません。
実際、未経験者のNSCAの想定学習期間は8.5ヶ月、合格率はわずか65%といわれています。独学で資格を取得するのはそれだけ難関ということです。
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トレーナーに本当に必要な技術を知りたい人向け:パーソナルトレーナー養成スクール
NSCA-CPTを取得できることは当然として、それ以上にトレーナーとして活躍するための知識が欲しいなら対面で直接学べる、パーソナルトレーナー養成スクールが一番でしょう。
スクールによって特徴はさまざまありますが、現役でしかも実力のあるパーソナルトレーナーから直接技術を教わることができるスクールも中にはあります。
費用は決して安くはないというデメリットはありますが、これからトレーナーとして活動していく上で本当に役に立つ知識が得られることを考えると費用対効果は悪くないと言えるのではないでしょうか。
初期費用を落としてパーソナルトレーナーの資格とスキルを手にする方法
パーソナルトレーナーに限らず、資格というのは受験費用だけでなく、登録料・更新費など思わぬ出費が発生します。
だからこそ、取得の際にはどれを受けるのがいいか、じっくり考えることが重要です。
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まとめ
今回の記事では、NESTA PFTの資格を引き合いに出しながらトレーナー必見の認定資格をご紹介しました。
職業柄、認定資格を持ち合わせていなくともトレーニング指導をすることは可能ですが、就職活動時に有利に働くことやお客様からの信頼につながることを鑑みると、認定資格を所有しておくことを強くお勧めします。
また、未経験でトレーナーを目指す場合、トレーニングの実践指導機会の欠如や知識が不明な際の相談役がいない独学での学習では限界があるため、スクールに入ることを検討するのも一考の余地があるでしょう。
大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。