理学療法士になりたい人・なった人のための本・書籍・参考書10選
理学療法士になるためには3年以上かけて養成校に通う必要があります。
通っただけでは資格は取得できないため、国家試験を受けて合格し、申請して初めて理学療法士を名乗れるようになります。
晴れて理学療法士になった後も、日進月歩で進化していく医療の現場についていけるだけの知識を身につけ続けなければなりません。
ここでは理学療法士を目指す人や、すでに理学療法士となって実際の現場に立っている人の強い味方になってくれる、そんな本や参考書をまとめて紹介します。
<関連リンク>
理学療法士の勉強方法を徹底解説!現役生の90%が合格できる理由に迫ります
理学療法士の過去の国家試験問題を紹介・解説してくれるサイトまとめ
理学療法士の臨床に役立つ書籍3選
理学療法士の国家試験に合格し、理学療法士になったからといってすぐに臨床経験が身につくわけではありません。
新人理学療法士に足りない臨床経験不足を補ってくれる解説書を集めました。
PT評価ポケット手帳|ヒューマン・プレス
理学療法において「評価」は全ての基本になります。しかし資格を取ったからといってすぐに評価ができるようになるわけではなく、新人理学療法士や臨床実習中の実習生にとって、「評価」を正しく行うことや、自分の「評価」は本当に正しいのか判断する事は難しいのが実情です。そんな臨床現場での不安をできるだけ取り除くためのにまとめられた、理学療法士必携の1冊です。
機能解剖と触診|羊土社
書籍の特典として、Web動画役230本がついた理学療法士の触診の目標を明確にしてくれる1冊です。触診の目的は何か、その目的の達成のためにはどうすればいいのかを、機能解剖の見地から詳しく解説してくれます。手技の画像も1ステップごとに掲載。臨床にいかせる触診の方法を学べます。
<参考>
機能解剖と触診 – 羊土社
「なぜ?」がわかるシリーズ|医学書院
今までの解剖学の解説書は医師の立場から書かれることが多く、理学療法士の目線で書かれる書籍はほとんどない状況でした。
そんな中で理学療法士であり、理学療法学科の教育者でもある編著者が、理学療法士の立場から理学療法士のために、臨床現場の「なぜ?」に答えた解説書になっています。
<参考>
医学書院/書籍・電子メディア/運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学
理学療法に必要な解剖学を効率よく学生に学んでほしいと願う著書の想いに反して、実際の理学療法士が学ぶ解剖学の授業は、医学部の解剖学の教員によって行われることが多いといいます。そんな理学療法学における解剖学の内容を、理学療法士の立場から解説した書籍です。実際の現場を見て来た著者の経験がわかりやすく1冊にまとめられています。
「臨床力」=「知識」×「実践」
こう定義する著者が、経験豊富な理学療法士の持つ知識をより効率よく後輩に伝えたいという想いを詰め込んで、新人理学療法士に贈る超音波画像の解説書です。実際の画像にカラーの解説を用い、なおかつWebを使うことで超音波動画の閲覧も可能です。理学療法士に限らず、超音波画像の理解を深め、臨床に役立てたいと考える医療関係者に支持されている1冊です。
新人理学療法士がつまづく事の多い「評価」。動作分析と触診の間をつないで導き出す「正しい評価」とは?漠然と臨床の中から学びとってきた「正しい評価」の仕方を、フローチャートを使って説明した「評価」の指南書ともいえる書籍です。この本は臨床経験の少ない新人理学療法士に「評価」方法を教えてくれたり、自分の「評価」に自信の持てない理学療法士が初心に帰って「評価」を考える手助けをしてくれるでしょう。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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理学療法士なら知っておきたい理学療法学の基礎知識をつける書籍3選
日々進歩していく医療の世界において、常に学び続けることが要求される理学療法士という職業。臨床の現場に出れば、新人理学療法士だからといって、わからないでは済まない仕事です。ここでは、正しい知識と臨床経験は必須の理学療法士にとって、知識を増やすために必要な書籍を紹介します。
運動療法のための機能解剖学的触診技術|メジカルビュー社
・運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢
・運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹
運動器のリハビリテーションを行う人のための2冊。オールカラーでわかりやすく触診技術を解説してくれます。上肢と下肢それぞれについての触診に必要な基礎知識から、解剖学的な特徴・機能的な特徴などを項目ごとにまとめて整理してくれています。徒手検査法や疾患の知識に基づいた触診技術を身につけたい理学療法士必読の書籍です。
病気がみえる vol.11 運動器・整形外科|メディックメディア
丁寧に描かれた画像解説と骨格解説で、運動器について理解できます。整形外科疾患で重要なX線・MRI・エコー・CTなどの検査画像も多数掲載されており、画像の見方も徹底解説してくれます。疾患に対する理解が深まる解説書です。またQRコードから専用サイトにアクセスでき、全身の骨格や、関節の動きを実際に動かして確認することができます。
また「病気がみえる」シリーズは、消化器・循環器・糖尿病.代謝.内分泌・呼吸器・血液・免疫.膠原病.感染症・脳.神経・腎.泌尿器・婦人科.乳腺外科・産科・運動器.整形外科・眼科の12冊のシリーズになっており、それぞれの病気に対して詳しく知ることができます。
標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野シリーズ|医学書院
理学療法士・作業療法士を目指す学生には必読のシリーズです。臨床経験の浅い理学療法士も、何度も見直して臨床の際に役立てることのできる、専門分野に特化した基礎を学べる12冊です。しっかりと頭に入れて、臨床の現場に役立てることのできるよう、重要な項目は図版と一覧表を用いて効率よく学べるように工夫されています。
・解剖学
・老年学
・神経内科学
・生理学
・小児学
・人間発達学
・整形外科学
・病理学
・精神医学
・内科学
・運動学
・臨床心理学
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・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
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まずは国家試験に合格したい!国試対策の参考書4選
理学療法士になるために、避けては通れない国家試験。ここではその対策に役立つ書籍を紹介します。
理学療法士 国家試験問題解説2020|メディックメディア
クエスチョン・バンク 理学療法士 国家試験問題解説2020 専門問題
試験によく出る項目や、最近出るようになった問題の傾向まで解説してくれています。
試験問題の過去18回分という、莫大な量を集めて解き方の解説をしてくれる優れものです。
イラストを使ってわかりやすく説明し、視覚から理解を促してくれる1冊です。
理学療法士国家試験過去問題集|電気書院
2020年度版 理学療法士国家試験過去問題集 専門問題10年分
過去の理学療法士国家試験の第45回~54回までで、10年分が掲載されています。
試験問題と解答が全て載っていることが特長で、詳しい解説はありません。
頻出問題を押さえておくのに使ったり、毎年の出題傾向を把握するのに便利な問題集です。
理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント|医歯薬出版
・理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 専門基礎分野 基礎医学 2020 電子版・オンラインテスト付
・理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 専門基礎分野 臨床医学 2020 電子版・オンラインテスト付
国家試験対策として定評のある「必修ポイントシリーズ」の2020年度版です。
過去の理学療法士国家試験11年分の試験問題・第44回~54回までを網羅。
2冊の基礎医学・臨床医学それぞれに電子版・オンラインテストの利用権という【特典】付です。
国試の達人 PTシリーズ2020 理学療法編 第20版|アイペック
12年分の国家試験の問題を、分野別に構成。図表が多く、理解しやすい内容にまとめられています。理学療法科学学会が編集しており、毎年の国家試験の内容を反映して、国家試験の後に改定されています。理学療法士の養成校で使用している学校もあり、何度も繰り返し問題を解くことで、国家試験の合格を目指せます。
まずは国家試験に合格しなければ理学療法士を名乗ることができません。
じっくりと過去の試験問題を学び、万全の国試対策で本番の試験に臨んでください。
・理学療法士は資格を取るまでも勉強が必要。取ってからも常に情報のアップデートが必要な職業である
・臨床経験はすぐには身につかない。だからこそ先輩の知識を書籍で学び、自分の知識として上手に活用しよう
某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。