腕も鍛えるプッシュアップ!人気YouTuber2人のトレーニング動画徹底比較
新型コロナウイルスの影響で「ジムに通えない」「思いっきりトレーニングがしたい」こんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自宅トレーニングの王道「プッシュアップ」に焦点を当てて、人気YouTuber2人のトレーニング動画を比較していきます。
プッシュアップは非常に奥深いトレーニング方法の1つで、さまざまなバリエーションがあります。
今回紹介する2人のYouTuberと、そのプッシュアップ の特徴は以下の通りです。
ジェットゆう氏
- プッシュアップに特化したサーキットを紹介
- プッシュアップだけで全身に効果があるメニュー
- トレーニングの細かい解説はなし
山本義徳氏
- 正しいフォームの重要性を解説
- プッシュアップのデメリットにも言及している
- 回数やレストの解説はなく、上級者向け
プッシュアップとは?
2人のトレーニング動画を比較する前に、プッシュアップについて解説していきます。
日本では「腕立て伏せ」という名前で、多くの人が取組んでいる自重トレーニングの代名詞です。
日本人なら誰でも知っている「プッシュアップ」ですが、効果のある筋肉の部位や注意点まで知っている人は少ないでしょう。
正しいプッシュアップのやり方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
どんな動き?
まずはプッシュアップの正しいやり方を確認しておきましょう。
- 肩幅よりも少し広めに手を床につける
- つま先を床につけて頭から足首まで、体をまっすぐにする
- 顎が地面につかない程度まで、肘を曲げる
- 元のポジションに戻る
上記の方法は、ノーマルなプッシュアップの方法です。
手幅を変えるだけでも、トレーニングの効果は大きく異なるため、プッシュアップには数十種類のバリエーションが存在します。
どこの筋肉に効く?
先ほど紹介したプッシュアップで鍛えられる筋肉の部位は、主に以下の4つです。
- 大胸筋
- 三角筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
基本的には腕と胸を鍛えるトレーニングですが、上半身全体に負荷がかかるので、背筋や腹筋にも効果があります。
特に意識したいポイントは「ゆっくりとした動作でおこなうこと」と「体を下げたときに胸を張ること」の2つです。
プッシュアップがそもそも1回もできない人は、ヒザを床につけた方法から取組んでみてください。
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ジェットゆう氏のプッシュアップとは?
参考動画:【腕を究極に鍛える‼】腕パンパンにする3分間トレーニング
参考動画:【たった4分の自重で腕も胸も肥大させる筋トレ】【上級者向けサーキット】
ここからは人気YouTuber「ジェットゆう氏」のトレーニング動画について紹介していきます。
美しい肉体と爽やかなルックスから女性ファンも多いですが、動画の内容は本格的なトレーニング動画がメインです。
トレーニング動画の特徴だけでなく、ジェットゆう氏のプロフィールや経歴についても紹介しています。
ジェットゆう氏とは?
ジェットゆう氏とは、YouTubeチャンネル「ジェットゆうの成長日記」を運営している人気YouTuberです。
ボディメイクを目的とした、トレーニング動画をメインに投稿しており、登録者数25万人(2019年10月現在)を達成しています。
サーキット系のトレーニング動画が特に人気のようで、800万回以上も再生されている動画もあるほどです。
プッシュアップのスタイル・特徴とは?
ジェットゆう氏が紹介しているプッシュアップ動画には、3つの特徴があります。
- プッシュアップに特化したサーキットを紹介
- プッシュアップだけで全身に効果があるメニュー
- トレーニングの細かい解説はなし
山本義徳氏の動画と違って、プッシュアップの説明というよりは、自分が普段おこなっているトレーニングメニューの紹介動画になっています。
さまざまなバリエーションのプッシュアップが紹介されており、それぞれの細かい説明はありませんが、ボディメイク目的でプッシュアップをはじめたい人にオススメの動画です。
どこの筋肉に効かせる?
ジェットゆう氏は動画内で「腕」と「胸」周辺の筋肉に効果のある、トレーニングメニューを紹介しています。
効果のある筋肉の部位は、以下の通りです。
- 大胸筋
- 三角筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
- 腹直筋
- 腹斜筋
- 広背筋
1セット3〜4分程度のサーキットトレーニングですが、非常に多くの筋肉に効果のあるメニューです。
上半身全体を効率よく鍛えたい人向けのトレーニングといえるでしょう。
山本義徳氏のプッシュアップとは?
参考動画:【筋トレ】本当に正しい腕立て伏せはこれ!大胸筋や上腕三頭筋に効かせる方法も解説します【プッシュアップ】
それでは次に、ボディビル界で知らない人はいないであろう「山本義徳氏」のトレーニング動画について紹介していきます。
「筋肉博士」の異名を持つ、山本義徳氏の輝かしい経歴やプロフィールをおさらいしておきましょう。
山本義徳氏とは?
山本義徳氏とは、元ボディビルダーの経験と知識を活かして、後継者の育成・本の執筆・アスリートの指導などをおこなっているトレーナーです。
以下のような輝かしい経歴から、ダルビッシュ有氏や松坂大輔氏たちの指導にも携わっています。
- 1994年:東京都ボディビル選手権 優勝
- 1995年:IFBBミスターアジア(ライトヘビー級)3位
- 1998年:NPC アイアンマン・アイアンメイデン(ライトヘビー級)優勝
- 2000年:NPC アイアンマン・アイアンメイデン(ヘビー級)4位
- 2001年:NPC アイアンマン・チャンピオンシップス(ヘビー級)6位
- 2003年:NPC トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ヘビー級)4位
- 2005年:NPC トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ヘビー級)優勝
プッシュアップのスタイル・特徴とは?
山本義徳氏が紹介しているプッシュアップ動画には、3つの特徴があります。
- 正しいフォームの重要性を解説
- プッシュアップのデメリットにも言及している
- 回数やレストの解説はなく、上級者向け
プッシュアップのバリエーション5種類と、フォームの重要性について詳しく解説されています。
また、正しいプッシュアップのフォームや効果だけでなく、手首への負担などのデメリットにも言及がありました。
紹介されているバリエーションはかなりハードで、回数やレスト時間の目安は紹介されていないので、ある程度トレーニングの経験がある人向けの動画になっています。
どこの筋肉に効かせる?
山本義徳氏の動画では、以下の5種類のプッシュアップが紹介されています。
- ノーマルプッシュアップ
- ワンハンドプッシュアップ
- ナックルプッシュアップ
- トライアングルプッシュアップ
- クラッププッシュアップ
基本的には、どのプッシュアップも大胸筋・三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋を鍛えるトレーニングとして紹介されています。
「ワンハンドプッシュアップ」と「クラッププッシュアップ」は、特に強度が高いので、筋力に自信のない人は注意しておこないましょう
それぞれのプッシュアップの特徴・違いとは?
ここからは、それぞれの動画の特徴や違いについて紹介していきます。
同じプッシュアップでも、考え方や筋肉へのアプローチが違うと、意識するポイントや体の動きも変わってきます。
トレーニングに絶対的な正解はありませんが、どの動画が自分に合っているか参考にしてみてください。
スタイル・動きの違い
まずは、2人のプッシュアップの「スタイル」と「動き」から比較してみましょう。
ジェットゆう氏 | 山本義徳氏 | |
スタイル | サーキット重視 | 高負荷・低回数 |
動き | 大きく素早く | 大きくゆっくり |
上記のように同じプッシュアップの動画でも、それぞれに個性があります。
ジェットゆう氏はプッシュアップに特化したサーキットトレーニングで、上半身全体に負荷がかかるようなメニューを紹介しています。
また、山本義徳氏はトレーニング上級者向けに、強度の高いプッシュアップを解説しています。50代には見えない鍛え上げられた肉体を持つ、山本義徳氏ならではのトレーニングメニューです。
考え方の違い
今回紹介した2人は、それぞれ違う考えを持っています。
プッシュアップという同じトレーニングでも、スタイルや動きが異なるのは「目的」が違うことが大きな理由です。
ジェットゆう氏は「ボディメイク」を目的としており、効率的に体を鍛えたい人に向いているトレーニングです。
「筋肉博士」こと山本義徳氏と、ジェットゆう氏の考え方の違いは、紹介しているメニューに現れているでしょう。
短期間で体を絞りたいと考えるジェットゆう氏の、低負荷で回数の多いサーキットトレーニングに対して、山本義徳氏はフィットネス競技者に向けてプッシュアップを紹介しているので、特定の部位に高い負荷がかかるトレーニングメニューを紹介しています。
筋肉へのアプローチの違い
まったく異なる経歴を辿っている2人の考えるプッシュアップは、筋肉へのアプローチも大きく違います。
対照的なのは「スポーツ選手」としての筋肉を持つジェットゆう氏と、お手本のような「ボディビルダー」としての筋肉を持つ山本義徳氏です。
スポーツ選手であればトレーニングの目的は、パフォーマンスの向上でしょう。
スポーツ中のパフォーマンスが上がっていれば、どの筋肉を使っても関係ありません。そのためジェットゆう氏は、全身に効果があるサーキットトレーニングを重要視しています。
ボディビルダーがトレーニングをおこなう目的は、美しい肉体を作るためです。
1つひとつの筋肉を重点的に鍛えて、理想の形に筋肉を整えるボディビルダーは、正確に同じ動きをコントロールする必要があるため、サーキットトレーニングはあまり向いていません。
トレーナーエージェンシーでは、
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・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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まとめ
今回は、自宅トレーニングの王道「プッシュアップ」に焦点を当てて、人気YouTuber2人のトレーニング動画を徹底比較しました。
ブレイクダンス・空手・水泳など、多くのスポーツをおこなっている「ジェットゆう氏」と、ボディビルダーとして世界大会での優勝経験を持つレジェンド「山本義徳氏」。
自分の目的によって、理想のトレーニングメニューは大きく異なります。
最後に、それぞれの動画が、どんな人にオススメなのか紹介しておきます。
- ジェットゆう氏:カッコいい上半身を作りたい人
- 山本義徳氏:腕と胸の筋肉を肥大化させたい人
日々のトレーニングにプッシュアップを取入れたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。