厚い胸板は大胸筋から!人気YouTuber3人プッシュアップ徹底比較
たくましい身体や分厚い胸板を目指す方にはうってつけのプッシュアップには、スタンスの広さや負荷の掛け方によるバリエーションが豊富に存在しています。
この記事では、人気YouTuberである山澤礼明氏・山本義徳氏・ジェットゆう氏のプッシュアップを比較しています。
★各YouTuberのプッシュアップ概要
・山澤礼明氏:短時間・高強度で移動やジャンプが入るのでダイナミック
・山本義徳氏:ダンベル・パワーブロックといった器具を使う
・ジェットゆう氏:サーキット形式で種目数が多い
自分の目的に合うプッシュアップで、筋トレやボディメイクを楽しんでいきましょう。
プッシュアップとは?
プッシュアップとは腕立て伏せの事を指しています。
ダンベルやバーベルなどの器具を使用せずとも実施できるのが利点で、自宅で手軽におこなえるのが特徴です。
胸・肩・体幹といった上半身全体を鍛える事ができるので、筋力トレーニングの中ではポピュラーな種目になっています。
どんな動き?
プッシュアップの動作を説明します。
1.床にうつ伏せになり両足のつま先を立てる
2.両手は肩幅~やや広めを目安に開く(手首の角度は8の字を意識)
3.両手で床を押してひじを伸ばしながら身体を持上げる
4.ゆっくりひじを曲げながら身体全体を沈めていく
5.1~4の手順を反復しておこなう
強度をもう少し高めたい場合はプッシュアップバーで手首の位置を高くしたり、イスで足の位置を高くしたりして実施する場合もあります。
どこの筋肉に効く?
プッシュアップをおこなった際にトレーニング効果が特に期待できるのは胸の大胸筋で、上部・中部・下部に分かれている大きな筋肉です。
トレーニングによってたくましい胸板や美しいデコルテラインを手に入れる事ができます。
さらに、大胸筋を鍛えると自然と姿勢が良くなり、自分に自信もつくので仕事やプライベートでも好印象。
腕を上げる時に活動する肩の三角筋や、二の腕裏側にある上腕三頭筋にも刺激が入るため、上半身全体のトレーニングにはプッシュアップが効果的です。
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山澤礼明氏の大胸筋を鍛えるプッシュアップとは?
参考動画:胸に効く腕立て伏せ4種目!胸が大きくなる超キツイ3分以内で終わるメニュー!!
参考動画:大胸筋を大きくするにはこの腕立て伏せ!筋トレの基礎はこれで作りましょう
参考動画:【2分】胸を大きくする最強腕立て伏せ!解剖学の付きで分かりやすい
シルク・ドゥ・ソレイユのオーディションに2回も合格するという実績を持つ山澤礼明氏。
器械体操仕込みの高い身体能力を活かしたエンターテインメント性が高いパフォーマンスが魅力的です。
山澤礼明氏がおこなうプッシュアップの特徴や考え方を掘り下げて紹介します。
山澤礼明氏とは?
栃木県出身の山澤礼明氏ですが、幼少期には太っていた事がコンプレックスでした。
小学生の時から器械体操に打込み、世界的に有名なエンターテインメント集団であるシルク・ドゥ・ソレイユのオーディションに2回も合格し、パフォーマーとして入社もしています。
現在は拠点を新潟県に移し、パーソナルトレーニングジム経営・YouTuber・アパレルブランド「REY」プロデュースなど多方面で活躍中です。
山澤氏のプッシュアップのスタイル・特徴とは?
山澤礼明氏は、短い休憩を挟みつつ中強度~高強度でトレーニングをおこなうインターバルトレーニング形式でプッシュアップを実施しているのが特徴。
サイド・トゥ・サイドプッシュアップ・ツイストプッシュアップ・ワンレッグプッシュアップなど、左右の移動を伴ったり上半身をねじったりする種目が多いため強度が高く、短時間でしっかり大胸筋を追込めます。
また、弓を引いて打つような動作で肩を地面に下ろすアーチャープッシュアップや、両手が一瞬床から離れるジャンププッシュアップなどダイナミックな種目を多く取入れています。
20秒間でテンポ良くプッシュアップを実施し、インターバルは10秒おこなっています。
どう大胸筋に効かせる?
山澤礼明氏がプッシュアップで意識しているのはネガティブ動作(身体を床に下ろしていく時)をゆっくり丁寧におこなう事です。
身体を下ろす時は大胸筋がストレッチされるため、筋肉が伸ばされながら活動する「エキセントリック収縮」が掛かります。
大胸筋のトレーニング効果がアップするうえ、フォームを意識しながらプッシュアップができるというメリットも得られます。
そして、身体が床につくギリギリまで下ろす事を意識すると、身体を引上げる際に大胸筋のパワーが発揮しやすくなります。
山本義徳氏のプッシュアップとは?
参考動画:【腕立て伏せ】実はベンチプレスよりも大きくなる!?プッシュアップの効果的な3つの鍛え方【大胸筋】
参考動画:大胸筋を破壊する!山本式3/7法で行うプッシュアップがきつすぎてやばい【胸トレ】
参考動画:【大胸筋】5種目の腕立て伏せで大胸筋全体に効かせる!自重でも胸がデカくなるトレーニング
山本義徳氏は「サプリメントに関して日本一詳しい」との呼び声も高く、日本や海外のボディビル大会で数々の優勝経験を誇っています。
YouTuberやパーソナルトレーナーとしても活躍する山本義徳氏のプッシュアップを解説していきます。
山本義徳氏とは?
「筋肉博士」や「サプリメントに関して日本一詳しい」との呼び声も高い山本義徳氏。
1994年の東京都ボディビル大会で優勝後、NPCアイアンマン・アイアンメイデンのライトヘビー級(1998年)や、NPCトーナメント・オブ・チャンピオンズのヘビー級(2005年)で優勝するなど、海外のボディビル大会でも輝かしい成績を残しました。
ボディビル引退後は一般社団法人パーソナルトレーナー協会の理事に就任し、パーソナルトレーニングの普及や後進の育成に力を入れています。
山本氏のプッシュアップのスタイル・特徴とは?
山本義徳氏は、ダンベル・パワーブロック・軍手といったツールを使用したり「山本式3/7法」といった独自の方法でプッシュアップを実施したりしているのが特徴です。
ツールを使うと未使用時と比べて身体全体を深くまで沈められるので、大胸筋への刺激をアップする事が可能です。
「山本式3/7法」とは、プッシュアップ3~7回までをインターバル15秒でおこなう方法の事。
インターバルの際はストレッチか筋収縮のどちらかを実施して、プッシュアップのトレーニング効果をより高めていくスタイルになります。
どう大胸筋に効かせる?
ベーシックなプッシュアップでは肩幅の2倍ほどの位置に両手をつくと、大胸筋をしっかり追込めるプッシュアップになります。
フォームは肩からつま先まで一直線になる様に意識しておこないます。
パワーブロック・ダンベル・軍手がある場合、なるべく活用しつつ「エキセントリック収縮」を掛けながらゆっくり身体を下ろして大胸筋に効かせていきます。
身体を持上げる時には一気に力を加えて、大胸筋を強く収縮させるのもポイント。
また、大胸筋をパンプアップさせるため1セットあたりの回数は決めず、なるべく多くの回数でプッシュアップをおこない身体を追込み、トータルで3セットを目安に実施します。
ジェットゆう氏のプッシュアップとは?
参考動画:【夏までに上半身バキバキ‼】【腕立て伏せ10種類サーキット‼】【8×10セット】【10種類紹介】【休憩時間自由】
ジェットゆう氏は、飾らないフランクな人柄と分かりやすい筋トレ動画が話題の人気YouTuberで、パーソナルトレーナーとしても活躍しています。
ジェットゆう氏のプッシュアップの特徴やスタイルをさらに詳しく解説していきます。
ジェットゆう氏とは?
ジェットゆう氏は、初心者が筋トレにチャレンジするというコンセプトのYouTubeチャンネル「ジェットゆうの成長日記」を運営中です。
体幹サーキットの動画再生数は895万回を超えるほどの人気を集めているYouTuberです。
また、ジェットゆう氏は学生時代に水泳に取組んでいたせいか全身の筋肉バランスが良く、格好良い体形をしているのも魅力的。
さらに、筋トレ以外にもアクロバット・ブレイクダンスの動画もあるため視聴者を飽きさせません。
パーソナルトレーナーとしても活動中ですが、クライアントがやりたい事やできるように、なりたい事を第一に優先するなど、一人ひとりに寄添う姿勢も素晴らしいのがジェットゆう氏です。
ジェットゆう氏のプッシュアップのスタイル・特徴とは?
ジェットゆう氏がおこなうプッシュアップはサーキット形式です。
・ノーマルプッシュアップ
・ダイヤモンドプッシュアップ
・ワイドプッシュアップ
・ライトプッシュアップ(右手)
・レフトプッシュアップ(左手)
・アーチャープッシュアップ
・ショルダーフロントプッシュアップ
・キャットプッシュアップ(身体を下ろす際両ひじをつける)
・クロスプッシュアップ
・バックフィンガープッシュアップ(指を身体側に向ける)
・フィンガープッシュアップ
1種目あたりの回数は8回と少なめですが、10種類のプッシュアップを実施して大胸筋をガンガン追込むのが大きな特徴です。
どう大胸筋に効かせる?
ジェットゆう氏はサーキット形式でプッシュアップを実施していますが、インターバルは10~15秒と短時間に設定しています。
サーキット形式は休憩が短いぶん、多彩なバリエーションのプッシュアップをおこなえるため、大胸筋上部・中部・下部まで満遍なく刺激が入りやすくなるのが利点。
そして、トレーニング初心者には膝つきプッシュアップを推奨しています。
膝つきプッシュアップは実施する時、腰とひざが一直線だと反り腰になったり肩がすくんだりしがちなので、ひざをつく位置よりも腰が前に出るイメージでおこなうのが大切です。
1セット10回を夕食前に3日おこない、慣れてきたらひざを床から離した通常のプッシュアップに挑戦したり、腹筋も入れてみたりすると無理なくステップアップが可能です。
それぞれのプッシュアップの特徴・違いとは?
山澤礼明氏・山本義徳氏・ジェットゆう氏それぞれのプッシュアップの特徴や違いを比較していきます。
体形・考え方・スタイルが全く異なる3名なため、プッシュアップにも本人の個性が色濃く反映されているのが面白い部分です。
スタイル・動きの違い
山澤礼明氏のおこなうプッシュアップは1種目あたり20秒で、インターバルは10秒に設定されている事が多く、ツイストプッシュアップ・サイドトゥサイドプッシュアップなどのダイナミックな動きが特徴です。
山本義徳氏は通常のプッシュアップに加え、パワーブロック・ダンベル・軍手といったツールを使用しつつ、回数を増やして大胸筋を攻めるのが特徴的。
ジェットゆう氏はサーキット形式を採用しており、10種類ものプッシュアップを短時間におこなう事で、大胸筋全体への刺激をアップさせるスタイルなのが特徴です。
考え方の違い
山澤礼明氏はプッシュアップをインターバルトレーニングでおこなう事で、短時間で効率よく大胸筋を鍛えるという考え方です。
山本義徳氏は独自の考え方である「山本式3/7法」でプッシュアップを実施し、1セットあたりの回数は決めずに限界まで追込む考え方をしています。
ジェットゆう氏はサーキット形式で大胸筋を攻めるだけでなく、プッシュアップ解説動画で筋トレ初心者のレベルアップも図っています。
大胸筋への効かせ方の違い
アーチャープッシュアップ・ツイストプッシュアップなどで大胸筋を短時間でトレーニングする事を重視する山澤礼明氏ですが、合間にネガティブ動作のみのパートも入れる事でメリハリを効かせています。
山本義徳氏はパワーブロック・ダンベル・軍手といったツールで身体を深く沈ませる事を意識しており、手の幅は肩幅の2倍まで開いて大胸筋への刺激を増やす工夫をしています。
10種類ものプッシュアップを、インターバル10~15秒でリズミカルにおこなうのが特徴のジェットゆう氏。
フィンガープッシュアップ・ダイヤモンドプッシュアップなども実施するため、大胸筋全体をしっかり追込む事が可能になっています。
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まとめ
★プッシュアップの特徴まとめ
・山澤礼明氏:高強度でダイナミックなプッシュアップを短時間で効率よくおこなう
・山本義徳氏:ダンベル・パワーブロックなどのツールで追込むスタイル
・ジェットゆう氏:サーキット形式のプッシュアップと初心者向けの解説動画がウリ
プッシュアップといっても3人ともそれぞれバックボーンが異なるため、個性がハッキリ出ているのが面白いところです。
大胸筋は上半身の中でも大きい筋肉なので、しっかり鍛えると見た目にも変化を実感しやすいのもメリットです。
自分のレベル・目的・好みに応じたプッシュアップで、上半身を含めた身体を思い通りにデザインしていきましょう。
某情報誌とサイトの編集者として15年以上勤務し、自身も編集者時代からダイエットとリバウンドを繰り返した経験を持つエディター兼ライター。現在はダイエット関連の記事を400本以上担当しつつ、3児の母として日々育児に奮闘している。