ランニングの資格5選!特徴とメリットをまとめて紹介
冬はニューイヤー駅伝や箱根駅伝、都道府県対抗駅伝、東京マラソンなどのイベントが多く、それを見て感動して自分もランニングをしたいという人も多いでしょう。また、ダイエットや健康を意識し始めた人が気軽に始めることができるスポーツとしてもランニングは人気ですが、本気でランニングが好きという人におすすめの資格がいくつもあります。そこで今回は、ランニング系の資格についてご紹介します。
1) ランニング系の資格ってあるの?
趣味がランニングだという人にとって、ランニング系の資格があるとなれば、自分の好きなことの資格を取得できるということは嬉しいですよね。しかし、ランニング系の資格なんて聞いたことがないという人も多いです。そこで最初にランニング系の資格についてご紹介します。
実はいろいろあるランニング系資格
ランニング系の資格ってそもそもあるの?と疑問に思う人も多いようですが、実は世の中には多くのランニング系の資格があります。ランニング系の資格はすべて民間資格となっていて、講座を受けたり試験を受けることで資格を取得することができます。ランニング系の資格には、それぞれに特徴やメリットがありますので、自分に合った資格を取得することで職種によってはとても役に立つ場面があります。
ランニング系の資格を持つことのメリットは?
各資格で学ぶ内容が異なりますが、ランニング系の資格を取得するメリットは大きく分けて4つあります。
ここでは、ランニング系の資格を持つことのメリットについてご紹介します。
(1) 自分自身のランニングに活かせる
ランニング系の資格を取得しようとしている人は、ほとんどの人が自分が趣味としてランニングをしています。ランニングをしている人が、ランニングの資格を取ることで、ランニングの専門的な知識を得ることができますので、自分自身へのランニングに活かすことが出来ます。
(2) ランニングセミナーや教室を開催できる
ランニング系の資格を得ることで、ランニングセミナーや教室を開くことが出来ます。近年は、健康意識が高まっていることから幅広い年齢層にランニングは「気軽に始めることができるスポーツ」として人気が高まっていますので、ランニングセミナーや教室への需要も高まりつつあります。
資格がなくてもセミナーや教室を開くことは出来ますが、ランニング系の資格を持っているということで信頼性も高くなるので、ランニングセミナーや教室を開催したいと考えている人には資格を取得することをおすすめします。
(3) スポーツショップの販売員としての接客に自信がつく
スポーツショップの販売員としてランニングシューズやランニングウェアなどを販売する場合には、資格取得の際に学んだランニングの専門知識を活かして、自信をもって接客が出来るようになります。また、ジムでスポーツインストラクターとして働いている場合でも、専門知識をもっているので、適切なアドバイスをすることが出来ます。
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・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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2)一般社団法人 日本ランニング協会の資格について
ここからは各資格について詳しくご紹介します。最初にご紹介する資格は、一般社団法人の日本ランニング協会の資格についてです。
ランニングアドバイザー
一般社団法人 日本ランニング協会の資格で最初にご紹介する資格は「ランニングアドバイザー」です。
ランニングアドバイザーとは、ランニングに関する知識はもちろんのこと、正しいランニングマナー・緊急事態時の対応・ランニングに関わるアイテムの情報・自分自身の活動地域のランニングコースについて学ぶことができます。
(1)資格取得条件
日本ランニング協会認定資格を取得するには、以下の条件があります。
・JARUNAに入会した会員であること(受講申込時に入会します)
・各資格の認定講習会を受講および認定試験を受験すること
・認定試験に合格すること
(2)ランニングアドバイザーのカリキュラムや特徴
ランニングアドバイザーの認定試験の講義では、以下のカリキュラムを受講します。
・ランニングの知識
・ランニングの最新情報
・ランニングマナー
・ランニングの効果
・ランニングの安全基準
・心肺蘇生法やAEDの使用方法
(3)資格取得後に何ができるの?
ランニングアドバイザーの資格取得後には、他のアドバイザーやランナーの方との交流を含めた合宿・ランニングや健康に関するセミナー・協会が関わっているランニングイベントでアシスタントの仕事をする事ができます。
かけっこアドバイザー
一般社団法人 日本ランニング協会の資格は、まだあります。もう1つご紹介する資格は「かけっこアドバイザー」です。かけっこアドバイザーは、指導対象を子どもに特化して、走り方・姿勢作り・体作り・学習力・創造力・自立心の育成までできる指導を行う能力を身に着けることができます。
(1)資格取得条件
日本ランニング協会認定資格を取得するには、以下の条件があります。
・JARUNAに入会した会員であること(受講申込時に入会します)
・各資格の認定講習会を受講および認定試験を受験すること
・認定試験に合格すること
これは、先ほどご紹介したランニングアドバイザーと同様です。
(2)かけっこアドバイザーのカリキュラムや特徴
かけっこで足が速くなればどんなスポーツにも役に立ち、運動会でもかけっこで1着を取ることでヒーロー、ヒロインになれるので、足が速くなりたいと願う子どもも多く、かけっこに特化したサークルやスクールも増加傾向にあります。かけっこアドバイザーでは、以下のカリキュラムを受講します。
・走り方
・姿勢作り
・体作りなどの基本
・学習力や創造力、自立心の育成までを視野に入れた指導方法
・実際の教室を想定した実技指導も学ぶことができます。
(3)資格取得後に何ができるの?
かけっこアドバイザー資格取得後には、協会主催にて開催している「かけっこアタック」などイベントでの講師やアシスタントをすることもできます。また、スポーツクラブや自治体で行っているサークルや民間のカルチャースクールでかけっこに特化した授業を開くこともできます。
3)日本ランニングトレーナー協会 認定ランニングトレーナー資格
続いてご紹介する資格は日本ランニングトレーナー協会の認定ランニングトレーナー資格です。
認定ランニングトレーナー資格の特徴
この資格には4つのセミナーがあります。その中でもトレーナーとして活動するのに最低限必要な
・BASICセミナー
・ADVANCEセミナー A
・ADVANCEセミナー B
について1つずつご紹介します。
BASICセミナー
BASICセミナーではスポーツリハビリの理論やテクニック、トレーニングの基礎を学びます。
(1)カリキュラム
BASIC セミナーランニングトレーナー基礎編を学んでいきます。
・現場で役立つ運動構造
・意識構理論
・指導の実技テクニック
(2) 受講期間
BASIC セミナーランニングトレーナー基礎編の受講期間は1日となっています。
ADVANCE A セミナー
BASIC セミナーランニングトレーナー基礎編を修了すると、次はADVANCE A セミナーを受講していきます。
(1) カリキュラム
ADVANCE A セミナーのカリキュラムは以下の通りです。
・トレーニング・スポーツリハビリ・障害改善テクニック (下肢編)
・姿勢・動作の評価方法
・運動構造や意識構造を基にした本質的なランニングフォームの修正指導スキル
・動作分析能力を獲得
・指導スキル
・ランナー特有の痛みや傷害改善
・ケガの予防に効果を発揮するFDRテクニック
(2) 受講期間
ADVANCE A セミナーの受講期間は、1日の講座に加えて自己鍛錬や復習時間約30時間となっています。
ADVANCE B セミナー
BASIC セミナーランニングトレーナー基礎編を修了すると、ADVANCE A セミナーと、もう1つADVANCE B セミナーも受講することができます。
(1)カリキュラム
ADVANCE B セミナーのカリキュラムは以下の通りです。
・トレーニング・スポーツリハビリ・障害改善テクニック (上肢編)
・トレーニングメニューを構築する方法をご紹介します。
・実技でランニングパフォーマンスを効果的に向上させるトレーニング方法と理論
・東洋医学の「経絡」を活用したコンディションテクニックやメディカルテクニック
(2)受講期間
ADVANCE Bセミナーの受講期間は、1日の講座に加えて自己鍛錬や復習時間 約30時間となっています。また、ADVANCE A セミナー、ADVANCE Bセミナーを受講を修了すると、ランニングトレーナー資格取得することができます。
4) 一般社団法人日本ライフタイムスポーツ協会 ジョギングインストラクター
続いてご紹介する資格は、一般社団法人日本ライフタイムスポーツ協会のジョギングインストラクターです。
ジョギングインストラクター資格の特徴
ジョギングインストラクター資格は、基礎体力はもちろんですが、体の柔軟性の欠如を補って、無理のない範囲でランニングを楽しめるように指導できるということを証明することができます。ジョギングインストラクター資格には、2級と1級がありますが、まずは2級に挑戦することがおすすめです。
ジョギングインストラクター資格2級
まずは、ジョギングインストラクター資格2級からご紹介します。ジョギングインストラクター資格2級には、ベーシックとアドバンスがあります。
(1) ジョギングインストラクター資格2級ベーシックのカリキュラム
ジョギングインストラクター資格2級ベーシックでは、以下のカリキュラムを受講します。
<講義>
・インストラクター概論、初心者指導の考え方
・走り方の基礎と考え方、ジョギングの運動効果
・準備と安全管理1(W-UPとC-DOWN、水分補給、シューズ)
<実技>
・姿勢作りの重要性(体幹部)
・腕振り(上肢の動作、ストレッチ)
・ストレッチ(下肢の動作とストレッチ)
・ジャンプ動作(歩くから走るへ)
・指導シミュレーション
最終日の最後に筆記試験があります。
(2) ジョギングインストラクター資格2級アドバンスのカリキュラム
続いてご紹介するのは、ジョギングインストラクター資格2級アドバンスのカリキュラムです。ジョギングインストラクター資格2級アドバンスのカリキュラムは以下の通りです。
<講義>
・カラダの見方(運動と面・軸)、関節の動き
・有酸素運動とは、有酸素運動の効果
・準備と安全管理2(シューズの選び方、水分補給)
・プログラムとその実際
<実技>
・ストレッチの実際
・筋力トレーニング(基礎)
・動かない部分と動く部分(動作の連動)
・ウォーキングドリル
最終日の最後にロールプレイング式の実技試験があります。
5) ランニング系の資格どんな人が取得している?
ランニング系の資格どんな人が取得しているのでしょうか?それぞれの職業別にご紹介します。
スポーツクラブ・育児体操クラブ等インストラクター
最初にご紹介するのが、スポーツクラブ・育児体操クラブ等インストラクターの方です。ランニングを指導するのは、主にスポーツクラブ・育児体操クラブなどが多いです。そこで勤務している人がスキルアップのためにランニング系の資格を取得しています。
学校・自治体関係の方
ランニングを通して地域の健康意識を高めるために学校、自治体で指導しているケースもありますので、学校関係者や自治体関係者が指導のためにランニング系の資格を取得することがあります。
スポーツ用品店販売員
ランニングには、ウェアやシューズが必要ですが、ランニンググッズを販売する販売員の人も、ランニングの専門知識を持っていることで接客に活かすことができるので、ランニング系の資格を取得することが多いです。
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6)ランニング系の資格についてのQ&A
ここまでランニング系の資格についてご紹介しましたが、まだまだわからないことも多いという人もいます。そこで、ここでは、ランニング系の資格についてのQ&Aをご紹介します。
【Q1】 ランニングの資格取りたいけど、競技レベルは問われるの?
いくつかランニング系の資格をご紹介しましたが、これまでご紹介した資格は競技レベルは問われることはありません。ただ、自分でもランニングを楽しんでいる人の方が、普段のランニングに活かせる知識が多いので楽しく学ぶことができます。
【Q2】ランニング系の資格だけで、フィットネスインストラクターになれる?
ランニングの指導は、スポーツジムやフィットネスジムで行われていることもあります。フィットネスインストラクターになるには、特定の資格が必要というわけではありませんが、資格は持っていた方がいいでしょう。ただ、フィットネスインストラクターの仕事はランニングの指導だけでではありませんので、ほかにもフィットネス系の資格を持つことをおすすめします。
今回は、ランニング系の資格についてご紹介しました。さまざまなランニング系の資格があって、驚いたという人も多いですが、これらの資格にはそれぞれ異なる特徴やメリットがありますので、自分に合った資格を探して取得してみることがおすすめです。ぜひランニングが好きだという人は、資格を取得してみてください。
<参考>
【一般社団法人 日本ランニング協会】
【日本ランニングトレーナー協会】
【一般社団法人日本ライフタイムスポーツ協会】