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スポーツに関わる仕事は何がある?大学選びのポイントも紹介

小さい頃からスポーツに励んできた人や中学・高校と部活に励んできた人であれば、スポーツを学べる大学に行き、スポーツに関わる仕事に就きたいと考える人も多いでしょう。

また、スポーツ選手を支える仕事に就きたい、とプロ選手との関わりを持ちたい方も、スポーツに関係する学問を学べる大学に入学したいと考えるかもしれません。

そこでこの記事では、スポーツに関わる仕事の紹介や大学で学べる分野、大学選びの際のポイントをご紹介します。

スポーツに関わる仕事を6つ紹介

最初に、スポーツに関わる仕事にはどのようなものがあるか紹介します。

1.スポーツ選手
2.スポーツトレーナー
3.スポーツインストラクター
4.パーソナルトレーナー
5.体育教師
6.スポーツ関連会社

具体的には、以上の6つの仕事について順番に解説します。

スポーツ選手

スポーツに関わる仕事として、まず挙げられるのがスポーツ選手です。

スポーツ選手にはいくつかの形態があります。1つ目は、プロのアスリートとしてチームと契約を結ぶタイプです。この場合、選手は個人事業主としてチームと直接契約を結び、契約内容によって年収が決まります。

プロスポーツ選手になるのは競争が激しく、簡単な道ではないでしょう。大学を選ぶ際には、スポーツで名高い強豪校に入学してプレーすることで、プロとしてのキャリアを形成する可能性が広がります。

また、企業が運営する企業チームに所属して、スポーツ選手として活動する形態もあります。企業チームの選手は企業の社員として雇用され、給与も企業が定めた待遇に基づくのが一般的です。

企業チームのスポーツ選手には、給与が安定するというメリットがある一方で、通常の会社員としての業務もこなす必要があることが多いです。企業チームに所属するには、大学でスポーツに取り組み、優れた成績を残すことが重要となります。

スポーツトレーナー

スポーツトレーナーとは、アスリートが自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるように、フィジカル面・メンタル面の両方からサポートを行う専門家です。

スポーツトレーナーにはさまざまな役割があります。フィジカルトレーニングを専門とするトレーナーもいれば、心理的なサポートや身体のケアに特化しているトレーナーもいます。さらに、アスリートが怪我を負った場合に、リハビリを通じて復帰を支援するリハビリ専門のトレーナーも存在します。

多くのスポーツトレーナーは、スポーツチームや個々のアスリートと直接契約する形が多いです。他にも、近年ではスポーツに力を入れている学校や教育機関がスポーツトレーナーを導入するケースも増えてきています。

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターは、スポーツトレーナーと似ているため混同されがちですが、実際には違う仕事です。

スポーツトレーナーは、アスリートのパフォーマンスを最大限に引き出すことを目的とし、フィジカルの強化やメンタルサポートに重点を置きます。一方、スポーツインストラクターは、技術的な指導を行う際にお手本として自分も指導内容を実演します。

スポーツインストラクターは、広義にはさまざまな分野で指導を行う専門家の総称です。実際の現場では、例えば「ジムインストラクター」や「ヨガインストラクター」など、専門分野ごとに呼ばれることが一般的です。

多くのスポーツインストラクターは、フィットネスジムやヨガスタジオ、スイミングスクールなどの施設で勤務しています。

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、お客様一人ひとりに対して1対1で指導を行うトレーナーです。

パーソナルトレーナーの主な指導内容は、スポーツトレーナーと異なり、身体に関する基本的なトレーニングに重点を置いています。たとえば、筋力トレーニングや有酸素運動、ストレッチなどが挙げられます。

また、お客様のご要望やニーズに応じて、食事管理や栄養指導を行うこともあります。

パーソナルトレーニングを受けるお客様の目的は多岐にわたり、筋力アップやダイエット、さらには身体能力の向上を目指す人々も多いです。パーソナルトレーナーは、お客様の個々の目標に合わせて、最適なプログラムを作成し、きめ細やかなサポートを行います。

多くのパーソナルトレーナーは、大手フィットネスジムやパーソナルトレーニング専門ジムに所属していますが、フリーランスとして独立して活動するトレーナーも少なくありません。

体育教師

学校で体育の授業を指導する体育教師も、スポーツに関わる職業の1つです。体育教師になるためには、大学で教員免許を取得し、体育教師としての採用試験を受けることになります。

実は体育は他の教科と比べて倍率が高く、競争の激しい職業です。

体育教師を目指す場合、体育の教員免許が取得できる大学は限られているため、進学前に希望する大学で体育教師の資格を取得できるコースが用意されているかを確認することが重要です。

スポーツ関連会社

スポーツ関連会社で働くことも、立派なスポーツに関わる仕事です。

スポーツ関連会社での具体的な仕事内容は、スポーツ用品の企画やデザイン、そして販売を手掛けることなどです。店頭で販売される一般向けの製品から、法人向けの製品、さらにはトップアスリート向けの特注品まで、幅広いスポーツ用品に携わることになります。

スポーツに関する知識は確かに役立ちますが、スポーツ関連会社への就職には、単にスポーツが得意であるだけでは不十分です。

スポーツ関連会社でのキャリアを築くためには、企業が求める人物像を理解し、その期待に応じたスキルや適性をアピールすることが不可欠です。スポーツへの情熱はプラスの要素となりますが、ビジネスやマーケティング、製品開発に関する幅広い知識やスキルが求められます。

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スポーツに関連する大学で学べる代表的な3つのこと

高校生時代に学ぶ英語や国語の授業を嫌うあまり、スポーツ系の大学に通いたいと考える人もいるかもしれません。

残念ながら、英語や国語などの基本教養科目はスポーツ系に限らずどの大学でも必修科目となっています。スポーツをメインに学ぶからと言って、英語などの基本教養を勉強しなくていい訳ではない事を覚えておいてください。

しかし、当然のことながらメインで学ぶことはスポーツに関連することです。スポーツに関連することと言っても多くの分野があります。

そこで本項では、大まかに分野を分けて紹介します。

実践系の学科

スポーツに関連する大学で最もイメージしやすいのが、スポーツに励む学生の姿ではないでしょうか。

スポーツを学ぶにあたって、自らが実践的な運動ができないのは問題です。たとえば日本女子体育大学の運動科学科では、スポーツ方法実践という科目が必修科目としてあります。

その他では体操や陸上競技、水泳などの私たちが小学校から馴染みのあるスポーツを自ら学ぶ科目になります。

身体や心理を勉強する学科

スポーツを実践する以外にも、身体や心理についても学びます。

主には、スポーツ指導の現場にて運動の見方や考え方を学び、理解を深めさせることを目的としたスポーツ運動学です。

その他、スポーツに関わる課題を心理的側面から明らかにするスポーツ心理学などが挙げられ、身体を動かす学科以外にも座学の時間があることが伺えます。

生涯スポーツやマネジメント

日本女子体育大学では必修科目ではありませんでしたが、健康の維持増進などのためにスポーツを用いる生涯スポーツ論やスポーツをビジネスとして普及発展させていくスポーツマネジメントなどの科目もあります。

このように、自分の身体や運動能力の向上以外にもスポーツを社会で活用するための科目が多くの大学に存在しています。将来スポーツ系のビジネスをしたい人には学んでおきたい科目になります。

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大学選びのコツとは?ポイントを解説

上記の通り、実技・学科の両観点から身体の動きや心理学、ビジネスと多方面に分野が跨るスポーツ関連の大学ですが、入学を検討する方はどのような軸で大学を選べば良いでしょうか。

中には、大学のブランド名や偏差値で入学先を選びがちですが、その選び方ではちょっと危険かもしれません。

体育系の大学には大きく分けて2つある

スポーツを学べる大学には大きく分けて2つの大学があります。それは、体育大学と総合大学です。

どちらもスポーツについて学べますが、大学や学科などによって学ぶことが大きく違うのでしっかりと調べることが重要です。

体育大学

体育大学はその名の通り、スポーツを専門とした学校になります。有名な大学は、日本体育大学や日本女子体育大学です。中でも日本体育大学は、体操の白井健三選手や村上茉愛選手が通っていることでも有名です。

体育大学では、スポーツを中心に学ぶことができる上、周りの学生もスポーツに励んでいる生徒が多いのが特徴の1つに挙げられます。また体育大学に入学した場合、スポーツに関する設備がしっかりと整っているケースが多く、スポーツに集中して取り組みたい方には最適な環境になります。

総合大学内のスポーツ学部

スポーツ学科のある有名な総合大学は、早稲田大学や筑波大学になるでしょう。体育大学と同じようにスポーツを学ぶ反面、スポーツ学部以外の学生も多くいます。

そのため、スポーツ以外からの刺激をもらえることが良い特徴です。具体的には、基礎科目の英語や国語などの講義は勿論聞くことができ、スポーツ以外の学術的な分野の講義を選択することも可能ですので、幅広い視野でスポーツ教養を身に付けることができます。

学びたいことや将来を考えて選ぶ

先述の通り、体育大学と総合大学には大きな違いがあり、中でも入学を希望する大学によっても特色があります。

そこで本項では、大学選びで知っておきたいポイントをまとめてみました。

学べることから選ぶ

前項で解説した通り、体育大学と総合大学とでは学ぶことに少し違いがあります。さらに入学する大学学校・学部によっても、受講できる講義内容に違いがあります。

たとえば、日本女子体育大学には体育学部が2つあり、運動科学科とスポーツ健康学科に分けられます。運動科学科は運動についての技能や構造などを学び、実践的な指導方法を身に付けることが目標です。

一方のスポーツ健康学科では、全ての人がスポーツを楽しむため、また健康になるためのスポーツ理論と方法を学びます。

上記の通り、同じ大学でも学ぶ内容や広義の目的が違いますので、注意して選んでほしいと思います。

将来就きたい仕事から考える

将来就きたい仕事が決まっている場合、就きたい仕事から逆算して、必要な学問・領域を学べる学校に行きましょう。

たとえば、プロのスポーツ選手のサポートをするアスレティックトレーナーを目指す場合、アスレティックトレーナー資格が取得できる学校に入学すると良いです。

また、スポーツメーカーなどで経営に関わる仕事がしたいなら、経営やマネジメントなどのビジネス関係を学べる学校が良いでしょう。

偏差値では選ばない

総合大学にありがちなのが、偏差値の高さで大学を選んでしまうということです。

ただ偏差値で大学を選んでしまった場合、将来のために学びたいことを学べない、無駄な時間を過ごす可能性も出てきます。

たとえば、早稲田大学のスポーツ学科と東海大学の体育学部では、早稲田大学の方が偏差値は高いです。しかし、扱っている勉強内容に違いがあります。

学ぶべき学問・講義は東海大学の体育学部にあるのにも関わらず、大学のブランド名になびいて早稲田大学のスポーツ学科に入学すると、当然のことながら本当に学ぶべきことを勉強できません。

したがって、偏差値で選ぶことで失敗する人も少なくないので、自分の学びたいことを中心に置いて学校選びをしましょう。

卒業後に資格を取得できるか

卒業後にどのような資格が取得できるか、も大学選びのポイントの1つです。

スポーツ関連の仕事を目指す際に有利になる資格には、教員免許や医療系の国家資格などがあります。これらの資格には、特定の学位やコースの修了が条件となることも多いです。

そのため、自分が取得を目指す資格がその大学で得られるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

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スポーツに関連する大学のその他の知識

【Q1】スポーツ学科のある大学からジム以外に就職はできますか?

ジムなどのスポーツ施設なら就職するにはかなり有利になりますし、普通の企業でも採用してくれるところは多いです。

ただスポーツ学科出身の人が普通の企業に就職しても、待遇が悪いという意見もあります。

このようなことを考慮すると公務員として教師や役所のスポーツ課などに就職するのも1つの方法です。

【Q2】スポーツ学科でも金融や証券などの企業には就職できますか?

大学名がものを言いそうな業種でも、大学で何か1つのことを頑張ってきた人なら内定をもらえる人もいます。

偏差値の低い大学でラグビーに励んでいた人が、証券会社に入社したなんて話も聞いたことがあります。偏差値も必要かもしれませんが、何をやってきたかも重要なことです。

まとめ

今回の記事では、スポーツに関わる仕事と、就職するための大学選びのポイントについて解説しました。

スポーツ関連の知識を学べる大学には、体育を専門としている体育大学の他にも総合大学があります。学校選びの際には、偏差値や大学名よりも自分がやりたいことを明確にすることが大切です。大学進学は人生の大きなターニングポイントになるので、慎重に調べた上で選びましょう。

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