トレーナー必見のサプリメントに関連する資格まとめ
トレーナーはアスリートなどのコンディションを整えるための指導を行います。そのためアスリートには、体を良い状態で保ってもらう必要があります。日々の食事だけでは不足する栄養素を補うために役立つのがサプリメント。資格を持って正しく使いましょう。
サプリメントに関連する資格を持つ意味は?
サプリメントはドラッグストアなどに行けば手軽に買うことが出来ます。でも、どんな時にどんなサプリメントを使えば良いか、意外に知識は持っていないのではないでしょうか。正しく効果的にサプリメントを使用することを目的にした、サプリメントに関連する資格があります。その資格を取得することで、トレーナーとして一層、アスリートのコンディションをベストな状態に近づけることが出来るようになります。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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サプリメントに関連する資格
サプリメントに関連する資格には、いくつかの種類があります。それぞれ設置目的の違う資格であり、認定団体や資格の取得方法が異なります。課題テスト・レポートを提出することで取得できる取得がある一方、認定試験に合格しなければ取得できない資格もあります。
サプリメントに関連する資格の種類はどんなのがあるの?
サプリメントに関連する資格はどの様な種類があるか見ていきましょう。認定する団体や取得方法の違いも紹介します。
ヘルスケア・サプリメントコーディネーター
ヘルスケア・サプリメントコーディネーターとは、一人ひとりに合った適切なサプリメントを選べるようにお手伝いをするため、栄養学の基本的な知識・法律を身につけるための資格です。
2019年に設立された一般社団法人 日本ヘルスケアサプリメント協会が発行している資格です。
- 受験資格:誰でも受験可能
- 受験料:
認定試験受験料・認定講座テキスト・認定料がかかります。 - 難易度:初心者向け基本的
- 出題範囲:認定講座テキスト「栄養学の基礎」より出題
- 合格率:70%以上の正答率で合格
- 資格の更新:3年
- 公式サイト:https://www.jhcsa.jp/
サプリメント管理士
サプリメント管理士は、栄養補助食品などの販売や商品紹介に関わるアドバイザーとして一定の知識水準を保持することを認定する民間資格です。栄養・健康・美容とサプリメントに関する幅広く専門的な知識を求められます。
参考テキストは初心者でもできるように、わかりやすく体系的に構成されています。
厚生労働省からはアドバイザリースタッフ育成のガイドラインが発表されていますが、その後に一般の販売スタッフを対象として作られた通信教育講座です。
また、この資格の修了者は、上級資格である「サプリメント管理士マスター」認定試験の受験資格を持つことができます。課題テスト・レポートの提出で資格を取得することができます。
特定非営利活動法人 新生活普及協会が認定する資格です。
- 受験資格:誰でも受験可能
- 受験料:公式サイトをご確認ください。
- 難易度:基本的
- 出題範囲:テキストより
- 公式サイト:https://www.ssfk.co.jp/?page_id=19
サプリメントアドバイザー
サプリメントアドバイザーとは、ヘルスサポートコンシェルジュ®として、サプリメントとさまざまな健康食品の摂取方法などを的確にアドバイスできる専門家です。
日本ニュートリション協会が認定するサプリメントアドバイザー資格の一つです。
同協会が開催する、サプリメントアドバイザー養成講座を受講し、課題テスト・レポートを提出することで資格を取得することができます。日本ニュートリション協会は、日本で最初にサプリメントに関する資格を作った団体です。サプリメントの資格の中で、この資格が最も多く取得者数がいます。資格取得後にも、アメリカの最新情報の定期配信などのサポートがあります。
- 受験資格:誰でも受験可能
- 受験料:
サプリメントアドバイザー総合講座 受講料:公式サイトをご確認ください。 - 教材:基礎編・テキスト2冊、添削問題集2冊
- ビジネス編・テキスト2冊、添削問題集1冊
- 公式サイト:http://www.supplementadviser.com/
健康食品管理士
健康食品管理士とは、一般社団法人 日本食品安全協会が認定する資格です。
健康食品などの安全性・効果・医薬品との相互作用と取り扱いについて幅広い知識を持ち、健康食品を摂取する消費者が正しく伝えることを認定しています。
実施する認定試験に合格することで資格を取得することができ、臨床検査技師・薬剤師・管理栄養士を養成する大学の教育関係者を中心に設立されています。
医療の現場でも対応できるレベルのアドバイザーを養成するための資格です。資格は更新の必要があります。最新情報を常に取得していなければ維持するのが難しく、受験や更新のためには、同協会の会員であることが条件となります。
- 受験資格
・協会が認めた認定校で指定教育カリキュラムを履修された方
・教育講座を終了した方
・教育講座を免除された方 - 費用
受験料:既卒と新卒で異なります。公式サイトをご確認ください。 - 公式サイト:http://www.jafsra.or.jp/index.html
サプリメントアドバイザー
日本サプリメントアドバイザー認定機構が認定するサプリメントアドバイザーの資格があります。同協会は、栄養を臨床から考える医師や栄養士等で構成されます。
認定試験が必要であることから、より質の高いアドバイザーを養成しようという考えを持っています。また資格は、更新の必要があります。そのため、最新情報を常に取得していなければ維持するのが難しい資格です。また受験や更新のためには、同協会の会員であることが条件となります。
- 受験資格
日本臨床栄養協会会員であること
研修単位は、40単位取得していること - 費用
受験料:公式サイトをご確認ください。 - テキスト:「NR・サプリメントアドバイザー必携 第5版」
- 公式サイト:https://www.jcna.jp/supple/method/
サプリメントに関連する資格を活用できるところ
サプリメントに関連する資格は、薬局やドラッグストア、病院、健康食品販売店などの職場で活用することができます。こういった職場にサプリメントに関連する資格を持った人がいることで、消費者・利用者は自分の健康状態や栄養取得状況に合わせた適切なサプリメントを選べるようになります。
またサプリメントの販売だけではなく、サプリメントや健康機能食品の企画・開発・製造を行う企業でも知識を活かすころができます。
サプリメントに関連する資格を取りまく環境
健康志向の高まりに伴って、サプリメントはアスリートなどの限られた人たちだけではなく、広く一般の人にも広まっています。高齢者の健康維持や若い人の美容目的で、習慣的に利用するシーンも増えています。
その一方、多様なサプリメントが登場している状況で、利用者はどれが自分に合ったサプリメントであるのか選択するのが難しくなっています。
そのような悩みに対して適切なアドバイスを行えるのがサプリメントに関連する資格保持者であると言えます。医師や薬剤師がサプリメントに関連する資格を合わせて所持するというケースも増加しています。
サプリメントに関連する資格取得に掛かる費用は?
サプリメントに関連する資格取得に掛かる費用はどのくらい必要でしょうか。例を見てみます。
サプリメントアドバイザー(日本サプリメントアドバイザー認定機構認定)の場合
資格取得時に費用が必要です。また5年ごとの資格更新時にも費用が必要となります。内訳は次の通りです。
・入会・年会費(資格取得時)
日本臨床栄養協会への入会・年会費が必要になります。
・受講料(資格取得時)
通信教育初回受講料が必要です。
・学術大会参加費(資格取得時)
日本臨床栄養協会学術大会への参加にも費用が必要となります。
・受験料(資格取得時)
認定試験の受験料が必要です。
・更新申請料(更新時)
更新申請料が必要です。
・会費(更新時)
日本臨床栄養協会年会費が必要です。
・学術大会参加費(更新時)
日本臨床栄養協会学術大会への参加費が掛かります。
・再受講費用(更新時)
「NR.サプリメントアドバイザー講座」再受講費用が掛かります。
・教材費(更新時)
「サプリメントフォーラム」収録DVDの費用が必要です。
・セミナー参加費(更新時)
レベルアップセミナーへの参加費用が必要です。
・研修会参加費用(更新時)
NR.サプリメントアドバイザー交流研修会への参加費用が必要です。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
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サプリメントの資格に関するその他のQ&A
ここまでサプリメントに関する資格について紹介して来ました。ここではサプリメントに関する資格についての質問にお答えします。
【Q1】サプリメントに関連する資格には難易度の違いはあるの?
サプリメントに関連する資格には、その種類によって難易度の違いがあります。比較的難易度が低いのは課題テスト・レポートの提出で資格が得られるものです。日本ニュートリション協会のサプリメントアドバイザーは、完全通信制で資格取得まで全て郵送で行えるため、取得しやすい種類だと言えます。
逆に、日本サプリメントアドバイザー認定機構が認定するサプリメントアドバイザーは、日本臨床栄養協会に入会しなければ受験資格を得られず、また試験自体にも合格する必要もあるため難易度が高い資格です。5年ごとに更新が必要など手間も掛かるため、栄養士や管理栄養士といったプロが取得することの多い資格となっています。
【Q2】サプリメントに関連する資格取得ではどんなことを学ぶの?
サプリメントに関連する資格取得で学ぶことにはどんな内容があるのでしょうか。サプリメント管理士を例に見ていきます。大きく分類すると5つのことについて学びます。
・ビタミン・カロテノイド
1つ目は、ビタミン・カロテノイドについて学びます。13種のビタミンについて、カロテノイドはβ-カロテンを中心に学びます。特徴や働き、安全性にいたるまで学習します。
・食物繊維
2つ目に、食物繊維について学びます。食物繊維の消化・吸収・代謝、栄養生理学的機能、セルロース、ペクチン、キチン・キトサン、コラーゲン等、様々な食物繊維の特徴を学習します。肥満や糖尿病、高血圧症といった疾病との関係も学習対象です。
・ミネラル
3つ目は、ミネラルについて学びます。ミネラル全般についての「総論」と、食事摂取基準が定められたミネラルのうち主要なものの特徴や働き、安全性の詳細である「各論」を学習します。
・ハーブ
4つ目は、ハーブについて学びます。ハーブの体系的な学習に加え、70種を超えるハーブの詳細を学びます。
・アミノ酸
5つ目は、アミノ酸について学びます。アミノ酸について、基礎から体系的に学習します。栄養機能、生理機能をはじめとするアミノ酸の概要の知識を得ることができます。
・食の安全
6つ目に食の安全を学びます。「より安全な」食品を確保するリスクアナリシスの考え方を学び、食品や食品添加物などの安全性について学習します。また、食習慣と生活習慣病との関わり、食事摂取基準の考え方、食育について勉強します。合わせて関連法規についても学びます。
【Q3】サプリメント先進国アメリカの状況は参考になるの?
アメリカでは医療費が高額であるという理由から、国民が自分の健康は自分で守るという意識を高く持っています。そのため、サプリメントに対する知識や理解が国民に浸透しています。個人が膨大なサプリメントから自分に合った栄養素を選び、日常生活の中でサプリメントを摂取し、健康や美容の管理を行っています。
世界最大のサプリメント消費国であるアメリカでは、予防医療の概念が一般に定着しており、健康維持のために積極的にサプリメントを摂取する習慣が確立しています。高齢化により医療費負担の増していくことが、今後一層懸念される日本でも、予防医療の概念は浸透していくと考えられており、自分で適切にサプリメントを選ぶということが重要にいなることから、それをサポートできるサプリメントに関連する資格所持者は重要視されると予想されます。