水泳インストラクターの給料を底上げする3大ポイントまとめ
水泳が好きという理由から、水泳のインストラクターを目指す人は多いでしょう。しかし、水泳に限らず、スポーツインストラクターというのは収入が上がりにくいもの。この記事では、水泳インストラクターとしてキャリアアップするために必要なことを紹介します。
1)水泳インストラクターの給料相場はどれくらい?
水泳インストラクターの平均年収は20代で200万円~300万円程度が相場となっているようです。ただし、給料については会社の規模や給与体系によってかなり差があるようです。大手で好立地のスイミングスクールであれば30歳で年収600万円なども可能なようですが、一般的にはそこまで給与水準が高くない仕事ではあります。
水泳インストラクターの求人情報を探してみると年齢や経験年数、年収実績などの情報も確認できるため、気になる方は一度調べてみても良いでしょう。
また、10人以上の会社であれば就業規則の作成が必要であり、そこに給料などの待遇も記載する必要があるため、ご自身の給料に不満がある場合は一度確認してみてはいかがでしょうか。
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2)水泳インストラクターは何歳まで現役?
水泳インストラクターを20代~30代が最も多く、それ以降はインストラクターを引退し、他の仕事に転職したり、同じ会社内でマネージメントや管理職の仕事をしたりと様々です。
もちろん、体力的に可能であれば、40代以降も現役でインストラクターをされている方はいます。ご自身のキャリアを考える上で、いつまで現役でやれるのかを考えることは重要なことではないでしょうか。
3)水泳インストラクターのキャリアを考よう!3種類のタイプを解説
水泳インストラクターは水泳が好きで、教えることが好きな方にとってはやりがいのある仕事と言えるでしょう。しかし、給料が上がらない、将来のキャリアが不安といった悩みを持つ方が多いのも実情です。
水泳インストラクターにはどのようなキャリアがあるでしょうか。
タイプ1:同じ会社内でのキャリアアップ
水泳インストラクターとして働いている会社内でマネージャーなどへの昇進を目指し、その後管理職などのポジションを目指すのも1つのキャリアプランです。その場合は、レッスンの知識や技量の他に、会社のマネージメントや経営、集客について考える能力が求められます。
また、小規模な会社の場合は昇進の規定などが曖昧の場合もあるため、就業規定などで確認しておいたほうが良いでしょう。
タイプ2:フリーのインストラクターになる
水泳にもフリーのインストラクターはいます。その場合、公営のプールのコースなどを貸し切って、集客をして、レッスンをすることになります。
水泳インストラクターとして高い技量があり、集客にも自信がある場合はチャレンジしても良いかもしれません。しかし、それなりの実績や知名度がないと仕事として成り立たないため、難易度は相当高いと言えるでしょう。
タイプ3:他の仕事に転職をする
水泳インストラクターを経験した後に、他の仕事に転職する方も多いです。水泳と全く関係ない会社で働く方もいますが、水泳インストラクター経験を生かして、スポーツ会社や施設などへ転職される方が多いようです。転職をする場合は、前職での経験と実績が問われるため、インストラクターのうちに何か実績を残しておきたいところです。レッスン方法を工夫して優秀な選手を育成したり、集客の企画を考えて成果を上げるなど、工夫をしておくことでその後のキャリアが開ける可能性があります。
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4)給料を上げるためにやるべき3つポイントって?
それでは具体的に給料アップのために取り組むべき3つのポイントを紹介します。
ポイント1:スキルアップを図る
水泳インストラクターは特に資格がなくてもできる仕事です。しかし、水泳は専門性が高いスポーツであると同時に、水中という環境は事故が起こりやすいため水泳の泳法や救急救命に関する知識はしっかりと持っておきたいところです。「基礎水泳指導員」や「水泳教師資格」など水泳の指導に必要な体系的な知識を有している証明になる資格を持っていると、キャリアアップや転職などに有利に働く可能性があります。
ポイント2:会社の利益を考える
会社の立場で考えた場合、「自社の利益に大きく貢献している従業員」を手放したくないものです。そのため、スクール生や保護者に人気があったり、業務外の仕事でも率先して引き受けてくれたり、集客のための企画や工夫を考えて実績をあげたりするなど、常日頃の努力が給与につながることもあるでしょう。また、会社の利益に貢献している自負がある場合は、会社に給与アップの交渉をするのも1つの手段です。
ポイント3:他のスクールへの転職も視野に入れる
上記を実践しても、すぐに給与に反映されるということはないかもしれませんが、ご自身が希望する給与水準を大幅に下回る状況が続いた場合は、転職を考えるのも1つの手です。
水泳インストラクターとしての転職を考える場合は、給与体系、賞与や昇級制度、残業代が出るのかなど、重要な点はしっかりと確認しておきましょう。
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5)水泳インストラクターに関するQ&A
【Q1】水泳インストラクターのアルバイトの給料はどれくらい?
正社員の場合は20代で年収200~300万円程度が相場となっていますが、アルバイトの場合は時給制が一般的です。一般的なアルバイトの給料は東京都内で時給1,000円前後が相場となっています。
また、スクールや施設にもよりますが、働く時間帯は平日の夕方から夜、休日は午前中の求人が多いようです。
【Q2】水泳インストラクターの一日の労働時間はどれくらい?
スイミングスクールは朝から夜まで営業している場合がほとんどで、営業時間自体が長いです。そのため、正社員で働く場合は労働時間も長くなりがちなのが実情です。基本的にはシフト制で1日8時間程度の勤務で週休2日というのが一般的なようです。
【Q3】レッスン以外の仕事はどんなものがあるの?
水泳技術のレッスン以外にも、プールや生徒の監視など安全対策も担当します。勤務地によっては施設管理や事務作業を行うこともあるようです。また、子供に対して指導している場合は保護者の方への対応が発生する場合もあります。
【Q4】水泳インストラクターになるために必要な能力は?
特に資格や特別な知識は必要ないですが、スクール生は小さなお子様から高齢者まで多岐に渡るため、コミュニケーション能力は求められるでしょう。幅広いスクール生の水泳に対するモチベーションを保つためには、楽しく指導ができる方が向いているのではないでしょうか。
また、水中では予期せぬ事故やアクシデントが起こる可能性もあるため、常に周囲の安全に気が配れることも重要なポイントです。
【Q5】「基礎水泳指導員」や「水泳教師資格」はどうすれば取得できる?
「基礎水泳指導員」は東京水泳協会の定める資格であり、受講資格は、「満18歳以上で、100メートル個人メドレーの泳力をもつ人」と定められています。講習期間が12日間となっており、学科(水泳の生活・歴史、水泳の科学、水泳の管理と安全対策など)が7時間、実習(指導計画の立案、指導実習)が3時間、実技が22時間となっています。参加費が掛かります。
「水泳教師資格」については「水泳教師」と「水泳上級教師」の2種類がありともに日本スポーツ協会の公認資格です。こちらは満20歳以上の方が取得可能です。講習会は共通科目が152.5時間(集合講習40時間、自宅講習112.5時間)、専門科目が84時間以上(集合講習50時間、自宅講習32時間など)です。受講料が約17万円かかります。
以上、水泳インストラクターが給料を上げるためにすべき3つのことと題して、水泳インストラクターのキャリアについて紹介しました。水泳インストラクターは仕事が好きな方にとってはやりがいがあって素晴らしい仕事である一方で、給与が上がらない不満を持っている方も多く、やりがいと収入のバランスを取るのが難しい職業であるかもしれません。
水泳インストラクターをやっている方、または挑戦したい方は、ご自身のキャリアについて考え、適切な行動によってキャリアアップしていっていただければと思います。