パーソナルトレーナーを目指す方必見の勉強法とは?効果を高める勉強法や資格をご紹介!
トレーナーとは「身体のことを熟知したプロフェッショナル」と言うべき存在です。
特に幼い頃から運動に励んでいた人は、お客様のトレーニング指導を行うトレーナーに憧れる人もいることでしょう。そんなトレーナーには、どのような知識やスキルが必要なのでしょうか?
今回の記事では、パーソナルトレーナーを主題に求められる知識や勉強法を詳しく解説します。
パーソナルトレーナーに求められる知識・勉強とは?
パーソナルトレーナーには、
・トレーニング方法に関する知識
・栄養学に関する知識
・機能解剖学や運動生理学などの基礎知識
の知識が求められます。本項にて、それぞれ詳しく説明していきます。
トレーニング方法に関する知識
パーソナルトレーナーには、トレーニング方法に関する知識が必須です。パーソナルトレーナーは、お客様に対して安全かつ効果的なトレーニングを分かりやすく指導しなくてはならないからです。トレーニングは、身体をむやみやたらに動かせば良いものではありません。トレーナーが正しいトレーニング方法を知らないまま無理やり筋肉を動かしてしまうと、お客様のケガやコンディションの悪化につながります。
また、間違ったフォームでのトレーニングでは筋肉に効率よく刺激が伝わらないため、いくらトレーニングをしても効果が出ないということにもなりかねません。
正しいフォームを学び、運動生理学や機能解剖学の知識を応用したトレーニング方法の知識を身に付けることで、ケガのリスクを最小限に抑えた効果的な指導ができるようになります。
栄養学に関する知識
パーソナルトレーナーには栄養学に関する知識も重要です。
栄養指導は一見トレーニングとはあまり関係ないと思われがちですが、身体を作るおおもととなる栄養は、トレーニングとは切っても切り離せない関係にあります。アスリートや運動をしている一般の方の目標を達成するためには、トレーニングだけでなく栄養指導も不可欠です。
パーソナルトレーナーによる栄養指導は次のような目的で行われます。
・基礎体力や基礎代謝を改善する
・理想の体型になる
・肥満を改善する
・筋肉不足を改善する
・足りない栄養素を補う
トレーニングだけでなく栄養指導を行うことで、お客様からの信頼も得やすくなるでしょう。日本人の遺伝子や体質を理解しながら個人に対応した栄養指導をできる知識がパーソナルトレーナーに必要とされています。
機能解剖学や運動生理学などの基礎知識
機能解剖学や運動生理学も、パーソナルトレーナーには重要な知識といえます。
例えば、ケガやコンディションの悪化の予防をしたり、炎症の原因を見つけてテーピングなどで対処したりするためには、骨や筋肉、関節などの構造を学ぶ機能解剖学の知識が役に立ちます。また、お客様に安全なトレーニングを分かりやすく指導し、納得してもらうためには、運動による身体の変化や仕組みを学ぶ運動生理学の知識や観点が役立ちます。
パーソナルトレーナーが機能解剖学と運動生理学の基礎知識を学ぶことで、安全なトレーニングをお客様に提供できるようになるのです。
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ビジネスとしてパーソナルトレーナーに求められることとは?
ビジネスでパーソナルトレーナーに求められる要素として、
・コミュニケーション能力
・コーチングスキル
・集客・営業などのビジネススキル
の3つが挙げられます。それぞれの要素について詳しく説明していきます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、パーソナルトレーナーとして活躍するのに欠かせないスキルの1つです。お客様が目標を達成する上で1番重要なのは、お客様がトレーニングを継続することです。また、パーソナルトレーナーとしてのビジネスを成功に導くのも、お客様のトレーニングの継続だといえます。
トレーニングは決して楽なものではありません。お客様の多くはトレーニング中に辛いと感じますし、くじけそうになるお客様も中に入るでしょう。そのようなお客様を励まし、精神的なサポートをしてお客様にトレーニングを継続させるのが、パーソナルトレーナーの役目です。
パーソナルトレーナーのコミュニケーション能力は、お客様のモチベーションを上げるのに重要な役割を果たします。トレーナーにコミュニケーション能力がなく、お客様のモチベーションをあげられないとお客様がトレーニングを続けられない上、顧客満足度も下がってしまいます。
「このトレーナーなら信頼できる」
「このトレーナーとならトレーニングが楽しい」
と思わせるコミュニケーション能力がパーソナルトレーナーには不可欠です。
コーチングスキル
コーチングスキルとは、相手の話をよく聞いて観察や質問などをすることで相手の内面にある問題や答えを導き出すスキルのことです。実はコーチングは、パーソナルトレーナーに必要な技術の1つでもあります。
お客様が身体のどんなことについて悩んでいるかに耳を傾け、「何が原因なのか」「どんな提案をしたら良いのか」を考えたり、お客様自身にその答えに気付かせたりすることがお客様の目標達成に直接的につながるからです。
コーチングスキルとコミュニケーション能力を兼ね備えることができれば、お客様からのさらなる信頼を得ることができ、パーソナルトレーナーとしてのビジネス成功がぐっと近づくでしょう。
集客・営業などのビジネススキル
パーソナルトレーナーのビジネスを成功させるためには、集客・営業などのビジネススキルも大切です。
集客スキルは、新規のお客様を獲得するスキルです。パーソナルトレーナーとしての知識やスキルは十分にあっても、集客ができないとビジネスとして成り立たないため、まず新規のお客様を獲得するスキルを身に付ける必要があります。
集客についてのマーケティングを学んだり、ジムの立地条件やターゲット層などを考えたりすることで積極的に集客をしていきましょう。
また、既存のお客様にリピートしてもらうための営業力も集客力と同じように重要です。コミュニケーション能力やコーチングスキルを使ってお客様のモチベーションを上げたり、実際に効果的なトレーニングを指導し、目標を達成してもらったりすることでお客様のリピート率は確実に上がります。良い口コミが広まれば、新規のお客様獲得も期待できるでしょう。
パーソナルトレーナーのための「4ステップ」勉強法
ここではトレーナーになりたい人やトレーナーになったばかりの人がどのように勉強すれば良いのか、
1.生理学・解剖学・栄養学などの知識を付ける
2.自分の手を動かしてスキルを磨く
3.自分もトレーニングを実践する
4.資格を取得する
の4ステップをご紹介します。
ステップ1:生理学・解剖学・栄養学などの知識を付ける
生理学・解剖学・栄養学はトレーナーがクライアントに指導をおこなう上で必要になる基礎知識です。これらの学問を理解すると、トレーナーとしておこなう指導内容に自信や根拠が生まれます。説得力のあるトレーナーとなるための第一ステップと言っても良いでしょう。
机に向かって本とノートで勉強するのはもちろんのこと、電車内で勉強するなどの隙間時間の活用をすることもできます。
関連リンク:機能解剖学とは何?勉強方法と資格への活かし方
ステップ2:自分の手を動かしてスキルを磨く
頭に詰め込んだ知識は、自分の身体を使ってアウトプットをすることで初めて役に立ちます。文字通り「体で覚える」わけです。
解剖学を覚えたら、解剖学に基づいた正しい指導の練習を繰り返しましょう。栄養学を知識として覚えたら、実際の食事にどう活かすのかまで考えて実践する必要があります。
そのほかにも、トレーニング技術、テーピング技術、ストレッチ技術など、実際に手を動かさないと覚えられない技術はたくさんあります。1人でできるものはどんどん試しつつ、相手が必要な技術は友人や家族の手を借りて、練習台になってもらいましょう。
ステップ3:自分もトレーニングを実践する
トレーナーになりたいほとんどの方は、自らも運動経験があると思います。
例えばスポーツトレーナーを目指している人なら、
「サッカーをしているときは、どのようなことに不便を感じるのだろう」
「野球というスポーツではどのような筋肉の使い方をするのだろう」
自分でそのスポーツを体験することで、選手がどのようなことで悩んでいるのかを実体験してみるのです。自分がその競技に打ち込んだ経歴があればより有利でしょう。
また、ダイエットやボディメイクを指導するフィットネストレーナーやパーソナルトレーナーを目指すのであれば、自らが日頃ウエイトトレーニングを実施していることが必須です。
クライアントに指導するやり方を自分が実践することで、トレーニングの大変さが理解できます。メンタル面でのサポートにも繋がることはもちろん、フォームが上手くできないときのアドバイスの幅も大きく広がるからです。
ステップ4:資格を取得する
トレーナーとして信頼を得るのであれば、資格の取得がとても有効です。
なぜなら、資格を保有していることが知識と技術の学んだトレーナーである根拠になるからです。
資格は、トレーナーやフィットネスの世界を渡り歩くための、いわばパスポートのようなものであると言えます。
トレーナー向けの資格には多数の種類がありますが、なかでも国際的に認知の高い資格が人気です。
パーソナルトレーナーの勉強におすすめな書籍6選
パーソナルトレーナーの勉強におすすめな6つの書籍、
・解剖生理をおもしろく学ぶ
・イメージできる解剖生理学(ナーシング・サプリ)
・解剖生理学ノート 人体の構造と機能 第3版
・のほほん解剖生理学
・入門運動生理学第4版
・身体運動の機能解剖
をご紹介していきます。
解剖生理をおもしろく学ぶ
「解剖生理をおもしろく学ぶ」は、解剖生理学を理解しやすいように工夫された書籍です。
医療系で働く人や医療系の学生以外の人が読んでも分かるように、イラストを沢山使って説明されています。スポーツトレーナーを目指す方は解剖生理学をこの本から始めると良いかもしれません。
イメージできる解剖生理学(ナーシング・サプリ)
「イメージできる解剖生理学」は、解剖生理学の基礎を学びたい人におすすめの書籍です。
この書籍は、問題集形式になっていて実際に書籍に書き込めるようになっています。イメージできるとタイトルにあるとおり、イラストが多く使われているため分かりやすいです。看護学校などの教材として使われることもあります。
解剖生理学ノート 人体の構造と機能 第3版
「解剖生理学ノート 人体の構造と機能」は、解剖生理学で暗記しなければ事柄を直接書き込んで暗記に役立てる書籍です。
管理栄養士の試験対策用としてつくられているせいか要点がまとまっていて勉強しやすいでしょう。
のほほん解剖生理学
「のほほん解剖生理学」は、初心者におすすめの書籍です。
イラストが多く、説明や表現も分かりやすく工夫されているため、解剖学の知識が全くない人でも読みやすいです。解剖学を学ぶのが初めてで、解剖学を学ぶことに抵抗を感じるという方は、この書籍から読んでみることをおすすめします。
入門運動生理学第4版
「入門運動生理学」は、運動生理学の基本的な内容がカバーされています。
表現が初心者向きではなくある程度生理学の知識がある人向けなので、難しいと感じる方も多いかもしれませんが、この書籍が1冊あれば生理学の勉強には困らないといえるほど生理学を学ぶのに適した書籍です。
身体運動の機能解剖
「身体運動の機能解剖」は、トレーニングフォームを学べる書籍です。
効果的なトレーニングフォームなどを筋肉のイラスト付きで分かりやすく学べます。パーソナルトレーナーを目指している人には特におすすめの1冊といえます。
パーソナルトレーナーの勉強におすすめなツール3選
パーソナルトレーナーの勉強におすすめなのは書籍だけではありません。近年では、アプリを使って勉強することもできます。
この項目ではパーソナルトレーナーにおすすめのアプリである、
・骨格-解剖学3D アトラス
・筋肉暗記
・あそんでまなべる人体模型パズル
の3種類についてご紹介します。
骨格-解剖学3D アトラス
「骨格-解剖学3D アトラス」は、人のすべての骨が3Dで見られるアプリです。3Dなので、回転させたり拡大したりして、様々な角度から骨を見ることが可能です。
モデルやピンを選択すれば、解剖学的部位の用語が表示されます。11カ国語の中から2言語で同時表示できるのもこのアプリの特徴の一つです。隙間時間などを利用して、骨や骨格を細かく学びたいという人におすすめです。
筋肉暗記
「筋肉暗記」は全身の176の筋肉を遊びながら覚えるアプリです。
全身の筋肉が筋肉カードとよばれるカードで一つ一つ紹介され、CGイラストを見ながら筋肉を覚えていきます。その他、筋肉絵合わせという神経衰弱をして遊びながら筋肉を覚えることも可能です。
ゲーム感覚で筋肉を覚えたいという人はぜひ試してみてください。
あそんでまなべる人体模型パズル
「あそんでまなべる人体模型パズル」は、内臓と骨格をジグソーパズルを使って覚えられるアプリです。
パズルで遊びながら覚えられるため、勉強が嫌いな人も抵抗なく学べます。
パーソナルトレーナー向けのおすすめの資格4選
パーソナルトレーナー向けのおすすめの資格として、
・NESTA-PFT(NESTA 認定|パーソナルフィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(NSCA 認定|パーソナルトレーナー)
・NSCA-CSCS(NSCA 認定|パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI(JATI認定|トレーニング指導者資格)
の4つをご紹介していきます。
NESTA-PFT(NESTA 認定|パーソナルフィットネストレーナー)
国際団体であるNESTAが認定する、NESTA-PFTはクライアントのニーズやゴールに的確なプログラムを提供できる “プロフェッショナル”を育成することを目的としています。NESTA-PFTを取得することでしっかりと身体に関する専門的知識や実践的技術が伴ったパーソナルトレーナーであることの証明となります。
・パーソナルトレーナー
・フィットネストレーナー
NSCA-CPT(NSCA 認定|パーソナルトレーナー)
NSCA-CPTは、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行うための優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
・パーソナルトレーナー
・フィットネストレーナー
NSCA-CSCS(NSCA 認定|パーソナルトレーナー)
NSCAが認定する資格の中には、NSCA-CPTだけではなくNSCA-CSCSもあります。NSCA-CSCSの指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
・スポーツ指導者
・ストレングスコーチ
JATI-ATI(JATI認定|トレーニング指導者資格)
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会であるJATIが発行するJATI-ATIは、スポーツ選手や一般のスポーツを行う人を対象として、科学的根拠にもとづいた適切な運動プログラムを目標に応じて作成・指導するスペシャリストです。
日本国内のトレーナーの認定資格の中で知名度が高く、就職する際にJATI-ATIを持っていることが必須のジムも多いため、JATI-ATIから取得するという人も少なくありません。
トレーナーとしての価値を高めるおすすめスクール
スクール | トレスク | ラスタイル | アスピ | Dr.トレーニング |
取得できる資格 | NSCA-CPT NSCA-CSCS NESTA PFT |
NESTA PFT | NSCA-CPT NESTA PFT |
NSCA-CPT |
特徴 | オンライン | 実技に強い | 徹底の個別指導 | スポーツ現場のメソッドが学べる |
短期間で効率よくNSCA取得を目指すトレスク(オンライン)
トレスクは効率よく学習して短期間でNSCA取得を目指すオンライン講座です。
トレスクオンライン講座は、資格取得のための学習に特化していることが特徴です。そのため、出来るだけ早くNSCAを取得したい人に向いています。
そして、NSCA-CPTとNSCA-CSCSでは、対象とするクライアントが異なるため、試験の出題内容も大きく異なっています。自分が取得したい資格に合わせて的確な受験勉強をすることが大切です。
だから、トレスクオンライン講座ではNSCA-CPTとNSCA-CSCSでそれぞれ専門の講座を用意しています。
資料請求をすることで、それぞれの資格に特化した受験対策方法がわかります。短期間でNSCAの合格を目指したい人は資料請求してみてください。
NESTA認定講師から学べるトレスクNESTA PFT対策講座(オンライン)
トレスクNESTA PFT対策講座では、未経験者でも2ヶ月でNESTA PFTの取得を目指すことができるオンライン講座です。
講師はトレスクNSCA CPTと同じ吉田先生です。業界の2大資格の両方から講師として認定されている吉田先生の資格対策授業は分かりやすさに定評があります。
そしてオンラインであっても、吉田先生に直接質問ができる環境が整っています。授業中は必ず質問タイムがありますし、LINEグループで質問をすることもできます。分からない箇所を残さずに試験に挑戦できるサポート体制が整っているのが、嬉しいポイントです。
トレスクNESTA PFTに資料請求をすると、吉田先生オリジナルのNESTA攻略マニュアルがもらえます。ぜひ資料請求してみてください。
徹底の個別指導で即戦力トレーナーを目指すASP(アスピ)
短期間でNESTA-PFTを取得し、さらに即戦力で現場指導ができる実力を持ったトレーナーになって卒業することができるのがアスピです。
その理由は、徹底的な個別指導にあります。
短期間でNESTA-PFTの取得をして、さらに即戦力として働くことができる実力を得るために必要なのは、「短期間で効率よく一流のトレーナーから学べる環境に身を置くこと」です。
アスピはまさにその環境が整っていると言えます。代表の原田氏は業界紙NEXTが選ぶ2016年度トレーナーオブザイヤー最優秀トレーナー※に選ばれています。
原田氏をはじめとする一流の講師陣の個別指導の授業を、空いた時間にいつでも効率よく学ぶことができます。
アスピに資料請求をするとアスピの現役パーソナルトレーナーから学ぶ資格取得対策マニュアルがもらえます。多数の資格をサポートしているアスピだからこそ分かる、自分の価値を高めるために本当に必要な資格を知りたい人は資料請求をしてみてください。
※株式会社クラブビジネスジャパンが発行する月刊紙NEXTにおける名称です。
スポーツ界にも通じる実力でNSCA-CPTを取得するDr.トレーニング(東京・大阪)
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資格を取得した後も学び続けたいこと
トレーナーとしての専門知識や資格の勉強以外にも、トレーナーとしての価値を高めるために必要な能力はたくさんあります。
この項目では、学び続けたいこととして、
・お客様との信頼構築力
・怪我への対処力
を説明していきます。
お客様との信頼構築力
もしあなたがプロスポーツ選手に専属するトレーナーになったら、選手といかに信頼関係を結ぶかが重要です。
怪我した時のサポートや身体づくりのアドバイスはもちろん、その時以外でもコミュニケーションを図りメンタル的な部分まで支える必要もあります。体や栄養の技術に並び、コミュニケーションもトレーナーにとって重要なスキルと言えるのです。
スポーツチーム専属などのトレーナーは、選手だけでなく監督やコーチとも話し合い、試合に向けたコンディションなどを決めます。試合に左右するようなことにも関わることがあるため、プレッシャーが大きいことも必要な心構えですね。
フィットネスクラブなどに勤めているトレーナーは、お客様にマンツーマンで指導をすることもあります。お客様の要望に応えるには、知識と技術、コミュニケーション能力が不可欠。
こう考えてみても、アスリートやお客様の生活をよくする上で、トレーナーは大きな責任を負っている事がわかることでしょう。
怪我への対処力
トレーナーがスポーツジムのインストラクターと少し違うのは、怪我などに対する応急処置を行うことが多いということ。怪我や身体の仕組みに関する知識は多く持っている必要があります。
またストレッチやトレーニングに関しての知識はもちろん、テーピングやアイシングの知識など、専門的な知識が求められます。フィットネス業界でも、トレーナーは応急処置の知識があるということで重宝されます。関連資格があると、就職にも非常に有利です。
プロ選手がクライアントなら、怪我をさけつつパフォーマンスアップをする工夫も必要。選手生活を長く続けてもらうために、トレーナーには豊富な知識が求められるのです。
パーソナルスポーツトレーナー以外の選択肢4種
スポーツトレーナーはいくつかの種類に分けられています。パーソナルトレーナー以外の代表的な4種類
・アスレチックトレーナー
・ストレングストレーナー
・メディカルトレーナー
・フィットネストレーナー
について詳しく見ていきます。
アスレチックトレーナー
アスレチックトレーナーは、怪我の応急処置や予防のアドバイス、リハビリなどを中心にサポートするトレーナーを指します。
身体についての基礎的な知識はもちろんのこと、怪我や予防に対する知識もアスレチックトレーナーには求められています。
ストレングストレーナー
選手のパフォーマンスを向上させるため、トレーニングをメインに指導します。
それぞれのスポーツで必要な筋肉は、全く違います。スポーツの特徴を把握するとともに、選手の欠点や長所を見つけてそれらを補い、強化できるトレーニングを選択する事が求められます。
メディカルトレーナー
メディカルトレーナーは選手が骨折などの大怪我をおった場合、選手を元の競技生活に戻すお手伝いをする役割を担っています。
医師やメディカルスタッフと協力するため、リハビリなど医学系に関する知識も求められるのです。
フィットネストレーナー
フィットネスクラブなどでお客さんのダイエットやボディメイクを指導するトレーナーです。
フィットネスクラブに通うお客様のニーズは様々。その1つ1つに対応できるトレーナーの需要は、近年非常に伸びています。
パーソナルトレーナーとして飛躍するための3つの方法
需要の高まりを感じるトレーナーですが、将来飛躍するためにはどうしたら良いのでしょうか。
将来的によりハイレベルなフィールドで活躍したいのであれば、
・プロ選手に従事し専属になる
・フィットネス業界で有名になる
・起業する
の3つの方法にチャレンジしてみてください。
トレーナーのチャレンジ1:プロ選手に従事し専属になる
プロ専属のトレーナーになることは狭き門。
日本体育協会が認定しているアスレティックトレーナーになることが必須とも言えますが、これがトレーナー資格でもトップクラスに難易度が高いとも言われています。
しかし信頼された資格であること、プロ選手を支えるという責任ある仕事に従事できることは将来的に良い経験となります。
トレーナーのチャレンジ2:フィットネス業界で有名になる
フィットネス業界は今後も可能性に満ちた業界です。
日々新たなサービスが生まれているこの業界では、より専門的な知識を持ってお客様をサポートできる人材が求められます。
何かマニアックな部分を鍛える専門トレーナーになったり、他とは違ったエクササイズを行ったりすることで人気を獲得することもできるのです。
トレーナーのチャレンジ3:起業する
起業すれば自分の個性を活かしたジムを作ることができます。
大手フィットネスジムにはない個性やマニアックな売りのサービスを作れば、注目されることもあります。
起業は大変なことが多くありますが、頑張っただけ高収入や地位を獲得できるので夢のある働き方でもあるのです。
トレーナーの勉強についてのQ&A
【Q1】どのくらい勉強すればトレーナーになれる?
選手に従事するトレーナーになりたいなら、公益財団法人日本スポーツ協会が認定しているアスレチックトレーナー資格を取得するのがスタートラインです。
この資格は協会よりカリキュラムの承認を受けた大学・専門学校でも取得することができます。
【Q2】トレーナーの勉強で大変な部分って?
トレーナーに必要な知識というのは本や講義、今ではスマホで調べれば勉強できることです。
しかし技術面に関しては本を読んでも実践してみないとわかりません。この実践の場をちゃんと用意できるかが、トレーナーとしての成長を分けることになるでしょう。
【Q3】未経験からでもトレーナーは目指せますか?
多くのトレーナーは、フィットネスクラブなどで働きながらキャリアを積みます。
これ以外にも、就職サポートのついたトレーナー養成スクールに通う方法もあります。
トレーナーエージェンシーでは、
・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
・トレーナー資格試験の力試し模擬問題
・うまく行く人/いかない人の違い
などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)
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まとめ
今回は、トレーナーに求められる知識やスキル、勉強法、資格についてご紹介してきました。
トレーナーとして勉強すべきことは多岐にわたります。専門的な知識やビジネスとして成功するためのスキル、実践力などが必要です。
トレーナーにとって大事なのは、「トレーナーになった後、どれだけ勉強に時間を費やせるか」です。トレーナーになれたから勉強は終わりではなく、常に勉強していく必要があります。これができないトレーナーほど、早々に業界から姿を消していきます…。
「私は一生をかけてトレーナーの勉強を続けて成功するぞ!」という前向きな考えを常に持ち、お客様に求められるプロフェッショナルなトレーナーを目指しましょう!
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