陰ヨガの資格解説!講座で得られること&選び方のポイント
運動量の多い陽ヨガというのとは別に、身体と精神のバランスを調整すること特化し、リラックス効果が高いのが「陰ヨガ」です。ホットヨガや顔ヨガなど、様々な種類のヨガがありますが、今回は「陰ヨガ」の資格の取得とその将来性についてご紹介します。
1)そもそも陰ヨガとは?
陰ヨガとはどういうヨガなのか
陰ヨガというのは、あるポーズを3分~5分ほどの間、深い呼吸とともにそのまま維持するものです。深い呼吸としかるべき身体の筋肉に刺激を送る、セラピー効果に特化したヨガなのです。ルーツは、中国の思想の「引用五行思想」にあると言われています。これは自然と調和した生活が心身の健康をもたらすという考え方です。
陽ヨガとの違い
陽ヨガというのは、「陰ヨガ」とは逆に、筋肉を鍛えることが中心で、運動量も多く、発汗や身体を動かすことでの爽快感やリラックス効果が得られるヨガのことを指します。日々の生活が忙しい「陽」の要素が大きい時期には「陰ヨガ」、冬や心が憂鬱な状態が続いている「陰」の時期には「陽ヨガ」を取り入れるなど、今の自分の心の状態に合わせて使い分けるのが良いでしょう。
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2)陰ヨガで得られる5つの効果
効果1:柔軟性が高くなる
スローな体の動きで、身体の表層部にある筋肉を緩め、筋肉を包む筋膜を伸ばしていくことにより、全身の柔軟性を高めることができます。身体の固い人でも、少しずつ慣らしていくことで、身体がほぐれていく感覚やそのコツを掴んでいくことができるようです。
効果2:リラックス効果がある
深い呼吸とともに身体をうごかすことに集中できるので、日頃の生活の騒々しさを頭から忘れてしまうことができるため、自身の心と身体にじっくり向き合うことができます。陰ヨガは、身体を動かす目的以外い、仕事・育児・家事など日常生活に疲弊した身体の疲労や心のストレスを感じてリラックスしたいという人に合っていると言えます。
効果3:誰にでも簡単にできる
陰ヨガは、座ったまま、または寝たままのポーズが多く、複雑な動きを持つものも少ないため、ヨガをしたことがない人や、高齢者からも人気があります。そしてポーズの種類も数少ないことから、覚えやすいというのも、その特徴の一つです。
効果4:集中力を高める
(1)「陰」エネルギー
陰ヨガから得られる「陰」エネルギーと呼ばれるものには、鎮静や落ち着きなどの性質があるため、この概念を強く持つ陰ヨガも、心の安定や集中力をもたらす効果あります。また、深い呼吸を行うことで、脳内の血流の活性化にもつながり、頭の働きもクリアになり、集中力のアップが期待できると言われています。
(2)陰ヨガは瞑想効果が高い
そもそもヨガは本来、ポーズ・呼吸・瞑想の三大要素で構成されており、それによってあらゆるものとの調和を図ることを最大の目的としています。陰ヨガとは他のヨガと比べ、「瞑想」に重きを置いたものであるため、単に心と頭を空っぽにすることではなく、心と身体の調和を感じながら自身の内側に集中することを意味します。
効果5:下半身痩せ効果
陰ヨガでは、筋肉の緊張を緩めたり、骨盤回りの関節や結合組織を優しく刺激したりすることで、リンパ節の働きを活性化させ、下半身をスマートにしてくれる効果を持ちます。あるいは出産などで骨盤の歪みによる下半身の体型変化が気になる場合であっても、骨盤回りを中心に左右バランスを整えていく陰ヨガは素晴らしい効果を発揮します。
3)スクールや講座選びはどうするか?
講座のスケジュールについて
大手のヨガスタジオには、ヨガのクラスだけでなく、指導者を養成する講座を開講してインストラクター養成にも力を入れていることも多いです。しかし養成講座とは一概に言っても、スクールによって期間や費用が異なり、どのようなスタイルが自分に合っているかは、各講座の資料やHPなどで調べながら考える必要があります。
例えば通学についても、土日に開校しているかや、休んだ際の振替制度があるかも重要ですし、どうしても現在の生活の中で通学が難しいという場合には、オフラインで資格が取れるものも中にはあります。
学びたい講師が在籍しているか
ヨガの世界において有名な人物というのは、独自に養成講座を設けていることがあります。もし学びたい講師があらかじめはっきりしている場合は、その講師が開設している養成講座に参加して資格を取るという選択肢もあります。当然ですが、講師によって教えるスタイルは異なります。中には自分のヨガに合った講師を選ぶために、遠方から講座に通う人も少なくはないようです。
スクールの立地は?
まずインストラクターを志すには、一般的なコースで約半年以上資格取得のための期間を必要とします。養成講座によって講義だけでなくそのスクールのヨガレッスンに参加することが資格取得のためのノルマになっている場合もあるようです。その場合は、自宅から通いやす場所にスクールがあるかどうかも大きなポイントでしょう。
ヨガ資格の種類について
ヨガインストラクターの資格は数多くあります。日本で取得が可能とされている資格の一つに全米ヨガアライアンスというものがあり、この資格は持つことは、ヨガに関するある一定程度の知識や技術を有していることを示す証になると言われています。
ちなみに、取得には200時間のトレーニングを受講することが必要です。全米ヨガアライアンス認定スクールは日本でもまだ多くはありませんが、近年では、一般的なヨガの資格だけでなく、特定のヨガに特化した資格も増えつつあります。
4)資格取得後について
ヨガスタジオやフィットネスクラブで働く
各スタジオの求人情報を見てみると、労働形態は正社員とフリーランスで契約するというのに分かれています。まずはこういった施設で自身のクラスを持つことを目標にしてみるというのがいいかもしれません。自分で生徒を探さなくて済むというのと、定期的にクラスを持てるというのがメリットです。
ただし、レッスン料は指導歴が浅いうちはなかなか安価であることも多く、正社員の場合はスクールの広報活動や事務仕事が含まれることもあるため、慎重に選ばなければなりません。
貸スタジオで独自にヨガクラス開催
1時間あたり数千円でレンタル可能なフリースペースで独自にイベントを開くこともできます。参加者数に応じて手取りが増えるうえ、単発での開催が可能です。ただ自分で参加者を募集し、集まらない場合には赤字になってしまったり、マットなどの道具類貸し出しをする際にはその購入費用を用意する必要もあります。フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSを上手く使うことで、集客を効率よくできるかどうかが重要です。
自宅または顧客宅でヨガクラス開催
自宅や顧客の家でクラス開催することのメリットは、場所代がかからないので、手軽に開催でき、赤字になりにくいというところにあります。しかしある程度のスペースが必要で、生徒も知り合いやごく親しい人が中心になることが多いため、お金に関わるコミュニケーションをしっかり取らなければなりません。
5)ヨガインストラクターになるには資格は必ずしも必要ではない
ヨガインストラクターへの道
ヨガの資格を取得してから、ヨガスタジオやフィットネスクラブで働く、あるいはスタジオに就職、所属せずに、フリーランスでのインストラクターとしてレッスンを行うというのが非常に一般的ですが、実は必ずしもそうでなくてはならないということではありません。
ヨガ初心者あるいは、ヨガインストラクターとして資格を持っていない、事前研修を受けていない状態で、スタジオに就職すれば、社内研修を受けて、インストラクターとしてクラスを持つことが可能です。
資格はあった方が良い?
資格を持っていない、つまり基本となる解剖学や哲学などのヨガの深い部分を勉強せずに、実際のクラス運営方法のみでインストラクターとなった場合は、生徒からの質問に答えられなかったり、様々なタイプの生徒に合わせた対応が難しかったりするようです。
また短いクラスを持っているのみという場合、基本のポーズや型だけを繰り返し講話する流れ作業になってしまい、しばらくすると、飽きてしまうということも珍しくありません。なくてもインストラクターになることはできても、自分が好きになれる深さや、指導力という点から考えると、実際にはあるに越したことはないでしょう。
何より、自分自身の目標をより具体的に設定することが可能になるため、レッスンすることが楽しくなり、さらにそれが向上心へとつながっていくというのが資格を持っていることの最も大きな強みかもしれません。
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6)陰ヨガの資格に関するQ&A
【Q1】身体が硬くても、ヨガインストラクターにはなれるの?
ヨガというのは、スポーツではなく、心と身体の調和を図るための一つのツールです。柔らかいに越したことはありませんが、それはあくまで二次的な問題であるため、問題はありません。練習を積んでいくことで、最低限の柔軟性は手に入ります。
【Q2】良いスクールを選ぶ際に気を付けるポイントは?
講師からの直接指導時間に注意するのがいいでしょう。オンライン中心で受講したいなら別ですが、そうでない場合、どれだけコミュニケーションを取りながら、知識や技術を吸収できるかが大きなポイントになります。目安として180時間以上あるかどうかを見てみてください。
【Q3】資格取得までの期間は?
国内の通学プログラム200時間コースで考え、1レッスンが2時間として、週に2回受けるとすると、1年弱ほどです。集中して通うことが可能な場合であれば、人によって半年はかからないでしょう。
【Q4】どうしても短期で資格を取得したい・・
海外留学プログラムは、中には1か月の集中受講で資格取得可能なものがあります。ただし、非常に人気が高いため、かなり早い段階での予約、あるいはキャンセル待ちというのが基本になってしまうようです。
【Q5】ヨガインストラクターの平均年収相場は?
資格取得している場合、およそ350万円ほどと言われています。一般的な会社員とは違って、ただ会社にいるだけで業務が増えたり、給料が上がるわけではないので、年収増減のポイントはやはり独立して自分でレッスンの企画ができるかどうかのようです。SNSやブログなどのインターネットサービスへのリテラシーも年収との相関性が高いとされています。
【1】陰ヨガとはセラピーに特化したヨガのこと
【2】陰ヨガでは、柔軟性を高めたり、集中力アップなどの様々な効果が得られる
【3】資格取得に際しては、スクール選びが非常に重要
【4】資格取得後については、まずはヨガスタジオで働くところからスタートするのが一般的
【5】しかし実は資格がなくてもヨガインストラクターとしてレッスンを持てる