最短7時間でなれる!未経験からヨガインストラクターを目指す方法
人気の職業、ヨガインストラクター。趣味を通じてヨガを知り、ヨガインストラクターを目指す人は多いです。
スポーツ関係の仕事が未経験の人でも、ヨガインストラクターにはなれるのでしょうか?ヨガインストラクターの仕事内容やなり方、 将来的な働き方をバッチリ解説します!
1)ヨガインストラクターの仕事内容!
ヨガインストラクターの職場は、主にヨガ教室やヨガスクール、フィットネスクラブ、あとは市区町村の体育館などが挙げられます。
メインとなるのはスタジオ系の「1対多数」のレッスン。あとはパーソナルトレーニングのように、1対1のマンツーマンレッスンもあります。
ヨガインストラクターに求められる2つのこと
ヨガインストラクターに求められるのは、次の3つ。
1つ目は、正しい「姿勢」と「呼吸」をお手本として見せられることです。
ヨガは独特のポージングと姿勢を駆使することで、カラダの柔軟性を高めたり、精神面の安定を促すことができます。インストラクターはいわば「先生」。この2つをちゃんと示すことができるのは、必須条件です。
2つ目は、生徒さん・お客様に姿勢・呼吸を正しく伝えるためのコミュニケーション力です。
インストラクターにとって、自分がポージングできるのは当たり前。それに加えて、正しい姿勢・呼吸を生徒さん・お客様が実践できるように導かないといけません。
ヨガを正しく実践できること。かつヨガを楽しんでもらうために、コミュニケーションは必須なのです。
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2)ヨガインストラクターの働き方!
趣味と実益を兼ねる面もある、ヨガインストラクター。自分の希望に合った働き方で、よりQOLを高めることも考えてみましょう。
就職して働く
未経験からヨガインストラクターを目指す場合、一番安心なのは就職し、生業にしてしまうことです。フィットネスジム、ヨガスタジオなどでは、インストラクターを募集しているところもあります。
通常の求人応募の場合と同じく、社員やアルバイトとして入社、研修を経てインストラクターデビューとなります。
経験に対する反応は各社さまざまなので一概には言えませんが、ヨガインストラクターの経験の有無は問われない場合も少なくはないようです。
個人事業主として働く
ヨガインストラクターとなることを考えた場合、個人事業主として独立するのも一手です。スタジオを借りる、または自宅でなど、月謝制でもレッスンを開講すれば晴れてヨガインストラクターを名乗ることができます。
また、カルチャースクール等に登録してスクールの施設で教室を開くこともできます。こういった場合には、指導対象者や指導目的を明確化し、宣伝集客を自分で行う必要があります。指導内容に特色を持たせることのできる工夫があると良いでしょう。
フリーとして働く場合には、実力のあるインストラクターと縁故があれば仕事を紹介してもらえるケースや、また、派遣開講で経験を積めるケースもあります。
正社員として働く以外にも、フリーで自身のスクールを開講する、派遣登録で出張開講するなど、さまざまな選択肢が考えられます。
1レッスン一時間程度のヨガだからこそ、会社員をしながら、週末のみ副業としてヨガインストラクターをする、という方もいるのです。
3)完全未経験!0から始めるヨガインストラクターへの道
ヨガインストラクターを名乗ることは、ヨガ未経験であっても可能です。そうはいっても、流石に「ヨガをやったことありません!」からいきなりヨガインストラクターは名乗れないですよね。
1からではなく0からヨガインストラクターを目指す人は、次のステップを意識しましょう。
①ヨガをやってみる
最初の道は、生徒としてヨガを習うことからです。ヨガはただポーズを取り呼吸を整えるだけのものではありません。
もともとは心身を整える修行法として整備された歴史を持つだけに、思想的哲学的な背景があり、ポーズや呼吸法が定まっています。形だけではないヨガの奥深さにも触れることができるでしょう。
②資格などで勉強を始める
より早く、確実に、未経験からヨガインストラクターに歩み出したいならば、インストラクターになることを前提としてヨガを学ぶことが大切です。
公的な資格はありませんが、認定資格は数多くあります。通信教育、オンライン講座、専門学校など、学びたい内容や欲しい資格内容、期間や予算に合わせて、好みのものを選ぶことができます。
③資格を取って求人募集などに応募する
ヨガを体験し、資格を勉強して取得した。そのあとはいよいよ、ヨガインストラクターの求人に応募です!
ヨガインストラクターとして勤務経験が0の人にも、実は意外とたくさんのインストラクターとしての求人募集は出ています。それらの1つに応募するのもいいですし、あとはみなさんが通っているヨガ教室の先生に、相談するのもいいと思います。
4)ヨガインストラクターの資格
ヨガインストラクターには、国家資格のような公的資格はありません。民間資格が基本ですが、たくさんあってなかなか迷ってしまいます。その中から、特に有名な資格をピックアップしました。
全米ヨガアライアンス認定資格
(1)全米ヨガアライアンスとは
ヨガインストラクターの認定資格として最も信頼性が高いと言われているのが、「全米ヨガアライアンス」です。全米ヨガアライアンスとは、ヨガ指導者、教育者を養成するためのカリキュラム基準を定めたり、認定ヨガ指導者などの登録を行う団体です。世界70ヵ国以上に資格取得者がおり、認定校は日本にもあります。
(2)全米ヨガアライアンスの資格取得方法
全米ヨガアライアンスのスタンダードな資格はRYS200です。これは、定められた200時間の授業を受けることで資格が認定されます。短期集中コース、ある程度の期間をかけて通学するコースなど、施設によりさまざまなコースがあります。
(3)全米ヨガアライアンスの資格取得費用
日本で全米ヨガアライアンスの認定資格を得ようと思った場合、費用に関しては、認定校それぞれが必要な期間やコースにより個別に定めています。多少幅はありますが、資格取得後のヨガ教育者登録料を除外して、概ね40万〜60万円程のようです。
国内の認定資格
(1)日本におけるヨガインストラクター資格
日本国内では、認定団体により様々な民間資格が発行されており、統一されていないのが現状です。期間、費用、教育内容等も多様で、好みのものを選べる点は良いですが、ヴィジョンの固まらないうちに受講を決めてしまうと、後で後悔することにもなりかねません。
(2)ヨガインストラクター資格の取得方法
ヨガインストラクターの資格を取得しようと思った場合、選びうる手段は、幾つかあります。
資格取得のための専門学校に通う、或いは映像教材を含めた通信教育、オンライン講習を受けるというのは一般的です。
他にも、ヨガスタジオのLAVAでは、採用後に研修により資格取得を認定しているようです。また、資格取得合宿を開催している団体などもあります。
ヨガインストラクターを名乗るのに必要な資格などはありませんが、国内の民間資格、国際的に認知された全米ヨガアライアンス認定資格といった、各種資格が存在します。
資格取得の内容、費用、期間はさまざまあるので、メリットデメリットも考えて、取得する資格を選ぶ必要があるでしょう。
5)4つのポイントで知る、ヨガインストラクターに必要なもの
一過性のブームを超え、すでに日本でも定着したヨガ。ヨガ人口は増え続けており、ヨガインストラクターの需要も高まっています。より必要とされるヨガインストラクターとは、どういったものでしょうか。
①現代日本で求められているヨガ像
ヨガは本来、正しい座法で瞑想を行うことで心を整え、悟りへと至ることを目的としていますが、現代日本では、特に悟りを意識してヨガを習おうという方は少ないかと思います。
むしろ、美容や健康、また、ストレス社会を反映して、リラクゼーションや心身のデトックス効果をヨガに求める風潮があります。これら受講者の期待に応えるためには、ただポーズが取れるだけでは説得力がありません。
②多様化するニーズ
2017年のヨガジャーナル日本版調査によれば、現在の日本のヨガ人口は770万人にものぼるそうです。また、今後のヨガ人口は約1,600万人にまで拡大すると見込まれてもいます。
これだけ多くの方がヨガを受容し愛好しているからには、そこには、それだけ多種多様なニーズ、「ヨガを行う」理由や目的があるということです。
③求められる知識
このように多様化している受講者のニーズに応えるためにも、ヨガインストラクターには様々な知識が求められます。正しいポーズを補助するには身体の構造を知らなければなりませんし、受講者の身体レベルに合わせた指導をするためには、運動が身体に与える影響なども知らなければなりません。
美容やデトックスに興味のある方に対するときには、インドの伝統的な医学、思想体系でもあるアーユルヴェーダについての知識も、ぜひ持っているべきでしょう。
④必要なのは向上心
解剖学、運動生理学などの必要な知識は資格取得のカリキュラムに含まれていることも多いですが、自分から学ぶことで活かせることは数多くあります。
特に、受講者の期待も多岐にわたっている現在、ヨガインストラクターとして生計を立てることを望むなら、知識面での得意分野も持っておくと良いかもしれません。
ヨガ人口の増大に伴い多様化している受講者のニーズに応えるためには、こちらも多様な知識や経験が必要とされます。奥深いヨガの世界を知れば、ライフワークにもなり得るのが、ヨガインストラクターです。
6)まずはこれをチェック!代表的な5つのヨガ
ヨガインストラクターになろう、と一口に言っても、ヨガの世界観は広く深く、資格やカリキュラムも多彩です。あなたは、どんなヨガインストラクターになりたいですか?
ベーシックなハタヨガ
長い歴史を持つヨガは、本家のインドにおいてもすでに多くの流派に分かれています。その中で、最もベーシックなものとして認識されているものが、ハタヨガです。
亜流的にアレンジを加えられたものも多いですが、ベースにハタヨガを置いたスタイルのものが一般的であるとされています。
ホットヨガ
ホットヨガは高温多湿の環境で、身体をより柔軟にした状態で行うヨガです。温多湿環境を作り出す設備が必要なため、スタジオ内での指導になります。
しっかり汗をかくことによるストレス解消や新陳代謝の向上、筋力アップや効率よい脂肪燃焼、冷え性の改善などの美容健康効果を期待して受講される方が多いようです。
ホットヨガだからと言って特別な資格が必要なわけではなく、通常のヨガインストラクターの資格はそのままホットヨガスタジオでも通用します。
マタニティヨガ
普段身体を動かしづらい妊婦さんの体力や筋力維持、妊娠ストレスの緩和を目指すヨガです。妊娠という非日常的な身体状況の女性への心身のケアが、効果として求められるものになるでしょう。
マタニティヨガをピンポイントで学べる通信教育、専門コースなどもあるようです。範囲が狭いため、オンラインで7時間受講することで習得可能な講座もあるなど、資格がとりやすいコースと言えるでしょう。
ベビーヨガ・ママヨガ
出産後の女性の身体はそれまでのものとは大なり小なり変わっています。生活リズムも変われば、精神状態も変わらないはずがありません。ベビーヨガ、ママヨガでは、出産後のお母さんの心身ケア、自然な赤ちゃんとの触れ合いのサポートが求められます。
オンラインのweb講座、通学講座など、多様な資格取得方法があり、オンラインでは10時間前後、通学で一か月程度で資格が取得できるコースもあるようです。
シニアヨガ・介護ヨガ
超高齢化社会に向かっている現代日本では、高齢者の心身の健康維持は重要な課題です。シニアヨガ、介護ヨガでは、椅子や補助器具などを使った簡易的なヨガだけでなく、身体をしっかりと動かし運動量が確保できるヨガも求められます。
さらには、高齢者同士のつながりを守るコミュニティとしての機能も求められ、ヨガインストラクター、ヨガの指導運営者としては、社会的な価値をより感じられるのではないでしょうか。
高齢者の方と接するということで、通常の場合以上に安全に配慮しなければなりません。そのため、シニアヨガにも専門性を保証する資格があります。
ただ、シニアヨガと一口に言っても、身体活動のレベルはかなり個人差があります。そのため、資格取得のコースも補助や介助が必要なレベルの高齢者向けのもの、一般のものにより近いレベルのものなど、さまざまにあるようです。
その他
運動量が特に多いパワーヨガ、宙づりで行うエアリアルヨガ、静止ポーズが中心の陰ヨガ、骨盤を整えることに主眼を置いた骨盤ヨガ、笑いヨガや子供向けのキッズヨガなど、新しいものも多くでてきています。
個別に認定資格のあるものもあるので、ややニッチではありますが、ベースのヨガに加えて学んでみるのも面白いかもしれません。
受講者のニーズの多様化から、現代の日本には多くのアレンジされたヨガが定着しています。
網羅的に学ぶと資格取得に時間がかかりますが、なりたいインストラクター像があるならば、ピンポイントで望む資格を取得する道も、選択肢としてあり得るのではないでしょうか。
6)未経験のヨガインストラクターに関するQ&Aコーナー
資格を取っても未経験者がヨガインストラクターになるのは難しい?
資格取得の認定団体、養成所によっては、就職サポートをしているところもあります。また、実績のあるインストラクターについて学んだ場合、紹介などを受けられるケースもあります。
養成講座を持ち資格認定も行っているNPO法人日本ヨガ連盟では、講師派遣事業も行っています。
登録派遣で経験を積むこともできます。また、生業としてヨガインストラクターを目指す以外にも、副業としてヨガインストラクターを営む選択肢もあります。
ヨガインストラクターとして就職した場合いくらくらいの年収が望めるの?
年収平均で以下の調査結果が出ています。
ヨガスタジオ:350万円
フィットネスクラブ:320万円
スポーツジム:280万円
派遣ヨガインストラクター:250万円
フリーランス:300万円〜
独立ヨガ講師:330万円〜
ヨガインストラクターの月収としては、20万円〜26万円が平均給与と言われています。
ヨガスクールを開講する場合どの程度の収入が見込める?
1レッスン相場は3,000円〜5,000円程度ともいわれますが、個人の裁量で1,000円程度からの教室もあります。一度のクラスに何人の生徒さんを取るのかでも、収入額は変動します。
また、授業場所を借りる場合には場所代、カルチャースクール等に登録する場合は収入に対するマージン或いは教室に関わる使用料が、それぞれ必要経費としてかかります。
ヨガマットなど備品が必要な場合は、それらの経費もかかるでしょう。訪問講座、青空ヨガなどは場所に関わる費用を気にする必要はありません。
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まとめ
未経験からヨガインストラクターを目指すには、資格取得や経験の蓄積が必要です。資格を取得することがインストラクターになる必須要件ではないだけに、資格取得後もインストラクターとしての活動には努力が必要となるでしょう。
ヨガ人口は増加傾向にあり、また趣味的な副業としても成立する職業です。もしも興味があるなら、自分のできることからヨガのことを知り、楽しむところから始めましょう!