スポーツ鍼灸とは？鍼灸師としてワンラックアップする技術を紹介
近年スポーツ人口の増加が目覚ましく、野球・テニス・サッカー・バレーボール・バスケットボールなどメジャーなスポーツを始める人が増えています。
学校の部活動で競技を楽しんでいる学生から、プロチームで活躍している選手を合わせるとスポーツ人口は数百万人になっています。
スポーツが身近なものになると、スポーツによるケガや故障に悩まされる人も増え、病院や整体などでスポーツ鍼灸による施術を要望する人も増えています。
今回は近年増えつつあるスポーツ鍼灸とはなにか？どのような仕事内容なのかについて紹介します。
スポーツ鍼灸とは
スポーツ鍼灸とは、身体を使いすぎたことが原因のスポーツ障害に対する治療やケガの予防、体調や精神的なコンディションを整えるために行われる鍼灸に関する施術のひとつです。
アマチュアあるいはプロスポーツ選手を対象としており、画鋲上の短い鍼を刺してしばらくそのまま放置することで、筋肉や神経を持続的に刺激でき、組織の回復をはかることができます。
肩・腰・膝などいろいろな箇所に施術することができるので、さまざまなスポーツ競技に鍼灸の需要があります。
スポーツ鍼灸は筋肉に直接施術ができる！
なぜスポーツ鍼灸は人気なのでしょうか。
理由はマッサージなどでは届かない深いところにある筋肉に対して直接施術ができるからです。
筋肉や神経に対して鍼による点の刺激を直接与えることで、血流・リンパの流れを良くして、筋肉の張りを和らげて疲労回復を促すことが期待されます。
精神的なコンディションを整えることもできる
なぜなら東洋医学の世界では体と心は切り離せない一体のものであるという「心身一如」という考え方が基本にあるからです。
具体的には体の調子が良くないと精神的にも悪い影響が出て、精神的に良くないと不調になるという考え方です。
そのため体と精神の両方が常に健康でなければ、最高のパフォーマンスはできないと東洋医学は考えます。
スポーツ鍼灸は早期回復の効果とメンタルケアもできることからプロ野球やＪリーグなどの業界で求められています。
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スポーツの現場で鍼灸師に求められること
ではスポーツ鍼灸の現場で鍼灸師に求められる力とはなんでしょうか。
選手一人ひとりにあわせて調整できる技術力とスポーツ医学に対する幅広い知識が求められます。
スポーツ選手が常にベストコンディションでいられるように、施術のタイミングや刺激の強さなどを選手一人ひとりに合わせる技術が重要です。
主な仕事内容は鍼や灸が中心の施術とテーピング・マッサージを行います。
コンディションアップ
ケガのしにくい身体をつくることで、スポーツ選手が常にベストパフォーマンスができるようにサポートします。
鍼灸の施術では疲労回復・体調管理・ケガの予防を目指します。
競技パフォーマンス向上
鍼灸の施術で身体の関節可動性を広げることで、スポーツ選手のパフォーマンスの向上を目指します。
スポーツ障害に対するトリートメント
スポーツ障害とはスポーツ時の身体の癖などが原因でケガにつながることを指します。
スポーツ選手の痛み・腫れ・炎症などのケガからの早期回復をサポートします。
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スポーツ鍼灸を活かした活躍場所
スポーツ鍼灸は鍼灸の施術方法のひとつなので、鍼灸師としての活躍の幅を広げられます。
特に鍼灸師は治療院を開業することができるので、スポーツ鍼灸ができる鍼灸院を開くことができます。
ほかにどのような就職先があるのか紹介します。
・病院
整形外科のリハビリ・内科・神経内科などの疾患治療のひとつとして鍼灸が取り入れられています。そのため病院への勤務もできます。
・独立開業
治療院で経験を積んだあとに開業する人が多くいます。
・プロチーム専属
プロチーム専属の鍼灸師として活躍することもできます。
スポーツ業界で活かせる「アスレチックトレーナー」や「パーソナルトレーナー」のライセンスを取得していることで、治療からリハビリまで一貫して行う事ができます。
スポーツ鍼灸で選手のパフォーマンスアップをサポート
スポーツ鍼灸は選手のパフォーマンスの向上を助ける鍼灸施術のひとつです。
鍼灸による刺激は気になる箇所に直接効かせることができるので即効性があります。
そのため大切な試合を控えたスポーツ選手が利用することも数多くあります。
鍼灸においてスポーツ鍼灸の専門性は高く、スポーツに関する知識も必要とされます。
鍼灸の専門学校でもスポーツ業界で活躍できるようにカリキュラムを組んでいる学校もあります。
「アスレチックトレーナー」などの資格も取得することで、幅広く活躍できる鍼灸師を目指せます。
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神奈川衛生学園専門学校の東洋医療総合学科では、鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の3つの医療系国家資格を取得することができます。
さらにスポーツ業界でも活躍できるように「アスレティックトレーナー」の資格取得をサポートしています。
特にオリンピックやパラリンピックなど、国際的な大会で活躍しているトップアスリートをサポートできるスポーツトレーナーの育成を目指しています。
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