職業 インストラクター

フィットネスインストラクターのデビューまでに必要な知識まとめ

引き締まった体、そしていつまでも衰えない健康的な体を持つフィットネスインストラクターにあこがれる人は多いです。自分の体だけではなく、生徒の自分磨きのサポートや健康を守る手助けをするという意味でもとてもやりがいのある仕事です。

そこで今回は、フィットネスインストラクターになりたい人のために、フィットネスインストラクターになるために必要なことをご紹介します。

1) フィットネスインストラクターのお仕事って?

まずここではフィットネスインストラクターの仕事内容について見ていきましょう。
どんな人を対象にどういった事をするのか、どんな知識が必要か、一つひとつ紹介します。

各利用者に合ったトレーニングメニュー作成

フィットネスインストラクターを頼って、スポーツジムに来る人の目的は人によって異なります。
ダイエット目的の人もいれば、会社や学校の健康診断の結果を受けて健康な体を目指すという人や、体を動かすことが好きで新しい趣味として始めるという人もいます。
フィットネスインストラクターは、プロとして各利用者に合ったトレーニングメニューを作成する必要があります。

もともと体を動かすことが好きな人には、少しハードなメニューでも構いませんが、体を動かすことが得意ではない人には、難易度の低いトレーニングメニューにする配慮も必要です。
また利用者は若い人もいればお年寄りもいて、年齢層もバラバラです。
障害のある人や病み上がりの人も利用することがありますので、各利用者の目的はもちろんのこと、
体調もしっかり考慮してトレーニングメニューを考える事がフィットネスインストラクターの仕事です。

トレーニング方法や必要な器具の使い方を指導

トレーニングメニューが決まったら、実際に利用者にトレーニングメニューをこなしてもらいますが、
トレーニング方法や必要な器具の使い方を指導するということもフィットネスインストラクターの仕事です。

トレーニングメニューを効率的にこなすためにもプロとしてフィットネスインストラクターがトレーニング方法を丁寧に説明し、利用者に理解してもらう必要があります。
もし、利用者任せにしてしまって間違った方法でトレーニングをしていると、望んでいる効果がでないばかりか、ケガをしてしまう恐れがありますので、十分注意が必要です。
さらに、利用者に信頼してもらうには「このトレーニングはこういう効果があるのでメニューに入っている」ということをわかりやすく説明することも大切です。

トレーニングメニューが安全に行えるように継続的に指導

フィットネスインストラクターは、利用者が正しくトレーニングができているか、トレーニングによって体のリスクを抱えていないか、トレーニングメニューは今のまま継続していいのかどうかということを観察し、サポートすることも大切です。

トレーニングの効果次第では、トレーニングメニューの見直しをすべき場合もあるので、引き続きサポートをするために、利用者の細かい変化にすぐに気づくことができるように観察し、指導もします。

目的を達成できようにサポート

利用者が目標を達成できるようにフィットネスインストラクターはサポートし続ける必要があります。
サポートすべき内容は以下の通りです。

(1)ケガの予防

フィットネスインストラクターは、トレーニング中に、ケガなどのトラブルが起きないように安全を指導することも必要です。

(2)接客

フィットネスインストラクターは指導者です。
しかし、利用者は「お客様」ですので、お客様から信頼してもらえる指導者でいなくてはなりませんので接客も大切です。
お客様からの支持、信頼をもらえるようにそのお客様に合った話し方や教え方ができるようにすることが大切です。

(3)心のケア

トレーニングを継続し、目標を達成するためには利用者であるお客様の信頼を勝ち取る必要があります。
お客様に信頼してもらうために、接客がとても大切ですが、その接客の中で悩みを聞くことや、相談に乗る機会があるかもしれません。
相手の立場になり、気持ちよくスポーツができるような環境づくりをするためにも心のケアも必要ですので、悩みを聞くことや、相談に乗る機会があれば親身になって答えてください。

(4)自分の体も鍛える

健康的な体を目指してフィットネスジムに来たのに、そこにいたフィットネスインストラクターの体が弛んでいるようでは、「え、このフィットネスジムで本当に効果が出るの?」と疑われてしまい、利用者の信頼を得ることはできません。
フィットネスインストラクターとして、利用者の指導も大切ですが、自分自身のトレーニングも大切です。

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2) フィットネスインストラクターに必要なことって?

フィットネスをする女性

フィットネスインストラクターの主な仕事について分かったところで、次はフィットネスインストラクターに必要な要素についてご紹介します。

体についての専門知識が必要

フィットネスインストラクターに必要なことといえば、やはり体についての専門知識があるかどうかということです。
無資格でもフィットネスインストラクターになることはできます。
しかし、フィットネスインストラクターとして利用者に信頼してもらうためには、資格を取得しておいたほうがいいでしょう。

実際にトレーニングメニューを考えるには、人間の体の構造や機トレーニング方法ダイエットや栄養管理、さらにはケガの応急処置などの知識がなくては、効果的で安全なトレーニングを行えるメニューを考えることは難しいです。

スポーツ系の大学や専門学校には、「スポーツインストラクター科」があったり、インストラクターになるための講義がありますが、別に専門学校や大学を卒業しなくても独学で資格を取ることもできますし、アルバイトやパートでフィットネスジムやスポーツジムで働いて、経験を積みながら資格を取ることもできます。

体を動かすことが好きな人

フィットネスインストラクターは体を動かすことが主となっている仕事です。
当然ではありますが、ずっと体を動かす仕事をすることになりますので、スポーツが好きで体を動かすことを楽しめる人であるとことが必要です。
中には、もともと体を動かすことは好きではなかったけれども、利用者としてフィットネスジムに通い始めたらフィットネスの魅力に惹かれて、利用者から指導者になるという人も多いです。

人にものを教えるのが好き

フィットネスインストラクターは指導者ですので、利用者に指導する立場となります。
慣れるまでは、利用者にとっていいトレーニングであることはわかっていても、利用者にそれがなぜ必要なのかうまく伝えることが難しい場面も多いです。

さらに、利用者にも「体を動かす楽しさ」を知ってもらわなければ、トレーニングは長続きしません。
トレーニングが楽しいと思えるように指導するにはどうしたらいいのかということを考えるのが大切です。

3)フィットネスインストラクターになるためにおすすめの資格って?

フィットネスをする 女性

フィットネスインストラクターになるためには、体についての専門知識が必要です。
利用者に信頼してもらうために、「体についての専門知識を持っている」と証明するためにも、資格を持っていると利用者との信頼関係を築きやすくなるのでおすすめです。
ここでは、フィットネスインストラクターになるために取得しておくといい資格と取得方法についてご紹介します

スポーツ系の専門学校・大学で学ぶ

最も一般的な資格取得のルートとして挙げられるのは、スポーツ系の専門学校・大学で学んで資格を取得するという方法です。

スポーツ系の専門学校には、「スポーツインストラクター科」がある学校もありますし、スポーツ系の大学であれば、人間の体の仕組みをスポーツ科学の観点から学ぶことができるので、体についての専門知識をつけることができますので、資格取得にもフィットネスインストラクターとして働く時にも役に立ちます。

スポーツ系の専門学校でも、スポーツトレーナー科などがあるので、スポーツインストラクターになるための勉強ができます。

体育系協会の資格を取得する

幅広い知識を得るためには、スポーツ系の専門学校・大学で学ぶということがおすすめですが、スポーツ系の専門学校や大学を卒業しなくても、フィットネスインストラクターになるために必要な知識を得ることはできます
スポーツ系の専門学校や大学で専門知識を勉強していなくても、独学で日本体育協会や日本フィットネス協会などでインストラクターとしての資格を取得することもできます。

フィットネスインストラクターになるために役に立つ資格はさまざまです。
ここからは、フィットネスインストラクターになるために役立つ資格をご紹介します。

(1) 日本体育協会認定「スポーツ指導者」の「指導員」

最初にご紹介するのは、日本体育協会認定「スポーツ指導者」の「指導員」です。
日本スポーツ協会 指導員資格日本トレーニング指導者協会の「トレーニング指導者」

フィットネスクラブやスポーツジムなどの運動施設で、利用者の指導ができる能力があると認められた人に与えられる資格です。

日本体育協会の指定する大学や短大、専門学校で学ぶと講習や試験の一部が免除されますが、そうではない人でも、18歳以上であればNHK学園の通信講座を35時間、都道府県の体育協会などが実施する講座を40時間以上受講して、判定基準を合格すれば与えられます。

(2)NSCAの「NSCA認定パーソナルトレーナー」

続いてご紹介するのは、日本ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)の「NSCA認定パーソナルトレーナー」という資格です。
日本ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)の「NSCA認定パーソナルトレーナー」

利用者の年齢や性別、経験を問わず、幅広い人たちに対してトレーニングの指導を行うことができると認められた人に与えられる資格です。
この資格は、講習会を受講して修了証を取得した後に、資格試験に合格すれば認定証がもらえます。
多くに人の要望に答えられるようなフィットネスインストラクターになるためにこの資格を持っている心強いですね。

(3) 日本フィットネス協会(JAFA)の「アクアダンスエクササイズ」

他にも、日本フィットネス協会(JAFA)の「アクアダンスエクササイズ」もおすすめです。
日本フィットネス協会 アクアダンスエクササイズ

アクアダンスエクササイズとは、水を効果的に利用してエクササイズをするというものですが、この資格ではそのアクアダンスエクササイズを指導する能力があるということを証明する資格です。
18歳以上の人で教習ワークショップもあり、認定テスト前に受講することができます。

4) フィットネスインストラクターの求人を探すには?

フィットネスをする女性

フィットネスインストラクターの仕事内容を理解して、フィットネスインストラクターになるために役立つ資格を知ったけれども、フィットネスインストラクターの求人の探し方がわからないという人も多いです。
そこで、ここではフィットネスインストラクターの求人の探すのにおすすめなサイトや方法をご紹介します。

トレーナー専門求人サイト

まず、フィットネスインストラクターの求人専門のサイトがあるので、見ているとさまざまな求人が見つかります。
こちらのサイトでは求人だけではなく、インストラクターに必要な知識を学べるスクーの紹介や、パーソナルジム独立開業についても調べることができますので、インストラクターを目指す人にはぜひチェックしてみてください。

トレーナー専門求人サイト

自分の通うジムの求人があるか調べてみる

あとは、今自分が通っているジムがあれば今現在求人募集をしているか聞いてみることもおすすめです。
これまで、自分が通っているジムですので利用者目線でジムの雰囲気を知っているので働きやすいです。

トレーナー専門ではなくても求人はある

先ほど、トレーナー専門の求人サイトをご紹介しましたがトレーナー専門の求人サイトでなくても、フィットネスインストラクターの求人を探すことはできます。

5) フィットネスインストラクターとして充実した仕事をするには?

ストレッチをする女性

専門知識を得て、働く場所も見つかったら、後はどうしたらフィットネスインストラクターとして充実した仕事をすることができるかということが気になります。
ここでは充実したフィットネスインストラクターとしての仕事をするための方法を解説します。

インストラクターとして実務経験を積む

まずはフィットネスインストラクターとして実務経験を積む必要があります。
どんなに専門知識を持っていても、座学と実戦は全く異なります。

利用者にどのように指導すべきか、どんなトレーニングが効率的なのか、利用者のモチベーションを挙げるのにはどうしたらいいのかということは、実務経験を積んでいかなくてはわからないことも多いです。

専門的な分野を見つけ追及する

フィットネスインストラクターといっても、トレーニング方法さまざまな分野があり、その中でも自分の得意・不得意があります。
すべての分野を網羅できればそれに越したことはないのですが、それはなかなか難しいことですので、自分の得意分野は何かを知って、その部分をさらに伸ばす努力をしてください。

人脈を増やす

フィットネスインストラクターには、広い人脈を持つことはとても大切です。

自分の職場の同僚・先輩・後輩はもちろんのこと、他の会社のインストラクターや異業種の人とのつながりがあると、新たな知識を得ることができたり、新たなお客様の発掘につながることもありますのでおすすめです。
SNSを活用したり、資格の講習会や異業種交流会などに参加して、活動の幅を広げるといいでしょう。

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6) フィットネスインストラクターに関するQ&Aコーナー

ここではフィットネスインストラクターについての質問にお答えします。

【Q1】フィットネスインストラクターって収入安定してますか?

フィットネスインストラクターとして働く時に気になるのは、やはり収入面です。
所属しているフィットネスクラブがきちんとした会社で正社員としての採用であれば、昇給昇格もあるので、わりと安定しています。
初任給は17万〜20万円くらいで、年収は200万〜300万円くらいです。

その後はインストラクターとして経験を積んだり、人気が出たり、高い知識を身につけると30歳で月給が約30万円、年収が約400万円くらいとなっています。
契約社員だと手当やボーナスもないので、1年契約ですので人気が出るか出ないかで更新されるかされないかが変わりますので、安定しているとは言いにくいです。
アルバイトの給料は、時給制で支払われます。時給は経験や人気、あるいは勤務日や時間帯などによって800円〜2,000円くらいとなっています。
ですので、収入面で安定を求めるなら、正社員を目指すことがおすすめです。

【Q2】人気のフィットネスインストラクターになるにはどうしたらいいの?

フィットネスのインストラクターとして働くには利用者から信頼してもらうことが大切です。
人気のフィットネスのインストラクターになるために大切なポイントはいくつかありますが、最も大切なことは利用者のことを理解することです。

そのためには、効率的なトレーニングメニューを考えることも大切ですが、利用者が本当に望むことを理解するために、利用者の話をよく聞くことが大切です。
些細な話でもよく聞いて内容を覚えておくといいでしょう。
何にも利用者がいて覚えるのが大変であれば利用者メモを取って、それぞれの利用者の特徴を覚えられるようにすることもおすすめです。

今回は、フィットネスインストラクターとしてデビューできるまでに必要な情報をご紹介しました。
専門的な知識を得るのは大変ですが、素敵な仕事で利用者から信頼を得られた時の喜びは最高です。ぜひフィットネスインストラクターを目指して頑張ってください。

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