フリーランス(業務委託)のパーソナルトレーナーとして活躍する働き方とは?
パーソナルトレーナーの働き方の1つに『フリーランス(業務委託)』という方法があります。
中には、フィットネスクラブやパーソナルジムで働くフリーランスのパーソナルトレーナーもいますが、傍から見ると従業員なのかフリーランスなのか分からないため、
「フリーランスのパーソナルトレーナーの働き方は?」
「フリーランスで働くことのメリットは何?」
と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、フリーランスのパーソナルトレーナーの働き方やメリット、デメリットなどをご紹介します。
フリーランスのパーソナルトレーナーの働き方とは?
フリーランスのパーソナルトレーナーとは、特定の会社やフィットネスクラブに雇用されず、個人事業主として活動しているパーソナルトレーナーのことです。
フリーランスのパーソナルトレーナーは、自分のジムや特定の職場を持たず、様々な場所で活動するためお客様の希望する場所に合わせて働くことができます。
フリーランスのパーソナルトレーナー活動方法は、大きく3つに分けられます。
・業務委託契約を結びジムで活動
・お客様やトレーナー自身の自宅でセッション
・レンタルジムを活用
業務委託契約では、複数のフィットネスクラブやパーソナルジムと契約し、ジム内の施設や会員にトレーニング指導をする働き方です。フリーランスの中では、最も一般的な働き方かもしれません。
その他にも、出張パーソナルトレーニングのようにお客様の自宅でトレーニング指導をしたり、パーソナルトレーナー自身の自宅のスペースを使ってトレーニング指導をするトレーナーもいます。
また「レンタルジム」を活用して、トレーニング指導を行うパーソナルトレーナーも最近増えています。
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・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
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フリーランスのパーソナルトレーナーと正社員との違いとは?
フリーランスのパーソナルトレーナーと正社員には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
本項では、
・働き方
・働く場所
・集客
・収入
の4点について、フリーランスのパーソナルトレーナーと正社員の違いを以下で詳しく解説します。
働き方
正社員のパーソナルトレーナーは、会社と相談して働く時間を決めるのが一般的ですが、フリーランスのパーソナルトレーナーは、お客様が希望する時間やトレーナー自身が働きたい時間に合わせて働くことが可能です。
また、フリーランスは時間帯だけでなく働きたい時間数も自由に決められます。収入を増やしたければ土日祝日も働けますし、副業として働いている場合は、本業後の数時間だけ働くこともできます。
働く場所
正社員のパーソナルトレーナーの働く場所は、雇用されているスポーツジムなどですが、フリーランスのパーソナルトレーナーは、固定の施設はなく様々な場所で働けます。
例えば、
・お客様の家(出張トレーニング)
・トレーナーの自宅
・レンタルジム
・オンライン
などです。
以上の通り働く場所の選択肢が広いため、様々なお客様のニーズに対応できます。
集客
正社員のパーソナルトレーナーは、基本的に集客を行う必要がありませんが、フリーランスのパーソナルトレーナーは自ら集客を行う必要があります。
スキルアップをして口コミを良くしたり、SNSやWebサイトを使って発信したりするなど、工夫しながら集客を行わなければなりません。
収入
正社員のパーソナルトレーナーの収入は、だいたい毎月同じ額で安定しています。対してフリーランスのパーソナルトレーナーの収入は、顧客やセッションの数に大きく左右されるため安定はしていません。
ただし、顧客数やセッション数を十分に増やすことができれば、すぐに収入アップにつながるのもフリーランスのパーソナルトレーナーの収入の特徴の1つです。
また、セッションの単価も自分で決められるため、顧客からの人気が上がれば大幅に年収アップすることが期待できます。
中には、1年間で1,000万円ほど稼ぐフリーランスのパーソナルトレーナーもいます。
フリーランスパーソナルトレーナーのメリットとは?
フリーランスのパーソナルトレーナーになる前に、働き方のメリットとデメリットを知っておくことは重要です。
手始めに本項では、フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動するメリットをご紹介します。
・時間と場所を選ばず活動できる
・売上がダイレクトに自分の収入になるため、高収入を見込める
・自分の本当に伝えたいものを商品とすることができる
時間と場所を選ばず活動できる
フリーランスのパーソナルトレーナーのメリットの1つは、お客様や自身の都合に合わせた働き方ができることです。
従業員やジムを持って独立開業しているトレーナーと違い、常にジムにいる必要がないため、他の仕事と掛け持ちしながら副業として活動することもできます。
売上がダイレクトに自分の収入になるため、高収入を見込める
従業員ではないため、売上が自分の収入に直結します。例えば、1時間6,000円で設定している場合、1日5セッションを行うとその日の売上は30,000円。25日稼働すれば月収は75万です。
従業員として働く場合とは異なり、経費やコストなどを加味して収支計算を行う手前はあるものの、雇用されているパーソナルトレーナーと比べると高収入が望めます。
自分の本当に伝えたいものを商品とすることができる
フリーランスは、売りたい商品の選択においても自由が利きます。
会社と自分の売り込みたい商品が違っても、従業員として働いているなら会社に従わなければいけないことがほとんどですが、フリーランスの場合は自分が本当に相手のためになると思う商品のみを選んで売ることができます。
フリーランスパーソナルトレーナーのデメリットとは?
前項ではフリーランスのパーソナルトレーナーとして働くメリットについてご紹介しましたが、当然従業員で働く場合と比較して固有のデメリットも存在します。
具体的には、
・収入が不安定になり、売上が無ければ収入がゼロになる
・集客や納税も含め、自分で行う必要がある
・交通費などの出費が増える
の3つのデメリットがありますので以下にて解説します。
収入が不安定になり、売上が無ければ収入がゼロになる
フリーランスのパーソナルトレーナーは高収入が見込める一方、お客様がいなければ収入はゼロになってしまうことがデメリットとして挙げられます。
そのため、駆け出しの頃は、他の仕事と掛け持ちしながらフリーランスの活動を行うなどの対策が必要です。
最初からフリーランスでのみ生計を立てようとすると、経済面でかなりのリスクを伴います。生活を成り立たせることすらできなくなる可能性があることを念頭に置きながら、フリーランスになる計画を立てましょう。
集客や納税も含め、自分で行う必要がある
師匠やコンサルタントがいる場合は別ですが、フリーランスのパーソナルトレーナーは料金設定から集客、売上管理、確定申告、納税などトレーニング指導以外の面に関しても全て自分で考えて行動しなければなりません。
過剰な時間を割いてトレーニング指導に悪影響が出ないように、法律など専門外の分野に関しては法律家を上手に活用するなどの工夫をしましょう。
交通費などの出費が増える
フリーランスのパーソナルトレーナーは、自由度が高く様々な場所で指導を行うことができますが、活動範囲が広くなるとその分交通費の負担は大きくなります。
近場でフリーパーソナルトレーナーの需要がある場合は、なるべく近くで活動した方が経済面での不安が軽減されるでしょう。
フリーランスのパーソナルトレーナーとして月100万円稼ぐ方法とは?
フリーランスのパーソナルトレーナーの収入は、セッション料金と顧客数によって決まります。
例えば、顧客数が10人、セッション料金が8,000円で顧客が週2回セッションを受けるの1か月の収入は、640,000円/月(10人×8,000円×2回×4週)です。
同じケースにおいて、月に100万円を稼ぐとしたら、セッションの料金や顧客数をどのように設定したらよいのか計算してみましょう。
・顧客数はそのままでセッション料金を増やす場合
・セッション料金はそのままで顧客数を増やす場合
の2つのケースの計算を以下に示します。
顧客数はそのまま(10人)でセッション料金を増やす場合
10(人)×〇(円)×2(回)×4(週)=1,000,000円/月
〇(円)=1000000÷10÷2÷4
〇(円)=12,500円
つまり、週に2回セッションを受ける10人の顧客で100万円を月に稼ぐためには、セッション料金を12,500円にすることが必要です。
セッション料金はそのままで顧客数を増やす場合
△(人)×8000(円)×2(回)×4(週)=1,000,000円/月
△(人)=1000000÷8000÷2÷4
△(人)=15.625(人)≒16人
つまり、週に2回8,000円のセッションを受ける顧客で100万円を月に稼ぐためには、顧客数を16人にすることが必要です。
以上のように計算することで、自分が望む収入を得るための顧客数やセッション料金が計算できます。
具体的に数字を入れながら計算してみて下さい。
フリーランスパーソナルトレーナーのトレーニングセッション以外の時間の過ごし方
フリーランスのパーソナルトレーナーは、トレーニングセッション以外の時間をどのようなことに使っているのでしょうか。
多くのフリーランスのパーソナルトレーナーは、セッション以外の時間をスキルアップやブラッシュアップに充てています。
常にスキルアップをしないと顧客満足度が下がってしまう恐れがありますし、日々更新されるスポーツ医学やスポーツ科学の情報をブラッシュアップしていくことが必要だからです。
そのため、トレーニング指導に目一杯時間を使うのではなく、スキルアップやブラッシュアップに使う時間も考えながらスケジュールを組まなければなりません。
また、フリーランスとして働くと様々な経費がかかります。
・経営するジムの家賃
・光熱費
・レンタルジム費
・出張時の交通費
などです。
フリーランスのパーソナルトレーナーは、経費の管理も仕事に含まれるため、セッション以外の時間は経費の計算などに使うことも多いです。
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まとめ
今回の記事では、フリーランスのパーソナルトレーナーの働き方やメリット、デメリットなどをご紹介しました。
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活躍するなら、集客とお客様の継続率のアップは最重要課題です。そのため、マーケティングスキルやお客様の満足度を高められる技術は、フリーランスのパーソナルトレーナーになくてはならないものといえます。
しかし、実際に上記のようなスキルを身に付けるのは簡単なことではありません。独学で学んではみたものの、集客になかなか結び付かないという人も多いです。
フリーランスや開業を視野に入れているならトレーナー養成スクールを利用して、マーケティングスキルや集客力を学ぶのも1つの方法です。
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大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。