ピラティスインストラクターになるには?必要な資格や向いている人の特徴を解説
ピラティスインストラクターは、体の動きを通じて健康や美しさをサポートする魅力的な職業です。多くの人に愛されているピラティスの効果を伝え、一人ひとりに合わせた指導を行うインストラクターは、近年ますます需要が高まっています。指導を通じてお客様の目標達成を支援し、信頼関係を築けるやりがいのある仕事と言えます。
この記事では、ピラティスインストラクターの仕事内容や働き方、向いている人の特徴、資格が必要なのか等について詳しく解説します。ピラティスインストラクターを目指す方が、理想のキャリアを実現するための第一歩を踏み出せるよう、役立つ情報をお届けします。
ピラティスインストラクターとは?
ピラティスインストラクターは、ピラティスを専門に指導するプロフェッショナルです。
ピラティスは、体幹を中心に筋力や柔軟性、バランス感覚を鍛えるエクササイズであり、姿勢改善やリハビリテーションの分野でも広く用いられています。インストラクターは、お客様の目標や体調に応じたトレーニングプランを作成し、正確な動作をサポートする役割を担っています。
ピラティスインストラクターになるためには、解剖学や運動学の知識と指導スキルを学ぶことが必要です。指導に必要な専門的なスキルは、資格取得の過程で習得できるため、初心者でも段階的に成長できます。
ピラティスにはマットピラティスとマシンピラティスの2種類がある
ピラティスには、大きく分けてマットピラティスとマシンピラティスの2種類があります。
マットピラティスは、その名の通りヨガマットの上で行うエクササイズで、道具を使わずに自重を負荷として利用するのが特徴です。
一方、マシンピラティスは、リフォーマーやキャデラックなどの専用マシンを使用して行います。スプリングやプーリーを活用することで、負荷や補助を調整できるため、初心者から上級者、さらにはリハビリ目的の方にも適したエクササイズが可能です。
どちらの形式にも共通するのは、体幹を中心に全身の筋肉をバランスよく鍛え、柔軟性や姿勢の改善を目指す点です。マットピラティスは手軽に始められる一方、マシンピラティスはより多様な動きが可能で、効果を実感しやすいというメリットがあります。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスとヨガはどちらも心身の健康をサポートするエクササイズですが、その目的や方法には明確な違いがあります。
ピラティスは、体幹を中心に筋力や柔軟性、バランス感覚を向上させることを目的としています。リハビリテーションやスポーツパフォーマンス向上の場でも取り入れられることが多いです。
一方、ヨガは心と体の調和を目指し、呼吸法や瞑想を取り入れることでストレス軽減やリラクゼーション効果を得ることに重きを置いています。
また、ピラティスはリフォーマーなどの専用マシンを使用することがあり、動作の正確性や効率性を高める点が特徴です。一方、ヨガは基本的にマット上で行われ、自然な動きとポーズを通じて自己との対話を深めます。
それぞれのエクササイズには異なる魅力があるため、自分の目的や興味に合ったものを選ぶのが理想的です。
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ピラティスインストラクターの働き方とキャリアプラン
続いて、ピラティスインストラクターの働き方やキャリアプランを紹介します。一言でピラティスインストラクターと言っても様々な働き方があり、自分の目的やライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが可能です。
以下でピラティスインストラクターの主な働き方について具体的に解説します。
正社員としてスタジオに勤務する
ピラティスインストラクターとして正社員でスタジオに勤務する働き方は、安定した収入や福利厚生を得られる点が魅力です。
スタジオでは、既存のプログラムやシステムに沿って指導を行うため、初心者でも働きやすい環境が整っています。また、同僚や先輩インストラクターと協力して仕事を進めることが多く、経験を積みながらスキルを高められる機会が豊富です。
加えて、大手スタジオでは定期的な研修やスキルアップの機会が提供されることが多く、長期的なキャリア形成を目指す方に適しています。
勤務先によっては、フロント業務や事務作業を兼務する場合もありますが、お客様対応のスキルを磨ける貴重な経験になります。
フリーランスインストラクターとして活動する
フリーランスインストラクターとして活動する場合、自分のスケジュールや働き方を自由に決められる点が最大の魅力です。
スタジオやジムと契約しながらレッスンを提供したり、自宅やレンタルスペースでプライベートレッスンを行うなど、多様な形態で活動できます。自分のブランドやスタイルを打ち出し、集客やマーケティングを主体的に行うことで、収入や働く場所を自分でコントロール可能です。
一方で、安定した収入を得るためには、自身での営業活動や顧客管理が必要になります。独立性が高い反面、自己管理能力やビジネススキルも求められるため、自主的に学び続ける姿勢が重要です。
オンラインレッスンを行う
近年は実地のジムに勤務するという形態を取らずにオンラインで指導を行う働き方も増えてきています。オンラインレッスンは、場所や時間に制約されず、多くの人にピラティスを提供できる働き方です。
動画配信プラットフォームやアプリを活用し、自宅からでも指導が可能なため、特に遠方のお客様や移動が難しい方に対応しやすい方法です。初期投資が少なく、比較的簡単に始められる点もオンライン指導の魅力です。
ただし、画面越しで指導を行うため、動作の細部を確認しにくい課題があります。そのため、分かりやすい説明や丁寧な動作のデモンストレーションが求められます。
また、録画コンテンツの販売やサブスクリプション型サービスを取り入れることで、さらに幅広い働き方が可能です。
ジム経営やスタジオ開業を目指す
ピラティスインストラクターとしてのキャリアを発展させる選択肢として、ジム経営やスタジオ開業があります。自分のスタジオを持つことで、指導だけでなく、経営やマーケティングに関するスキルも活かせます。
開業の際には、立地選びや内装デザイン、機器の選定、資金計画など多くの準備が必要です。また、独自のプログラムやサービスを提供することで、他のスタジオとの差別化を図ることが成功の鍵となります。
集客や運営における課題も多いですが、お客様との信頼関係を築きながら自分の理想とする空間を創り上げられる点は、大きなやりがいとなります。
ピラティスインストラクターになるために資格は必要?
ピラティスインストラクターになるには資格が必要かどうか気になる方も多いでしょう。結論として、ピラティスインストラクターとして活動するために資格は必須ではありませんが、資格取得には多くのメリットがあります。
ピラティスインストラクターの資格を取得することで、指導に必要な専門知識や技術を体系的に学び、インストラクターとしての基盤を築くことが可能です。また、資格はお客様に安心感を与える要素にもなります。
さらに、多くのスタジオやジムでは、資格保有が採用条件となっている場合があります。資格を持っていると就職の際に選択肢が広がるだけでなく、働く環境や条件についても有利になることが多いです。独立やフリーランスとして活動する場合でも、資格があればお客様から選ばれる確率が高まります。
資格は、単なる肩書き以上にインストラクターとしての信頼性と実践力を証明するものです。ピラティスインストラクターを目指すなら、資格取得はキャリアの成功に向けた重要なステップとなります。
ピラティスインストラクターの資格を取得するメリット
先述の通り、ピラティスインストラクターを目指す上で資格は必須ではありませんが、取得したほうが有利になります。
本項では、より具体的なピラティスインストラクターの資格を取得するメリットについて、
- 専門知識を証明できる
- お客様から信頼してもらえる
- 就職の際に有利になりキャリアアップにつながる
以上の3つを以下で詳しく解説します。
専門知識を証明できる
ピラティスインストラクター資格を取得することで、解剖学や運動学、ピラティスの基本原則といった専門知識を体系的に学び、それを身に付けていると証明できます。
資格取得のプロセスでは、正しい動作や安全な指導法を習得することが求められるため、インストラクターとしての基盤をしっかりと築けます。
また、資格は、第三者によってスキルや知識が認められた証拠となり、自己評価だけでは伝えきれない信頼性を相手に示せる大きな強みです。特に、お客様が指導者を選ぶ際に、資格の有無は重要なポイントになることが多く、他のインストラクターとの差別化にも役立ちます。
お客様から信頼してもらえる
資格を持っていることは、お客様からの信頼を得る上で大きなプラスとなります。
資格取得者は、ピラティスに関する知識と技術を正しく習得していると認識されるため、安全で効果的な指導ができるという安心感を与えられます。また、資格を持つことで、自身の専門性をお客様にアピールできるため、選ばれるインストラクターとしての地位を築きやすいです。
特に、リハビリや体のケアを目的としたお客様にとって、指導者の資格は重要な判断基準となることが多いです。資格保有は、お客様との信頼関係を構築するための重要な要素です。
就職の際に有利になりキャリアアップにつながる
ピラティスインストラクター資格は、就職活動やキャリアアップにおいて大きな武器になります。
多くのフィットネススタジオやジムでは、資格保有者を採用の条件とする場合があり、資格があることで選考を有利に進められるケースが少なくありません。また、資格を持つことで、働く環境の選択肢が広がり、より条件の良い職場での活躍が期待できます。
さらに、資格取得はスキルアップや知識の向上にもつながるため、独立やフリーランスとしての活動を視野に入れている方にも役立ちます。資格は、インストラクターとしてのキャリアを長期的に支える大切な基盤です。
ピラティスインストラクターの資格の種類
前述の通り、ピラティスにはマットピラティスとマシンピラティスの2種類に分かれており、資格についてもマットピラティスとマシンピラティスに分かれています。また、中にはコンプリヘンシブ資格というマットとマシンを両方合わせた資格も存在します。
本項では、ピラティスインストラクターの3種類の資格について、以下で詳しく解説します。
マットピラティス資格
マットピラティス資格は、ピラティスインストラクターとしての基礎を学ぶための資格であり、最も手軽に始められるものの一つです。
マット上で行うエクササイズを中心に、体幹を鍛えながら柔軟性やバランス感覚を向上させる指導スキルを習得します。器具を使用しないため、初心者にも取り組みやすく、個人レッスンやグループレッスンで活用できる点が特徴です。
資格取得の過程では、解剖学や運動学の基礎を学び、正しい動作や姿勢を理解することに重点が置かれています。安全で効果的なエクササイズの指導を行うための知識と技術が身に付きます。
短期間で取得できるため、初めてピラティスインストラクターを目指す方や副業として考えている方に向いています。
マシンピラティス(リフォーマー)資格
マシンピラティス(リフォーマー)資格は、専用の器具を使用してピラティスを指導するスキルを学ぶための資格です。
リフォーマーはスプリングやプーリーを活用し、負荷の調整や補助が可能な構造を持つ器具で、初心者から上級者、さらにはリハビリを目的とする方にも幅広く対応できる点が特徴です。マットピラティスでは難しい動作や高負荷のエクササイズを、安全かつ効果的に指導する能力を養います。
資格取得の過程では、リフォーマーを使ったエクササイズのバリエーションや、個々の体の状態や目的に合わせたプランの立て方を学びます。正しい使い方を習得することで、怪我の予防やエクササイズの効率向上を実現可能です。
リフォーマーは多くのフィットネススタジオやリハビリ施設で導入されており、資格を取得すれば活躍の場が広がります。マシンピラティス資格は、より専門的で実践的な指導を目指す方に適した選択肢です。
コンプリヘンシブ資格
コンプリヘンシブ資格は、ピラティスインストラクターとして最も包括的な知識とスキルを身に付けられる資格です。
マットピラティスだけでなく、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルなど複数の専用マシンを用いたエクササイズを指導できる能力を養います。コンプリヘンシブ資格を取得すれば、さまざまな器具を活用したトレーニングを提案し、幅広いニーズに応えられるようになります。
資格取得の過程では、解剖学や運動学を深く学び、各器具の特徴や使用方法を正確に理解します。また、個々の体力や目的に合わせたプログラム作成方法も習得します。
コンプリヘンシブ資格は、初心者からアスリート、リハビリを目的とする方まで、多様なお客様に対応できるスキルを提供するため、キャリアの幅を広げたい方に最適です。高度な専門性を持つ証として、多くのスタジオやジムでの信頼も得られる資格です。
おすすめのピラティスインストラクター資格11選
ピラティスインストラクターを養成している団体は多く、資格も多くの種類があります。
そこで本項では、知名度が高く特におすすめのピラティスインストラクター資格を以下で11個紹介します。
1. BASI
BASIは、ピラティス教育の分野で世界的に認知されている団体です。解剖学や運動学を基にした理論と、実践的な指導スキルの両方をバランスよく学べるカリキュラムを提供しています。クラシカルピラティスと現代の理論を融合させた内容が特徴で、資格取得後には多様なクライアントに対応できるスキルを習得できます。
取得可能な資格には、マット資格やマシン資格、総合的な指導が可能なコンプリヘンシブ資格があり、自分のキャリアに応じて選択可能です。
また、BASIの資格は国際的にも評価が高く、海外での活動を視野に入れる方にも適しています。資格取得には一定の費用と時間が必要ですが、専門性を高めたい方にとって有力な選択肢となります。
参考:BASI Pilates「総合的な国際プログラム(コンプリヘンシブコース)」
2. FTP PILATES
FTP PILATESは、イギリスで創設された団体で、効率的かつ実践的な指導スキルを重視した教育を提供しています。動きの正確性や個々のニーズに応じたプログラム作成を学べるカリキュラムが特徴で、特にリフォーマーをはじめとする器具を活用した指導に力を入れています。
取得可能な資格にはマット資格やマシン資格が含まれ、それぞれの分野で専門性を高めることが可能です。FTP PILATESの資格取得は、通学形式での講義を通じて行われ、直接的な指導を受けることでより実践的なスキルを身に付けられます。
資格は国際的に認知されており、多くのスタジオやジムでの活動の場が広がります。
3. Peak PILATES
Peak PILATESは、クラシカルピラティスを基盤とし、解剖学や運動学に基づいた教育プログラムを提供する団体です。
資格取得プログラムでは、マットピラティスやマシンを使ったトレーニングを含む内容を学ぶことができます。マット資格、マシン資格、総合的なコンプリヘンシブ資格が取得可能で、それぞれの指導スキルを磨くことができます。
Peak PILATESの特徴は、クラシカルなピラティスメソッドを学ぶ機会を提供しつつ、現代の身体的ニーズにも対応できる点にあります。実技講習を通じて学んだスキルは、多様な指導現場で活用可能です。
4. balanced body
balanced bodyは、ピラティス業界で世界的に評価されている団体で、質の高い教育プログラム以外にも、ピラティス専用器具の製造メーカーとしても知られています。balanced bodyでは、クラシカルピラティスと現代的なアプローチを融合した指導法を提供しており、解剖学や運動学の理論を深く学べるカリキュラムが特徴です。
取得可能な資格には、マット資格やリフォーマー資格、コンプリヘンシブ資格などがあり、自分のキャリア目標に合わせた選択が可能です。
資格取得は通学形式で行われ、実技講習を通じて指導スキルを高められます。
5. PHI PILATES
PHI PILATESは、リハビリテーション医学に基づいたピラティス教育を提供している団体です。姿勢改善や身体機能の向上を目的としたプログラムが特徴で、解剖学の視点からピラティスを学ぶことが可能です。
取得可能な資格には、マット資格や複数の専用器具を対象とした資格が含まれており、短期間で専門性の高いスキルを習得できます。特に、リフォーマーやキャデラックを使った実践的な指導法を学べる点が大きな魅力です。
資格取得は通学形式で行われ、徹底的な実技指導と理論学習が組み合わされています。
6. MAJOLI
MAJOLIは、日本発のピラティス団体で、PMA認定資格をオンラインでも取得できることが特徴です。メディカルピラティスをベースとし、ダイエットやボディメイクの指導に特化したプログラムを提供しています。
MAJOLOではマット資格が取得可能です。資格取得はオンラインまたは通学で行うことができ、ライフスタイルに合わせて学習を進められます。また、初心者から経験者まで幅広く対応するカリキュラムも特徴です。
資格取得後には、フィットネス業界や個人指導の場で活躍するチャンスが広がります。
7. Club PILATES
Club PILATESは、アメリカを拠点とするピラティス教育機関で、世界中にスタジオを展開している点が特徴です。様々な種類の指導資格を取得できる教育カリキュラムを採用しており、基礎から応用まで幅広いスキルを学べます。
取得可能な資格には、マット資格やリフォーマー資格、キャデラック資格などがあり、それぞれのニーズに合わせて選択が可能です。
資格取得は通学形式で行われ、理論学習と実技講習を通じて専門性を高める内容となっています。
また、Club PILATESの資格は、アメリカをはじめとする多くの国で信頼されており、資格取得後は世界中のスタジオで活躍するチャンスが広がります。
参考:Club PILATES 公式ホームページ 「ピラティス資格養成講座コース一覧」
8. POLESTAR PILATES
POLESTAR PILATESは、リハビリテーション医学やスポーツ科学の知見を活かしたピラティス教育を提供する団体です。医療やフィットネス分野での活用を目的とした専門的なカリキュラムが特徴で、特に姿勢改善や身体機能の向上を目指す方に向いています。
取得可能な資格には、マット資格やリフォーマー資格、コンプリヘンシブ資格があり、マシンを活用した高度なトレーニング方法を学べます。
資格取得は通学形式で行われ、講義と実技指導を通じて幅広いスキルを習得可能です。
資格取得後は、リハビリ施設やスタジオでの指導に加え、個人指導やグループレッスンでも活躍の場を広げることが期待されます。
参考:POLESTAR PILATES 公式ホームページ 「各コースのご案内」
9. STOTT PILATES
STOTT PILATESは、カナダで創設されたピラティス教育機関で、クラシカルピラティスを基盤としつつ、現代の運動学やリハビリテーションを融合した指導法を提供しています。特に、姿勢や身体のバランス改善を目的としたエクササイズに力を入れている点が特徴です。
取得可能な資格には、マット資格やリフォーマー資格、さらにはチェアやキャデラックを使用する資格が含まれます。
資格取得の過程では、実技指導だけでなく、解剖学や動作分析の理論を深く学びます。
資格取得後にはフィットネススタジオやリハビリ施設など、さまざまな場面で専門的な指導が可能になります。
参考:YOKO-SO PILATES OMOTESANDO 「アカデミー」
10. JAPICAピラティス指導者資格
JAPICAは、国内外で活躍するピラティス指導者や医学博士、スポーツドクターなどの専門家が開発に携わるピラティス団体です。専門知識を結集し、医科学的根拠に基づいた指導メソッドを提供しています。また、日本人の骨格に合ったエクササイズを学べるカリキュラムが特徴で、幅広い指導スキルを習得できます。
取得可能な資格には、マット資格とマシン資格の2種類があります。
資格取得の講義は通学形式での受講となり、実技を中心とした学びを重視しています。資格取得後は、スタジオ勤務や個人レッスン、さらには独立開業など、多様なキャリアパスが広がります。
参考:JAPIKA 公式ホームページ 「資格コースについて」
11. ピラティスインストラクター(日本インストラクター技術協会)
日本インストラクター技術協会が認定するピラティスインストラクター資格は、ピラティスエクササイズの基本的な知識とスキルを有していることを証明する資格です。
この資格では、屈曲や伸展、肩や手足の運動など、ピラティスの基本動作を正しく理解し、指導できる能力が求められます。また、ピラティスの効果や呼吸との関係、筋や関節の構造についても学び、お客様一人ひとりのニーズに合わせたエクササイズを提供する知識を習得します。
資格試験に受験資格はなく、オンライン上で申し込み、在宅受験が可能です。自分のペースで資格取得が目指せることも魅力です。
参考:日本インストラクター技術協会 「ピラティスインストラクター(ピラティス資格)」
ピラティスインストラクターに向いている人の特徴
最後にピラティスインストラクターに向いている人の特徴を紹介します。
具体的には、
- 身体を動かすことが好きな人
- 人と関わることが得意な人
- 学び続ける意欲がある人
- ボディメイクや健康維持に興味がある人
以上のような人がピラティスインストラクターに向いています。4つそれぞれについて、以下で詳しく解説します。
身体を動かすことが好きな人
ピラティスインストラクターは、身体を使った指導を日常的に行うため、身体を動かすことが好きな人に向いています。
インストラクター自身がエクササイズを実演する場面が多く、身体の動きを通じてお客様に正しいフォームや動作を伝えることが必要です。また、自分自身もピラティスを通じて体力や柔軟性を保つことが求められるため、運動を楽しめる人が向いています。
身体を動かすことへの情熱があると、そのエネルギーが指導にも反映され、お客様に信頼感を与えることができるでしょう。
人と関わることが得意な人
ピラティスインストラクターは、個々のお客様の体調や目標に合わせた指導を行うため、人と関わることが好きで、コミュニケーションを大切にする人に向いています。
お客様との信頼関係を築くことは、指導の効果を高めるために重要です。また、グループレッスンや個別指導では、わかりやすく説明し、モチベーションを引き出すスキルも求められます。
人と接することが好きで、相手のニーズに応じた柔軟な対応ができる人は、インストラクターとして大きな強みを発揮します。
学び続ける意欲がある人
ピラティスインストラクターは、解剖学や運動学など専門的な知識を基に指導を行うため、学び続ける意欲がある人に適しています。
資格取得後も、新しい指導技術や最新の健康情報を取り入れることで、お客様により効果的なエクササイズを提供することが可能です。また、ピラティスに関するスキルだけでなく、コミュニケーション能力や指導方法も磨き続ける姿勢が求められます。
学ぶ意欲が高い人は、インストラクターとしての質を向上させ、長期的な活躍が期待できます。
ボディメイクや健康維持に興味がある人
ピラティスインストラクターは、お客様の健康やボディメイクをサポートする役割を担うため、健康維持や理想的な身体作りに興味がある人に向いています。
自身が健康や美しい身体作りに関心を持つことで、指導に説得力を持たせられます。また、お客様の目標に寄り添い、具体的なアドバイスやモチベーションを提供するには、健康やボディメイクへの情熱が欠かせません。
ボディメイクや健康維持の分野への興味を持つ人は、インストラクターとして自然な指導ができ、より多くの信頼を得ることができるでしょう。
トレーナーエージェンシーでは、
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まとめ
ピラティスインストラクターは、エクササイズを通じて健康やボディメイクをサポートする職業です。お客様一人ひとりに合わせた指導を行い、信頼関係を築きながら目標達成を支援する役割を担います。働き方も柔軟で、スタジオ勤務やフリーランス、オンライン指導、さらには独立開業など、多彩なキャリアパスを選べる点が魅力です。
資格取得はインストラクターとしての第一歩です。解剖学や運動学の知識を学び、安全で効果的な指導スキルを習得することで、専門性を高められます。資格取得は就職やキャリアアップにも有利となり、幅広い場で活躍できる可能性が広がります。ピラティスを通じて人々の健康と美を支え、充実したキャリアを築いていきましょう。

パーソナルトレーナー 業界総合支援サイト「トレーナーエージェンシー」編集部です。