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ピラティスインストラクターに資格は必要?取得するメリットやおすすめの資格を紹介

資格勉強をする女性
ピラティスは、体幹を鍛えながら心身のバランスを整えるエクササイズです。ピラティスのメソッドを深く学び、他の人々の健康や生活をより良いものにするピラティスインストラクターという道をご存じでしょうか?

ピラティスインストラクターは、単に動きを教えるだけでなく、お客様の目標達成をサポートする大切な役割を担います。資格取得を目指すことで、専門的な知識や指導スキルを身に付けながら、自分らしいキャリアを築くチャンスが広がります。

この記事では、ピラティスインストラクター資格に関する基礎情報から選び方までを詳しく解説します。

ピラティスインストラクターとは?

インストラクターの女性の後ろ姿
ピラティスは体幹(コア)の強化や柔軟性の向上、姿勢の改善を目的としたエクササイズで、心身のバランスを整える効果が期待されています。

ピラティスインストラクターとは、ピラティスのエクササイズを指導する専門家です。インストラクターは解剖学や身体の動きに関する知識を基に、適切なプログラムを作成し、お客様が正しいフォームでエクササイズを行えるよう指導しています。

ピラティスインストラクターの活動の場は、スタジオやジム、プライベートレッスン、オンライン指導など多岐にわたるのが特徴です。さらに、リハビリやスポーツのパフォーマンス向上を目指す分野でも需要が高まり、幅広い分野での活躍が期待されています。

ピラティスインストラクターの仕事内容や働き方、向いている人の特徴については下記記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

ピラティスインストラクターになるには?必要な資格や向いている人の特徴を解説

トレーナーエージェンシーでは、

トレーナーとして必要な素養
具体的なトレーナーの働き方
おすすめの資格
トレーナー資格試験の力試し模擬問題
うまく行く人/いかない人の違い

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ピラティスインストラクター資格を取得するメリット

メリットの文字ピラティスインストラクターになるために資格は必須ではありません。しかし、資格を取得することで専門知識や技術を体系的に学ぶことができるため、多くのインストラクターが資格を取得しています。資格を取得することで多くのメリットが得られます。

本項では、ピラティスインストラクター資格を取得する具体的なメリットの、

  • 身体に関する知識を身に付けられる
  • お客様から信頼してもらえる
  • 就職の際に有利になる

以上の3つについて、以下で詳しく解説します。

身体に関する知識を身に付けられる

ピラティスインストラクター資格を取得する過程では、解剖学や生理学、運動学といった身体に関する専門知識を体系的に学べます。

身体に関する知識はお客様の身体の状態を正しく把握し、個人個人に適したエクササイズを提供するために欠かせません。例えば、筋肉や骨格の構造、身体の動きの仕組みを理解することで、効果的かつ安全な指導が可能になります。また、特定の部位に痛みや不調を抱えるお客様に対しても、知識を活かして適切なアドバイスや運動の提案ができます。

さらに、専門的な学習を通じて自分自身の身体についても深く知ることができ、インストラクターとしての信頼性を高めるとともに、自身のスキル向上にも役立ちます。

資格取得は、お客様のニーズに応じた質の高い指導を行うための土台となる重要なステップです。

お客様から信頼してもらえる

ピラティスインストラクター資格を持つことで、お客様からの信頼感を高めることが可能です。

資格を取得していることで、専門知識とスキルを備えたプロフェッショナルであることを証明できるため、お客様に安心感を与えることができます。特に、資格を持つインストラクターは初心者や健康に配慮したいお客様からも信頼できる存在として選ばれやすくなります。

また、資格はインストラクター自身の指導力や知識の裏付けとして機能し、適切な指導を通じてお客様との信頼関係を築く助けとなります。信頼を得ることで長期的な関係を構築しやすくなり、リピーターや口コミによる新規顧客の獲得にもつながります。

資格は、お客様に安心してレッスンを受けてもらうための重要な要素です。

就職の際に有利になる

ピラティスインストラクター資格を取得することで、就職活動の際にも有利になります。

スタジオやジムへの就職では、資格を条件として求められる場合が多く、取得することで選考を有利に進められるケースが多いです。また、独立してスタジオを運営する場合にも、資格が専門性の証明となり、お客様に安心感を与えることができます。さらに、フリーランスとして活動する際には、資格が他のインストラクターとの差別化につながり、専門性をアピールする強力な手段となります。

資格を取得する過程で学ぶ知識や技術は、指導だけでなく、就職活動の際にも活用でき、さまざまな働き方を選ぶ際の大きな強みとなります。

ピラティスインストラクター資格の種類と特徴

資格勉強する手元
ピラティスは大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2つに分けられます。資格に関しても、マットピラティスの資格とマシンピラティスの資格、そしてコンプリヘンシブというマットとマシン両方の資格に分かれます。自分の目的や指導スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

本項では、以上の3つのピラティスインストラクターの資格について以下で詳しく解説します。

マットピラティス資格

マットピラティスは、専用の器具を使用せず、主にヨガマットの上で行うピラティスの形式です。

マットピラティスでは、自分の体重を負荷として利用し、体幹(コア)の筋力強化や柔軟性の向上を目指します。比較的少ない道具で始められるため、コストが低く、初心者でも取り組みやすい点が特徴です。また、スタジオだけでなく、自宅や公園など、場所を選ばずに実践できる柔軟性もあります。

資格取得を目指す場合、解剖学や基本的なピラティスの原則を学びながら、正しいフォームや動きの指導方法を習得します。身体の負担を軽減しつつ、効率的に筋力を鍛えられることから、幅広い年齢層やフィットネスレベルの方に適した指導を提供できるスキルが身に付きます。

マットピラティスに関する資格はオンラインで取得できる場合が多いのも特徴です。

マシンピラティス資格

マシンピラティスは、リフォーマーやキャデラック、チェアなどの専用機器を使用して行うピラティスの形式です。

マシンを活用することで体幹を中心に全身の筋力や柔軟性、バランスを効果的に鍛えることが可能です。マシンピラティスは、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応でき、特にリハビリや特定の部位を重点的にトレーニングしたい方に向いています。

また、マットピラティスと比べてマンツーマンで指導を行うパーソナルレッスンが多く、単価も高い傾向にあります。

資格取得の過程では、各マシンの操作方法や適切な負荷の調整、お客様の個々のニーズに合ったエクササイズプログラムの構築方法を学びます。専用機器の使い方を熟知することで、プロフェッショナルな指導者としての信頼を得ることができるでしょう。

また、オンラインで資格取得しやすいマットピラティスと比べて、マシンピラティスの資格は通学で資格を取得するものが多いです。

コンプリヘンシブ資格

コンプリヘンシブは、マットピラティスとマシンピラティスの両方を網羅的に学ぶ資格です。コンプリヘンシブ資格は、ピラティスインストラクターとして総合的なスキルを身に付けることを目指しており、資格を取得することで幅広いニーズに応える指導が可能になります。

カリキュラムでは、マット上での基礎的なエクササイズから、リフォーマーやキャデラックなどの専用マシンを使った応用的なトレーニングまで幅広く学べます。また、解剖学や運動学の知識も深く学ぶことで、個々のお客様に合ったプログラムを設計する能力を養います。

コンプリヘンシブ資格を取得することで、スタジオやジムでの指導だけでなく、プライベートレッスンやオンライン指導など、多岐にわたる働き方が可能です。総合的な資格を持つことで、より高い専門性を求める場面で活躍できるインストラクターとして評価されるでしょう。

ピラティスの知識を深め、よりスキルアップを目指したい人はコンプリヘンシブ資格がおすすめですが、マットピラティスやマシンピラティス単体の資格と比べて資格取得にかかる費用が高くなりやすいため注意が必要です。

おすすめのピラティスインストラクター資格15選

ガッツポーズをするインストラクターの女性
続いて、具体的なおすすめのピラティスインストラクター資格を15団体紹介します。団体ごとに取得できる資格の内容や取得にかかる期間・費用などが異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

1. balanced body

balanced bodyは、PMA(Pilates Method Alliance)に加盟している国際的に認知された団体です。解剖学に基づいた教育を理念としており、体の動きの原則を重視したカリキュラムを提供しています。資格取得を通じて、科学的根拠に基づく安全かつ効果的な指導スキルを身に付けることが可能です。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット
  • リフォーマー
  • マット&リフォーマー
  • コンプリヘンシブ
  • マット:約6か月
  • リフォーマー:約3か月
  • マット:350,000円~
  • リフォーマー:400,000円~
  • コンプリヘンシブ:930,000円~
原則通学、マットのみオンライン可能

参考:Balanced body 公式サイト

2. Club Pilates

Club Pilatesは、PMAに加盟しており、世界的に多くの店舗を展開しているピラティススタジオチェーンが提供する教育プログラムで、多様な指導者資格を取得できることが特徴です。初心者から経験者まで、さまざまなレベルに対応したコースが用意されており、実践的でPMAの国際基準に沿ったスキルを学ぶことができます。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット指導者資格コース
  • マシン指導者資格コース
  • キャデラック指導者資格コース
  • チェア指導者資格コース
  • バレル+プロップ指導者資格コース
  • コンプリヘンシブ資格コース
  • マット:最低4日~
  • マシン:最低3日~
  • コンプリヘンシブ:最低23日~
  • マット:132,000円~
  • マシン:93,500円~
  • コンプリヘンシブ:770,000円~
通学

参考:Club PILATES 公式ホームページ

3. Peak Pilates

Peak Pilatesは、PMAに加盟している団体で、クラシカルピラティスと現代の理論を融合した教育プログラムを提供しています。伝統的なピラティスの原則を尊重しながら、最新の運動学や解剖学に基づいた指導スキルを習得できる点が特徴です。原則通学での受講を通じ、実践的な学びを深められます。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • エクイップメント(コンプリヘンシブ)資格コース
  • マット資格:約3か月
  • エクイップメント(マシン)資格:約15~30時間の受講と約200~300時間の課題
  • マット資格:334,300円~
  • エクイップメント(マシン)資格:1,058,200円~
通学

参考:Peak Pilates公式サイト

4. PHI Pilates

PHI Pilatesは、PMAに加盟している団体で、姿勢の改善を重視した教育プログラムを提供しています。解剖学に基づくアプローチを通じて、効率的な動作と健康的な姿勢を目指す指導スキルを習得できます。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • マシン資格(機器ごとに7種類)
  • マット:約1か月
  • マシン:約2週間~
  • マット:254,100円~
  • マシン:168,840円~
通学

参考:PHI PILATES Japan 公式ホームページ

5. BASI

BASIは、PMAに加盟している世界最大級のピラティス教育団体です。筋力向上やダイエットを目的としたプログラムを重視し、伝統的なピラティスと最新の科学的知見を融合させた教育を提供しています。理論と実践のバランスが取れた内容で、初心者から上級者まで幅広く対応できるスキルを身に付けることができます。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • ファンデーションコース(マット)
  • グラデュエイトコース(マシン)
  • コンプリヘンシブコース
  • ファンデーションコース(マット):約6か月
  • グラデュエイトコース(マシン):約6か月
  • コンプリヘンシブ:約8か月~1年
  • ファンデーションコース:3,900ドル
  • グラデュエイトコース:3,200ドル
  • コンプリヘンシブコース:6,600ドル
通学

参考:BASI Pilates公式サイト

6. FTP Pilates

FTP Pilatesは、PMAに加盟しているイギリスで創設されたピラティス教育団体です。動きの目的や正確性、個人のニーズに焦点を当てた教育プログラムを提供しており、解剖学に基づきながらも実践的な指導スキルを習得できることが特徴です。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • マシン資格
  • マット:最短9時間の講義
  • マシン:最短18時間の講義
認定アカデミーごとに異なるが、20万円前後~ 通学

参考:FTP PILATES 公式ホームページ

7. STOTT PILATES

STOTT PILATESは、PMAに加盟しているピラティス教育団体で、創始者の一人がプロのバレエダンサーとしての経験を活かしたプログラムを提供しています。従来のピラティスに忠実でありながら、現代の科学的アプローチを取り入れた内容が特徴です。解剖学や身体の動きを深く理解し、安全かつ効果的な指導を目指す教育が行われています。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • マシン資格
  • マット:合計40時間の講義+55時間の課題・指導
  • マシン:合計50時間の講義+75時間の課題・指導
  • マット:289,000円~
  • マシン:349,000円~
通学

参考:STOTT PILATES公式サイト

8. MAJOLI

MAJOLIは、PMAに加盟している日本発のピラティス団体です。PMA認定資格をオンラインだけで完結できる点が特徴で、ダイエットやボディメイクを目的としたプログラムに特化しています。初心者から経験者まで幅広く対応できる教育内容が整備されており、ライフスタイルに合わせて柔軟に学ぶことが可能です。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
マット資格 約2か月~ 237,000円~ オンラインまたは通学

参考:MAJOLI公式サイト

9. POLESTAR PILATES

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • リフォーマー資格
  • コンプリヘンシブ資格
  • マット:講習5日+10時間のオンライン学習後、半年後に認定試験
  • リフォーマー:講習6日+10時間のオンライン学習後、半年後に認定試験
  • コンプリヘンシブ:講習12日+10時間のオンライン学習後、半年後に認定試験
  • マット:300,000円+認定試験代58,000円
  • リフォーマー:365,000円+認定試験代68,000円
  • コンプリヘンシブ:365,000円+認定試験代68,000円
通学

参考:POLESTAR PILATES公式サイト

10. IBMA

国際ボディメンテナンス協会(IBMA)は、米国ニューヨークに本部を置き、美容やヘルスケアなどのボディメンテナンスに特化した協会です。身体の個別性に対応するため、ホリスティックな視点からアプローチを行い、確かな知識と技術を持つ専門家を育成しています。また、相互研鑽を重ねながらセルフメンテナンスの普及を目指し、社会への貢献を目的としています。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
マット資格(3級、2級、1級)
  • 3級:最短27時間~
  • 2級:最短27時間~
  • 1級:最短15時間~
  • 3級:207,900円
  • 2級:237,600円
  • 1級:132,000円
通学

参考:国際ボディメンテナンス協会(IBMA)公式サイト

11. BESJ

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • マシン資格
  • コンプリヘンシブ資格
  • マット:講習32時間~
  • マシン:講習22時間~
  • マット:198,000円
  • マシン:286,000円
通学

参考:BESJ(Body Element System Japan)公式サイト

12. YUZU ACADEMY

YUZU ACADEMYは、パーソナルマシンピラティスYUZUとネバダ州立大学公認DKピラティスが共同で開講しているインストラクター養成スクールです。アメリカの医療機関や公的機関、さらにシルクドソレイユのトレーニングメニューにも採用されている内容を学べる点が特徴で、高い専門性を備えた指導スキルを習得できます。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マットピラティスコース
  • リフォーマーピラティスコース
  • イクイップメントピラティスコース(リフォーマー・キャデラック・チェア)
  • トラピーズテーブル・キャデラックコース
  • チェアコース
  • マット:講座30時間+インターン14時間+ファイナルテスト1時間
  • リフォーマー:講座15時間+インターン30時間+ファイナルテスト1時間
  • イクイップメントピラティス:講座30時間+インターン50時間+ファイナルテスト2時間
  • トラピーズテーブル・キャデラック:講座10時間+インターン20時間+ファイナルテスト1時間
  • チェア:講座5時間(ファイナルテスト30分含む)+インターン10時間
  • マット:275,000円
  • リフォーマー:297,000円
  • イクイップメントピラティス:550,000円
  • トラピーズテーブル・キャデラック:220,000円
  • チェア:77,000円
通学

参考:YUZU ACADEMY公式サイト

13. アグニヨガ

アグニヨガは、クリニティカルピラティスに加え、メディカルハーブやアロマテラピーを融合した独自のプログラムを提供している団体です。身体の健康改善だけでなく、心身の調和を目指したアプローチを学ぶことができる点が特徴です。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
メディカルピラティスインストラクター資格 約3か月 280,800円 実技通学、講座オンライン

参考:アグニヨガ公式サイト

14. JSADA(日本技能開発協会)

JSADA(日本技能開発協会)が認定するピラティススペシャリスト資格は、ピラティスにおける正確な知識や効果的なトレーニング方法を学べるため、初心者から指導者を目指す方まで幅広く対応しています。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
ピラティススペシャリスト資格 特になし(試験に合格すれば認定)
  • テキスト教材+試験:39,500円
  • 試験のみ:16,500円
オンライン

参考:JSADA(日本技能開発協会)公式サイト

15. JAPICA

JAPICAは、国内外で活躍するピラティス指導者、医学博士、スポーツドクター、理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、アスレティックトレーナー、メンタルトレーニング指導士、オリンピックメダリストなど、多彩な専門家が開発に携わる団体です。それぞれの専門知識を集結し、徹底的なリサーチを基に、ピラティス指導に必要な確かな技術と医科学的根拠に基づいたメソッドを提供しています。また、日本人の骨格に合ったエクササイズを学べる内容が特徴です。

取得可能な資格 期間 費用 受講方法
  • マット資格
  • マシン資格
  • マット:合計71時間の講習
  • マシン:合計105時間の講習
  • マット:220,000円
  • マシン:715,000円
通学

参考:JAPICA(日本ピラティス指導者協会)公式サイト

ピラティスインストラクター資格の取得方法

ステップを記した計画書
ピラティスインストラクター資格の取得方法は主に通学型の養成スクールに通うかオンラインでの資格取得を目指すかの2つに分けられます。

以下でそれぞれの方法の特徴やメリットについて詳しく解説します。

通学型の養成スクールに通う

通学型の養成スクールに通う方法は、直接的な指導を受けながらピラティスインストラクター資格を取得できる点が大きな魅力です。実技や指導法を対面で学べるため、正確な動作やテクニックを身に付けることができます。

また、講師からのフィードバックを受けながら、疑問点や不安をその場で解消できる点も通学型のメリットです。さらに、同じ目標を持つ仲間と学ぶことで、情報交換やモチベーションの向上につながることも期待できます。

スクールによっては、スタジオ実習やインターン制度が設けられており、現場での経験を積みながら資格取得を目指せる場合もあります。通学型は、特に実践的なスキルを重視する方や、対面での学習を好む方に適した選択肢と言えます。

オンライン講座で資格を取得する

オンライン講座でピラティスインストラクター資格を取得する方法は、時間や場所の制約を受けずに学べる柔軟性が特徴です。

インターネット環境があれば自宅で学習を進められるため、仕事や家庭との両立を目指す方に適しています。動画教材やライブ配信を通じて、基本的な理論や動作を学ぶことができ、録画された講義を繰り返し視聴できる点もオンライン講座のメリットです。また、講座によっては、オンラインで講師に質問できるサポート体制が整っている場合もあります。

一部のプログラムでは、最終試験や認定試験をオンラインで完結できるため、移動の手間を省きながら資格取得を目指せます。特に、自分のペースで効率よく学習したい方におすすめの方法です。

取得する資格を選ぶポイント

ポイントを指す女性
先述の通り、ピラティスインストラクターの資格には多くの種類があります。そのためどの資格を取れば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。

本項では、取得するピラティスインストラクターの資格を選ぶ際のポイントの、

  • PMA加盟団体の資格か
  • オンラインか通学か
  • 費用がどれくらいかかるか
  • 開講日程
  • 自分の目的に合っているか
  • 就職サポートの有無

以上の6つについて、以下で詳しく解説します。

PMA加盟団体の資格か

資格を選ぶ際には、資格を認定する団体がPMAに加盟しているかどうかを確認することが重要です。

PMA(Pilates Method Alliance)は、ピラティスの教育水準を確保するための国際的な組織であり、加盟団体の資格は一定の基準を満たした内容であることが保証されています。PMA加盟のプログラムは、解剖学や運動学など、ピラティス指導に必要な専門知識を体系的に学べる点が特徴です。国際的に認められる資格であるため、海外での活動を視野に入れる方にも適しています。

PMA加盟団体の資格は、信頼性の高い教育を受けたい方やキャリアの幅を広げたい方にとっておすすめです。

オンラインか通学か

資格を取得する際には、オンライン講座と通学型のどちらを選ぶかを考えることが大切です。

オンライン講座は、自宅で好きな時間に学習を進められるため、仕事や家庭の都合に合わせやすい点が魅力です。

一方、通学型では、講師から直接指導を受けられるため、正確な動作や細かいテクニックを身に付けるのに適しています。また、通学型では現場での実習やグループワークを通じて、他の学習者との交流を深めることも可能です。

学習スタイルや生活環境に合った方法を選ぶことで、無理なく資格取得を目指すことができます。

費用がどれくらいかかるか

資格取得にかかる費用も、選択時の重要なポイントです。

ピラティスインストラクター資格の費用は、プログラムの内容や提供団体によって異なります。一般的に、マットピラティスの資格は比較的安価で、リフォーマーやコンプリヘンシブの資格になると費用が高くなる傾向があります。

また、通学型では交通費などの追加費用がかかる場合もあるため、予算を十分に考慮することが大切です。

費用に見合った内容かどうか、プログラムの内容やサポート体制を確認した上で選ぶことが必要です。

開講日程

資格を取得するための講座の開講日程は、スケジュールに合わせて無理なく学べるかどうかを判断する重要な要素です。特に、仕事や家庭の予定がある場合、柔軟な日程設定が可能な講座を選ぶと負担が軽減されます。

一部のスクールでは、平日コースや週末コース、短期集中型のプログラムなど、さまざまな選択肢が用意されています。また、オンライン講座の場合は、録画された講義を好きな時間に視聴できる場合が多く、さらに柔軟な学び方が可能です。

自分のライフスタイルに合った日程の講座を選ぶことが大切です。

自分の目的に合っているか

資格を選ぶ際には、自分の目的に合った内容かどうかを確認することが重要です。例えば、リハビリ目的での指導を重視する場合は、医療的な要素を含むプログラムが適しています。

一方、ダイエットやボディメイクの指導を目指す場合は、そうしたニーズに対応した内容の講座を選ぶことが必要です。

また、将来的に独立開業を目指す方は、経営スキルやマーケティングに関する知識を学べる講座が役立つ場合もあります。

資格取得後の目標を明確にし、それに合致するプログラムを選ぶことが成功への鍵です。

就職サポートの有無

資格を取得後、就職を目指す場合には、就職サポートが充実しているかどうかも考慮することが重要です。

一部の養成スクールでは、求人情報の提供や面接対策、履歴書の書き方指導など、就職活動を支援するサービスを行っています。また、卒業生が多く活躍しているネットワークを持つスクールでは、就職先を紹介してもらえる可能性もあります。

就職支援の内容や実績を事前に確認し、自分に合ったスクールを選ぶことで、資格取得後のキャリア形成をスムーズに進めることが可能です。

ピラティス資格に関するよくある質問

最後に、ピラティスやピラティス資格に関するよくある質問と回答を紹介します。

ピラティスに関して疑問や不安がある方はご参考ください。

ピラティスとヨガの違いは?

ピラティスとヨガはどちらも身体と心の健康を促進するエクササイズですが、目的や方法に違いがあります。

ピラティスは、主に体幹(コア)の筋力強化や姿勢改善を目的としており、リハビリテーションやスポーツパフォーマンス向上の分野で活用されることが多いです。

一方、ヨガは呼吸法や瞑想を取り入れ、心身のリラックスやストレス軽減を目指す点が特徴です。

また、ヨガが主にマット上で行われるのに対し、ピラティスは専用のマシンを使用することもあります。どちらも健康に役立ちますが、目的や興味に応じて選ぶと良いでしょう。

ピラティスインストラクターは未経験から目指せる?

ピラティスインストラクターは、未経験からでも目指すことが可能です。

多くの養成スクールでは、初心者向けのカリキュラムを用意しており、基礎から学べる環境が整っています。また、解剖学や運動学、ピラティスの基本原則を段階的に学ぶことで、専門知識やスキルを無理なく身に付けられます。

未経験者がピラティスインストラクターを目指す際には、初心者向けのサポート体制が充実したスクールや、学習スケジュールに柔軟性のある講座を選ぶことが大切です。継続的な学びと練習を通じて、未経験者でもピラティスインストラクターとして活躍することが十分可能です。

資格を取得するのに年齢制限はある?

ピラティスインストラクター資格を取得する際、基本的に年齢制限は設けられていません。若い世代からシニア世代まで、幅広い年齢層の方が資格取得を目指しています。

むしろ、さまざまな年齢層の経験を活かし、個々のお客様に適した指導を行える点がインストラクターの強みとなります。ただし、一部のプログラムや団体によっては、健康状態や身体的な条件を確認する場合があるため、事前に資格取得条件を確認しておくと安心です。

ピラティスインストラクターは年齢を問わず、自身の経験を生かしながら活躍できる職業です。

主婦でも資格を取って活動できる?

主婦の方でもピラティスインストラクター資格を取得して活動することは十分に可能です。

オンライン講座や短期集中型のプログラムを選ぶことで、家事や育児と両立しながら学習を進められる環境が整っています。また、資格取得後はフリーランスとして活動したり、自宅で少人数のレッスンを開講するなど、柔軟な働き方を選べる点がピラティスインストラクターの魅力です。

さらに、主婦ならではの視点でお客様に寄り添った指導ができるため、多くの支持を得やすい傾向もあります。家庭と仕事を両立しながら、自分のペースでキャリアを築くことが可能です。

トレーナーエージェンシーでは、

トレーナーとして必要な素養
具体的なトレーナーの働き方
おすすめの資格
トレーナー資格試験の力試し模擬問題
うまく行く人/いかない人の違い

などをまとめた「【完全版】未経験からトレーナーになるための攻略ガイドブック」を”無料でプレゼント“しております。(内容の一部を先んじて見せちゃいます!)

下記ボタンからダウンロードできますので、ぜひご確認いただいた上で、ご自身の学習にお役立てください。

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まとめ

ピラティスインストラクター資格は、指導スキルだけでなく、解剖学や運動学などの専門知識を身に付けられるため、健康やフィットネス分野での活躍を目指す方にとってキャリアを目指すための基盤を築けます。

ピラティスインストラクターの資格を取る際には、学習スタイルや予算、目的に応じて最適な資格を選ぶことが重要です。資格取得後は、スタジオ勤務やフリーランスとしての活動など、多様な働き方が可能になります。

自身の目標に合った資格を見つけ、ピラティスの可能性を広げていきましょう。

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