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理学療法士の志望動機を採用担当者の視点から変えていこう!

就職活動で「志望動機を書くのが苦手だけど、応募先に良い印象を与える志望動機を書きたい!」という人が多くいるのではないでしょうか?

採用担当者に好印象を与えるには、アピールポイントを押さえた志望動機にすることが重要です。
そこで今回の記事では、ポイントを押さえた理学療法士の志望動機の書き方を紹介します。

採用担当者が好印象に思う志望動機のポイント

白衣の女性

平成31年度の理学療法士国家試験では合格者が1万人を越えました。
現場も就職先として1番人気がある病院などの医療機関で、多くの理学療法士が採用試験を受けています。

採用担当者にとって志望動機は、数多くの就職希望者の熱意を見極めるための重要項目のひとつです。
理学療法士というリハビリに特化している仕事内容のため、ほかの就職希望者と似たような志望動機になりがちです。
そのためありきたりな志望動機では他の人との差別化を図ることが難しく、内定を勝ち取ることが困難です。

そこで以下のポイントを意識しながら、オリジナリティのある志望動機を考えましょう。

参考:【平成31年 理学療法士国家試験結果速報】合格者数10,809人!

理学療法士を目指したきっかけ

理学療法士は国家資格を必要とする専門的な仕事であるため、理学療法士を目指すきっかけとなった出来事がなにかあるはずです。
自分が体験したこと、自分の感じたことや考えを合わせて伝えることで、自分だけの志望動機となります。

  • 部活動でケガをした時、理学療法士にリハビリテーションをしてもらった経験
  • ご家族に障がいを持たれている人がいたり、医療介護関係の仕事に就いている人がいる
  • 祖父母などのリハビリに付き添った時、指導してくれた理学療法士がとても頼りになった

病院や施設の理念や経営方針、特徴などに共感を示す

数ある病院・リハビリ施設・介護福祉施設などの中から、なぜここを志望するのかという理由を伝えることが重要です。
この理由を伝えられないと、採用担当者に対して熱意がないと思われる可能性があります。
具体的に書くために、事前準備をすることが大切です。

  • ホームページに記載されている施設の理念や求める人物像を読んで、魅力を感じたか箇所はどこか
  • 臨床現場の実習経験やアルバイト経験で感じた社風や職場の雰囲気の魅力
  • 卒業生が働いていれば、どのような職場なのか聞いておいて参考にする

 

結論から文章を組み立てよう!

勉強

志望動機の内容がまとまっても文章構成がバラバラだと、担当者に熱意が伝わりません。
また「なんとなく言いたいことは分かる」という状態だと、論理的に物事を考えることが苦手な人物というマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。

そこでどのような点に注意して、志望動機の構成を組み立てればいいのか見ていきましょう。

  • まずは結論を書く

志望動機は結論から書くことで、簡潔に伝えたいメッセージが分かり、採用担当者の興味も引くことができます。

  • 次に、なぜそう思ったのか具体例・実体験を交えて理由を書く

具体例や実際に自分の体験した事を交えることで、説得力のある理由を書くことができます。実体験を交えることによって、採用担当者に自分の人柄も伝えることができます。

  • 最後に志望する職場でどのように働きたいか書く

理学療法士としての目標や実現したいビジョンなど、目指すキャリアを分かりやすく書くことが大切です。
また自分の持っているスキルを現場でどのように活かせるかも書けると、好印象を与えることができます。

 

自分中心の志望動機は注意が必要!

本

志望動機を書く際、どのような点に注意する必要があるのか説明します。

抽象的な内容

別の医療機関でも使えるような抽象的な志望理由では、本当にここで働きたいのか熱意が伝わりません。
就職したい医療機関などの公式ホームページを参考にしたり、実際に訪れてみて感じたことを、具体的かつ簡潔に書きましょう。

自分がメリットに感じるところのみを書いた志望動機

待遇面や成長できる環境など、自分のメリットだけ書いてしまうのは注意が必要です。
採用者側に自分を採用するメリットを伝えることで、自分がそこでどのような活躍をするのかイメージを沸かせることができます。
採用担当者に入職後活躍しそうだと思ってもらえるような内容を心掛けましょう。

 

具体的な例文

考えている女性

新卒は臨床経験がないため、実習先でどのようなことを学んで、感じたかが志望動機に直接繋がることが多いです。
採用者目線では、さまざまな疾患へ興味を持った、勉強熱心な人に好印象を持つでしょう。

就活生の例文

例文①:病院などの医療施設を志望する場合
私が貴院を志望した理由は、小さな子どもから高齢者まで幅広く利用できるリハビリテーションに魅力を感じたからです。
私は高校時代に部活動でケガをして、理学療法士の先生にリハビリ指導をしていただく機会がありました。理学療法士の先生には治療だけでなくさまざまな相談に乗っていただき、部活動に復帰することができました。その経験から、ケガをした人のリハビリテーションに携わり、人を元気にすることのできる理学療法士になりたいと思いました。貴院には、高い知識とスキルが備わっているだけでなく、医療人としても優れた理学療法士が在籍されています。そんな理学療法士の優れた先輩方に学び、さまざまな経験を積んで、運動器疾患を専門分野とした理学療法士になりたいです。そのため、貴院で即戦力として活躍できる理学療法士を目指したいと考えます。

例文②:介護施設を志望する場合
私が貴施設を志望した理由は、「身体と心の両方をケアする」という経営理念に深く共感したからです。
私は専門学校時代、臨床実習でご高齢の男性を担当させていただく機会がありました。思うようにリハビリテーションは進まず、患者さまのモチベーションを低下させてしまうことがありました。その経験から、理学療法士は身体のケアだけでなく、精神面のサポートも重要であることを強く実感しました。貴施設は、メンタルのサポートにも力を注いでいることをHPで知りました。一人ひとりの利用者が楽しみながらリハビリテーションを行っている点にも魅力を感じています。
貴施設で活躍できる理学療法士になるため、理学療法の知識と技術を磨くだけでなく、メンタル面をサポートできる力も伸ばせるように努めてまいります。

転職の例文

転職を考えている理学療法士の場合、採用担当者は、即戦力として活躍できる人物であるかという部分を見ています。
これまでの経験を活かして即戦力として活躍できることをアピールすることで採用率が上がります。

例文①:介護施設から病院を希望する場合
私が貴院を志望した理由は、高齢者に向けたリハビリテーションに注力している点に惹かれたからです。
介護施設で勤務している際、さまざまな障がいを持つ高齢者のリハビリテーションを担当してきました。
その中で介護施設を利用する高齢者に対して、入居前の段階から理学療法士として携わることができれば、症状の悪化を遅らせることができるかもしれないと考え始めました。次第にその気持ちが大きくなり、病院で働きたいと強く感じ転職を決意しました。
貴院には、高い技術と知識を持つ理学療法士が在籍されています。そんな方々の高度な技術と知識を吸収することで、自分自身を高めることのできる職場環境だと感じました。少しでも早く、貴院の理学療法士として活躍できるよう努力いたします。

例文②:病院から訪問リハビリを希望する場合
私は、貴社の「その人らしい生活を自宅で過ごす」という企業理念に強く共感しました。
病院では、リハビリテーションに関わっていましたが、担当した患者さまが回復して退院されるだけでなく、時には入院時より身体が上手く動かせない患者さまもいました。この経験から、長くリハビリテーションに携わり、経過観察ができる理学療法士になりたいと考えるようになりました。これまでの経験や知識を活かし、一人でも多くの人がその人らしい生活を自宅で送れるお手伝いをしたいと考えています。貴社で、患者さまに愛される理学療法士になれるよう貢献していきます。

 

理学療法士の志望動機を書いてみましょう!

理学療法士とおばあちゃん

今回は理学療法士の志望動機について説明してきました。
採用担当者に好印象を与えるポイントと注意点を意識しながら、実際に自分の志望動機を書いてみましょう。

志望動機を始めて書く方にとって、理学療法士になろうと思ったきっかけを説明することは難しいかもしれません
焦らず落ち着いて、自己分析シートなどを活用しながら、他と被ることのないオリジナルの志望動機を書きましょう。

<参考>
【平成31年 理学療法士国家試験結果速報】合格者数10,809人!

<関連リンク>
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理学療法士国家試験の正しい勉強法を知ろう

理学療法士国家試験の合格率は79.6%と比較的高い傾向にあります(令和4年度)。しかし、一度不合格になってからもう一度試験に挑戦する再受験者の合格率は37.4%ととても低いのはあまり知られていません。

なぜこんなにも合格率の差が大きいのでしょうか?

それは、試験に合格できない人は正しく効率的な勉強法があるのに知らないことが原因です。だから時間をかけて再受験をしたのに、再び試験に落ちてしまいます。

もともと学校の勉強が得意ではなかったり、新しい事を覚えるのに苦手意識はありませんか?そんなあなたは正しく効率的な勉強方法を知らない可能性が高いです。

だから、そのままの状態でせっかく理学療法士の目指せる大学に入って勉強をしても、合格できない可能性があります

もし国家試験に不合格になるとさまざまなデメリットがあります

 

デメリット1: 再び試験を受けられるのは1年後

理学療法士の試験は国家試験なので、実施は年間1回だけです。だから、つぎに試験に挑戦できるのは1年後です。

次の試験を迎えるまでの間勉強をする、国試浪人をしなくてはいけません。

 

デメリット2: 理学療法士の内定が取り消しになってしまう

せっかく志望動機を完璧に作って内定をゲットしても、国家試験に落ちると内定が取り消しになってしまいます。

なぜなら、国家試験に合格しないと理学療法士として活動できないと法律で定められているからです。理学療法士としての採用であれば、試験に合格できなかった場合の内定が取り消しになっても仕方がないと言えますよね。

1年後の再試験まで病院でアルバイトとして働けないか?と考える人もいるでしょう。しかし、残念ながらそのような理学療法士にそのような制度を設けている病院はとてもレアケースです。

国試浪人になったら、その間の生活費を賄う必要がある人がほとんどですが、理学療法士とは関係無い飲食などのアルバイトで食いつなぐ浪人生が多いようです。

 

デメリット3: 勉強も就活も全部自分だけでやり直し

国試浪人すると勉強も就活もすべて自己責任になってしまいます。

現役の学生なら毎日勉強できる環境があります。一緒に勉強する仲間がいるし、いつでも先生に質問ができます。

しかし浪人生はどうでしょうか?学校には通えないから、頼れるのは学校で買った教科書だけ。だれかに質問したくても出来ない環境です。

そして何よりもツラいのは、就活を自分でやらなくてはいけないことです。現役の学生であれば、在学中に内定した企業や病院に入社するのが普通です。

でも浪人生は、学校に紹介される求人を頼ることができません。自分で求人を探して応募し、内定まで自分の力で勝ち取る必要があるんです。

せっかく学校に高い学費を払ったのに、求人を紹介してもらえないのはもったいないですよね。

だからこそ、理学療法士の国家試験は絶対に現役合格したほうが良い!と言えます。

 

絶対に現役合格するための正しく効率的な勉強法を知る

勉強が苦手な人でも、正しく効率的な勉強法を知って理学療法士の国家試験は絶対に現役で合格しましょう。

そのためには、正しく効率的な勉強法を大学に入る前から知っておくのが理想です。

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これから理学療法士の勉強を始める人はこの攻略ガイドを読んで現役合格を目指してください。

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