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未経験でもピラティスインストラクターは目指せる?おすすめ資格や目指す際の注意点

初心者マークを持つ若い女性最近の健康ブームによりピラティスの人気が高まるにつれて、ピラティスインストラクターの需要が増えています。そのため、もし健康や身体作りに関する仕事への転職を考えているなら、ピラティスインストラクターが狙い目です。

しかし、ピラティスについての知識や技術、インストラクターの経験がない人にとっては、ピラティスインストラクターになるのはかなりハードルが高いと感じるのではないでしょうか。

実は、ピラティスインストラクターは、未経験からでも十分に目指せる職業です。インストラクターになるための必要なステップを着実に踏めば、ピラティスのプロフェッショナルとして働けるようになります。

この記事では、未経験からでもピラティスインストラクターになれる理由やピラティスインストラクターになるための必要なステップ、おすすめの資格、スクールの選び方、注意点などを詳しく解説します。未経験からピラティスインストラクターに挑戦したい人はぜひ最後までお読みください。

未経験からでもピラティスインストラクターになれるの?

ピラティスインストラクターは、未経験や初心者でも目指せる職業です。

ピラティスインストラクターには資格がありますが、どれも民間資格で国家資格ではないため、ピラティスインストラクターになるために特定の大学を卒業しなければならないことはありませんし、実務経験や運動経験がなくても取得できる資格が多いです。また、ピラティスインストラクターとして働くために必須とされる資格もありません。

ただし、ピラティスインストラクターの仕事はお客様の身体に責任を持たなければいけない仕事であるため、必要な知識や技術を身に付けたり、自信を持ってお客様を安全に指導したりするためにも、まずはピラティスインストラクターの資格を取得することを強くおすすめします。

養成講座を受講したりピラティススタジオなどで働いたりしながらじっくりピラティスについて学び、資格取得を目指しましょう。

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未経験者でもピラティス資格取得が可能な理由

未経験者でもピラティスの資格取得が可能な理由は、つぎの3つが挙げられます。

  • フィットネス経験がなくても挑戦できる資格も多い
  • 実技試験は基礎動作が中心
  • 解剖学の知識は学習を重ねれば身につく

本項では、以上3つの理由について詳しく説明します。

フィットネス経験がなくても挑戦できる資格も多い

ピラティスの資格は初心者向けの資格が多く、フィットネス経験がなくても基礎から学ぶことで挑戦できる資格が多いのが特徴です。

自分に合う養成スクールを選んでピラティスの講習で指導法などを学び、修了試験に合格すれば未経験者でも資格を取得することができます。

ちなみに、資格取得難易度は資格の種類・講座によって異なります。スクールの情報を事前に確認し、初心者向けの資格や講座を選択することがおすすめです。

実技試験は基礎動作が中心

未経験者の場合、実技試験に対応できるのか不安になる人も多いですが、ピラティスインストラクターの実技試験では、高度な技術ではなく基本的な動作の理解度や正確性、指導スキルなどが評価されます。

そのため、事前にしっかりと学んでおけば合格できるでしょう。

マットピラティスでは、指導スキルや安全性、動作の正確性などが重要視されます。また、マシンピラティスでは、危機に対する理解度や操作の安全性、効果的な指導法が重視されます。

解剖学の知識は学習を重ねれば身につく

解剖学の知識を身に付けることは、最初は難しいと感じるかもしれませんが、何度も復習を繰り返すことで、未経験者でも確かな知識を身に付けることが可能です。

ピラティスインストラクターの資格を取る際に、多くの人のネックになるのが解剖学ではないでしょうか。

解剖学は覚えることが膨大で頭の中を整理しながら学ばなければいけないため、経験者・未経験者に関係なく多くの人が苦手意識を持つ科目です。

特に未経験者の場合は、解剖学の内容の多さに圧倒されてしまいやすいかもしれません。

解剖学を学ぶコツは、適切な学習ツールを使って繰り返し勉強することです。現在は、カラフルで図が多い本や、覚えるべき項目を確認するためのアプリなど使いやすいツールが多く存在しています。

これらのツールを上手に使ってスキマ時間などに繰り返し学んでいると、解剖学への抵抗感が少しずつ薄れてきて知識が身に付きやすくなるでしょう。

未経験からピラティスインストラクターになるためのステップ

未経験からピラティスインストラクターになるためには、以下のステップを着実に踏むことをおすすめします。

  1. ピラティスレッスンに通ってみる
  2. ピラティス資格を取得する
  3. 指導スキルを磨く(実践練習・模擬指導)

本項では、それぞれのステップについて詳しく説明します。

【STEP1】まずはピラティスレッスンに通ってみる

まずは、ピラティスレッスンに通ってみましょう。

未経験からピラティスインストラクターを目指すなら、指導スタイルやレッスンの流れを体験するために、実際のレッスンを受けることがおすすめです。

レッスンを受ける際には、クライアントとしてだけではなくインストラクターとしての目線でレッスンを見るクセをつけましょう。インストラクターの目線を意識することで、自分がピラティスインストラクターになった際の指導法などがイメージしやすくなります。

また、ピラティスの未経験者は、経験者に比べてピラティス初心者のお客様の気持ちを理解しやすいというメリットもあります。

お客様の不安や疑問をどのように理解・共感していくかや、お客様に安心感を与えて信頼関係を構築していく方法などもレッスンを受けながら考えてみると良いかもしれません。

【STEP2】ピラティス資格を取得する

ピラティスのレッスンを受けて一通りの流れを体験できたら、早速ピラティスの資格取得を目指します。

資格取得に必要な時間は取得する資格にもよりますが、マットピラティスとマシンピラティスの両方の資格を取る場合には、課題や修了試験などを含めて一般的に1年半程度の学習時間がかかります。また、費用は50万から100万円前後を見込んでおくと良いでしょう。

ちなみにマットとマシンのどちらか一方の資格を取得する場合ですが、マシンピラティスは機器の導入や維持費用がかかるため、一般的にマットピラティスの資格の方がマシンピラティスの資格に比べてリーズナブルであることが多いです。

実技・筆記試験の流れは、多くの場合以下のように進みます。

  • 指定の講座をすべて受けて修了する
  • 筆記試験を受験し合格する
  • 実技試験を受験し合格する
  • 資格を取得する

費用や時間、講座の受講から試験までの流れを把握し、スムーズに資格取得ができるように準備をしておきましょう。

【STEP3】指導スキルを磨く(実践練習・模擬指導)

資格を取得した後は、実践練習や模擬指導を行うことで指導スキルを磨きましょう。

ピラティスインストラクターの資格を取得することでインストラクターとして必要な知識や技術であるテクニカルスキルは身に付きますが、実際にピラティスインストラクターとして実際に活躍するためには、テクニカルスキルに加えて「実践力」が必要です。

実践力は、実際に指導を試みることで身に付けることができます。そのため、身近な人を相手に模擬指導を行うことをおすすめします。

「実践力」として一番重要なスキルは、コミュニケーションスキルです。コミュニケーションスキルは、

  • お客様との信頼関係を築く
  • お客様が抱えている不安を取り除く
  • お客様に分かりやすい指導をする
  • お客様の定着化をする

などに必要不可欠で、インストラクターとして成功するためには欠かせないスキルといえます。

残念ながらコミュニケーションスキルは、資格を取得するだけではなかなか身に付かないため、指導練習で少しずつ身に付けることがおすすめです。

指導練習で自信をつけるコツは、何度も練習することと練習相手に積極的にフィードバックをもらうことです。改善点が必要な部分を第三者に積極的に指摘してもらうことで、実践力が伸び、自信につながるでしょう。

未経験者におすすめのピラティス資格4選

本項では、未経験者におすすめのピラティスの資格として、

  • FTP Pilates
  • JAPICA認定資格
  • PHI Pilates マット I
  • BESJピラティス

以上4つの資格を以下にて詳しく解説します。未経験者からピラティスインストラクターになりたい人はぜひ参考にしてください。

FTP Pilates

FTP Pilatesは、マットピラティスに特化していて実技が初心者向けのため、未経験者でも気軽に受講できます。

ピラティスの基礎知識やエクササイズを段階的に学べることと、他のピラティスの団体と比較して資格取得時間が短く、受講費用が比較的安価なので、資格取得のハードルが低いと感じる人も多いでしょう。
参考:FTP Pilates公式サイト

JAPICA認定資格

JAPICA認定資格は、日本語対応している点と解剖学が学びやすい点が特徴です。

日本人の体型に合わせたピラティスを丁寧な解説と実践的な演習で学べます。未経験者には、ピラティスの基礎を学ぶのに最適なマットピラティス・ベーシックコースが特におすすめです。
参考:JAPICA公式サイト

PHI Pilates マット I

PHI Pilates マット Iは、初心者でも理解しやすいカリキュラムになっています。

ピラティスの基本やエクササイズの基礎、指導法、解剖学・生理学などの基礎などを段階的に学ぶことができ、姿勢や脊柱の歪みを矯正するマット状で行うPHIピラティスを習得します。

短期集中講座や週末のみの講座が開講されていることや、都合の良い時間に学習することができるため、働きながら資格を取りたい未経験者におすすめです。

資格取得は数日間から数週間で可能で、費用面は比較的安価に設定されています。
参考:PHI Pilates公式サイト

BESJピラティス

BESJピラティスは日本国内で認知度が高く、経験に応じたクラス分けがされるので、未経験者でも安心して学べます。

また、実際に身体を動かす模擬レッスンがあるため、実践の中で指導スキルを磨けることも特徴の一つです。

日本全国にスクールがあるため学びやすいですし、他の団体と比較すると受講料が安価で、学習時間も短い傾向があります。
参考:BESJ公式サイト
ピラティスの資格についてもっと詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてください。

ピラティスインストラクターになるには?必要な資格や向いている人の特徴を解説

未経験からピラティスインストラクターを目指す際の注意点

未経験からピラティスインストラクターになることは可能ですが、目指すにあたって以下のような注意点も頭に入れておく必要があります。

  • 資格取得後すぐに指導できるとは限らない
  • 未経験者は「指導練習の場」を確保することが重要
  • 継続的な学習が求められる

本項では、以上3つの注意点について詳しく解説します。

資格取得後すぐに指導できるとは限らない

前述したように、実際にピラティスインストラクターとして活躍するためにはテクニカルスキルだけではなく実践力が必要です。そのため、資格取得後にすぐには指導に携われない可能性もあることを覚えておいてください。

実践力は、ピラティススタジオに就職して実際の指導現場である程度経験を積むなどすればどんどん身に付きます。

資格を持っていれば、正社員やフリーランスとしてピラティススタジオなどに雇用される可能性が高いため、雇用された職場で経験を積みましょう。

実践力が身に付き、スタジオからの信頼が得られればお客様の指導を任せられるようになります。

未経験者は「指導練習の場」を確保することが重要

指導練習や模擬レッスンは、特に未経験者にとっては実践力を高めるのにとても有効です。

実際の指導現場での経験と組み合わせることで、スタジオからの信頼を早く得ることにつながります。

しかし、「指導練習の場」は積極的に確保しないと、なかなか得ることができません。そのため、自ら友人や家族に頼んでモデルをしてもらったり、オンラインで模擬レッスンを行ったりするようにしましょう。

最初はあまり上手にできなくても、場数を踏んでいくうちにスムーズに指導ができるようになります。

継続的な学習が求められる

ピラティスインストラクターは、資格を取得した後も継続的な学習が求められる職業です。

ピラティスなど身体に関する分野の情報は日々アップデートされるため、継続的に学習をしないとお客様に間違った古い情報を与えかねません。

また、資格取得の試験時には頭に入っていた知識は時間が経つにつれて忘れてしまう傾向があるため、学んだ知識を時々ブラッシュアップすることも大切です。

自分の知識を常に最新にしておくことで、自信を持って指導することができます。そのため、ピラティスインストラクターになった後も、学習のための時間を確保するようにしてください。

未経験者におすすめのピラティススクールの選び方

ピラティスインストラクターの資格取得には、ピラティススクールの選択も非常に重要です。

本項では、未経験者におすすめのピラティスの選び方として、

  • 未経験者でも基礎から学べるスクールの特徴
  • 少人数制で丁寧な指導が受けられるか

の以上2点について詳しく説明します。

未経験者でも基礎から学べるスクールの特徴

未経験者には、ピラティスの知識や技術を基礎から学べるスクールを選ぶことがおすすめです。

初心者向けのスクールの特徴には、

  • 実践的に学べる
  • 卒業後の就職サポートがしっかりしている

などの特徴があります。また、自分のペースで学びたい人や時間が限られている人はオンラインスクールを選ぶと良いかもしれません。

少人数制で丁寧な指導が受けられるか

少人数制で丁寧な指導が受けられるかも未経験者には大切なポイントです。

大人数のクラスでは質問がしにくかったり、丁寧な指導が受けられなかったりすることが考えられます。

未経験者の中には、「こんなことを質問しても恥ずかしくないか」「他の人の迷惑にならないか」と心配して、質問することを躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。そのような人には、分からないところをストレスなく聞くことができる少人数制が特におすすめです。

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まとめ

今回の記事では、未経験からでもピラティスインストラクターになれる理由やピラティスインストラクターになるための必要なステップ、おすすめの資格、スクールの選び方、注意点などを説明してきました。

ピラティスインストラクターの未経験者でも資格取得と実践で十分に指導者を目指せます。

成功するカギとなるのは、自分に合ったスクール選びと継続的なスキルアップ、実践力を上げるための指導練習です。

段階を踏んで努力しさえすれば、未経験者でもピラティスの専門家として活躍できるでしょう。

ピラティスに少しでも興味がある人は、ピラティスインストラクターへの転職を考えてみてください。未経験だからと諦めてしまう前に挑戦する価値は十分にあるはずです。

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