柔道整復師とは?スポーツトレーナーとしてのメリットも解説
・取得する方法を掲載
・柔道整復師を取得することでどんなトレーナーになれるのか?資格選びの参考にして頂きたい
サッカーやバスケットボール、野球などの接触プレーを伴う競技は特にですが、どうしても起きてしまうものが『怪我』ですね。
スポーツの試合において選手が接触プレーで倒れた際、真っ先に出てくる人がスポーツトレーナーであり、プレーが続行可能かどうかを確認しています。
このような事態では最悪の場合、命の危険にも関わるため、非常に高度な専門知識を身に付けておかなければなりません。
また法律上では、医師または『柔道整復師』という国家資格を取得している者でないとできないことになっています。
今回は、そんな柔道整復師の取得方法やスポーツトレーナーとして柔道整復師の資格を取得するメリットなどを紹介します。
柔道整復師とは!?
柔道整復師とは主に骨折や脱臼、靭帯損傷などの急性の怪我に対して適切な処置を施す人のことであり、治療方法には、①整復法、②固定法、③後療法の3手技があります。
それぞれの施術方法は、以下を参考にしてください。
①整復法
骨折や脱臼の際に、元に戻すために操作する治療方法です。
②固定法
骨折や脱臼の際に、三角巾や包帯、副木などを使用し、患部を固定する治療方法です。
③後療法
損傷した組織を回復させる治療方法のことであり、「物理療法」「運動療法」「手技療法」の3つに分かれます。
トレーナーエージェンシーでは、
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柔道整復師の資格取得をするメリットと整体師の違い
柔道整復師と似てるようで異なる仕事に『整体師』があります。
それぞれの違いは以下を参考にしてください。
資格種類 | 保険適用 | 開業 | スポーツ障害への対応 | |
柔道整復師 | 国家資格 | ◯ | ◯ | ◯ |
整体師 | 民間資格 | × | ◯ | × |
柔道整復師は国家資格であり、法的に骨折や脱臼などのスポーツ障害に対しての治療行為が認められています。
一方、整体師は代替療法であり、いわゆる予防医学の範囲でしか手技を行うことができません。
このような面から、スポーツトレーナーとして活動するためには、外傷に対しての知識や経験があり、法的に処置が認められている柔道整復師の資格が求められます。
スポーツ現場において、急性の怪我が発生した際に治療が認められていることが、柔道整復師の資格を取得する大きなメリットと言えるでしょう。
スポーツトレーナーとして柔道整復師が役に立つ理由
スポーツトレーナーとして柔道整復師が役に立つ理由は、怪我をした選手への治療が可能なためです。
選手が怪我をした際、ファーストエイド(応急処置)が非常に大切なのですが、 実は誰もが応急処置をして良いわけではありません。
応急処置が法的に認められているのは、医師か柔道整復師だけなのです。
医師や柔道整復師の資格取得をするためには、高い専門知識とスキルを習得していなければなりません。
このため、柔道整復師の資格取得者はスポーツ現場において、怪我による緊急時に非常に重宝されます。
トレーナーとしてスポーツ現場で活躍したい方は、柔道整復師の資格取得が非常におすすめです。
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柔道整復師を取得する方法
柔道整復師の資格を取得するためには、次のことが必要となります。
・柔道整復師の国家試験に合格する
柔道整復師を取得するためにはまず、認定養成校に通う必要があり、その後に国家試験に合格しなければなりません。
柔道整復師の資格取得ができる有名な学校は、大学であれば『日本体育大学』や『帝京大学』、
専門学校であれば『東京メディカル・スポーツ専門学校』や『森ノ宮医療学園専門学校』などがあります。
まとめ
スポーツトレーナーとして活動するうえで、柔道整復師の資格を取得するメリットなどを紹介しました。
選手の大切な身体をサポートする仕事なため、非常に高度な知識とスキルが求められます。
もしかしたらこの資格取得を検討している方は、かつて自身が部活などで怪我をした経験から、スポーツトレーナーを目指し始めたのかもしれませんね。
そして、今度は自分が怪我をした方を助けたいという志しを持っている方もいるでしょう。
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大手ジム、整体サロンでのトレーナー経験を持ち、パーソナルトレーナー養成スクール「2nd PASS」を卒業した後にトレーナーとして独立。トレーナーエージェンシーでは、パーソナルトレーナーになりたい人、現役パーソナルトレーナー向けコラムを執筆。ダイエットに悩むお客様、集客に悩むトレーナーの両方の悩みの解決を目指している。