ピラティスインストラクターの収入はいくら？働き方別収入の違いや収入を上げるコツ
この記事では、ピラティスインストラクターを目指す方や興味のある方に向けて、ピラティスインストラクターの収入や働き方、なり方、収入を上げるコツなどを説明しています。
ピラティスインストラクターはヨガインストラクターと同様に、正社員・フリーランス・独立開業など様々な働き方があります。
そこで今回の記事では、ピラティスインストラクターの平均的な収入や高収入を得ているインストラクターの働き方をご紹介します。
インストラクターを目指す方は、是非参考にしてみてください。
ピラティスインストラクターの平均年収を解説
ピラティスインストラクターの平均年収は、一般的に300万円前後といわれています。
ただし、300万円前後というのはあくまでも平均で、経験・スキル・働く場所によって年収は違ってきます。
たとえば、経験や高いスキルがあるピラティスインストラクターの年収は500万円以上の場合もあり、都市部の年収は平均よりも高い傾向にあります。
また、ピラティスインストラクターの年収は働き方によっても違います。さて、ピラティスインストラクターにはどのような働き方があるのでしょうか。
次の項目では4つの働き方とその収入について解説します。
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ピラティスインストラクターの働き方4つって？収入も教えて
ピラティスインストラクターとして働く方法には、以下の通り大きく分けて4通りの方法があります。
1.ヨガスタジオ・フィットネスジムなどで社員として働く
2.フリーランスで働く
3.ピラティススタジオを開業する
4.アルバイトとして働く
以下にてそれぞれの働き方をご紹介します。
ヨガスタジオ・フィットネスジムなどで社員として働く
平均的な収入は？
フィットネスジムやヨガ・ピラティススタジオで正社員として働いた場合、東京都内ですと月給17万〜20万円が平均的です。
この月収水準は経験の浅い1年目や2年目の給料ですので、経験や実績を積むことで徐々に増えていくと考えてください。
経験・実績の有無を問わない場合、約290万〜350万円程度が年収となります。
より多くの給与を得るには？
より多くの給料を得るために必要なのは「人気」です。人気があるインストラクターになれば、個人の名前で教室に多くの生徒を呼ぶことができ、給料水準をあげることができます。
正社員として働いているインストラクターは、月給30万円を目指すことが自分の価値を測る大きな目安となっています。
フリーランスで働く
平均的な収入は？
フィットネスジムやヨガ・ピラティススタジオから委託業務という形で働いた場合、1レッスン（60分〜90分）で3000〜5000円ほどが相場です。
もちろん経験が浅く人気がない場合は3000円以下ということもありますが、人気があり生徒を多く抱えるインストラクターの場合5000円以上、イベントなどに参加できるようになると1万円を超えることもあります。
また、1レッスン単位ではなく、生徒一人当たり500円などの業務委託契約で仕事を受けるケースもあり、こちらの場合はより個人の人気度に収入水準が依存する形になります。
フリーランスの特徴は？
フリーランスとして働く場合は、自分の好きなような業務量で働くことができます。
平均的なインストラクターは週に5日働き、1日2〜4本のレッスンを行いますが、毎日レッスンを行うことで収入を増やすこともできますし、週に3回のレッスンだけ持つことも可能です。
例えば、1レッスン5000円で1日3レッスン、週5日働く場合、月22日の稼働日数で月給33万円になります。
働いた分だけ収入を得られるため自身の頑張りが成果に直結する点で優れていますが、最も気をつけたいことは体調管理です。
一度体調を崩して働けない期間が続いてしまった場合、その間の給料は発生しませんので、長く健康的に働ける稼働頻度を見極めるようにしましょう。
ピラティススタジオを開業する
平均的な収入は？
独立開業した場合、お客様からもらうレッスン料がそのまま手元に入ってきます。
ここから様々な経費が引かれるので全てが利益になる訳ではありませんが、1レッスンで多くの人を呼べればその分だけダイレクトで収益になります。
1人の生徒のレッスン料が1レッスン（60分〜90分）2500円〜5000円と言われており、どれだけ生徒を集められたかが売上に大きく影響します。
開業は大変？
独立開業するためには、当然のことながら初期投資にお金がかかります。
実際、クラウドファンディングなどの登場によって開業すること自体の敷居は低くなり、自宅の一角を使ってレッスンする方も一定数いますので飲食店などと比べると始めやすいのは確かです。
しかし、開業したからといって安定した収入が入ってくる訳ではないので、経営する能力や売上を安定させる努力が必要になってきます。
また良いレッスンを提供する以前に、自分のスタジオを知ってもらう必要もあるので、
・宣伝はどのようにしていくか
・資金繰りはどうするか
・業員はどうするのか
など考えることは多岐に渡り責任も伴ってきます。
アルバイトとして働く
平均的な収入は？
ピラティスインストラクターとしてアルバイトでスタジオで働く場合の時給は、1000円程度〜が相場となっています。
時給1,000円で1日8時間、月20日働く場合、
・月収：16万円
・年収：192万円
ですのでこれまで紹介した雇用形態の平均収入と比べると収入は大きく下がります。
アルバイトの仕事内容は？
アルバイトで働く場合、ピラティスのクラスの担当・受付・清掃・片付けなどが主な仕事です。ピラティスのクラスでは、正社員と同じようにクライアントに適切なレッスンを行います。
アルバイトは平均年収に比べ収入は低めですが、これから経験を積んでいきたいインストラクターやピラティスインストラクターの勉強をして資格を取りたい人、また副業としてピラティスインストラクターをしたい人には適した働き方です。
より高い収入を得たくなったら？
スタジオに勤務して経験を積みスキルアップする
収入の高いインストラクターは、大手のヨガ・ピラティススタジオに正社員として就職し、そこで経験を積んだあと、フリーランスとして業務委託を受け働くことが基本的です。
また月収・年収の高いインストラクターに共通していることはインストラクターの人気が関わってきているということです。
人気のインストラクターは多くの生徒を呼べる分、企業に勤める社員であろうと、業務委託のフリーランスであろうと収入はおのずと多くなります。
しかし、人気のインストラクターでも年収400万円を超えれば良い方だともいわれています。
独立開業して人気のスタジオを経営する
もっと稼ぎたい人はやはり独立開業して、経営者として仕事をすることが最も得策かもしれません。
人気のピラティススタジオを作り、店舗も拡大できれば収入はどんどん増えていきます。
また、ピラティスインストラクターとしての人気に加え、他に得意なことがあれば収入をあげることもできるでしょう。
ピラティスは健康や美容を目的としたものなので、食事や栄養などの知識やハーブなどのリラックスを目的と活用されているものの知識があれば、他のインストラクターとは違う付加価値をつけることができます。
そのような知識や経験、ノウハウを発信できればさらに付加価値をつけられるので、SNSやブログなどのツールは活用していくと良いかもしれません。
ピラティスインストラクターになりたい！どうなるのか教えて
未経験でもなれるのか
ヨガスタジオによっては、未経験から採用しているところもあります。
ただ最初からクラスを担当することはありません。受付業務や雑用、その他の業務をこなしながら徐々にピラティスについて学んで行くことが多いようです。
また、ピラティスインストラクターとしての経験はなくても、ヨガインストラクターなど運動指導の経験があれば、応募可能なところもあります。
ピラティスは、ヨガの技法を取り入れているので応用がききます。ヨガ、ピラティス周辺の資格を持っていれば良いアピールになるでしょう。
全くの未経験からでも求人はありますが、入社してから勉強することが多くありますので、気合が必要でしょう。
資格と学校
ピラティスインストラクターになるための学校があります。
そこで学びながら資格を取得することがピラティスインストラクターになる近道です。
普段求人には載っていないようなところが、学校の求人にあることもあるので、未経験からでも応募可能な求人を探すより、学校卒業後の活躍の場も増えていくでしょう。
卒業後は基本的に、ヨガ・ピラティススタジオに就職するか、フリーランスとして業務委託を受けるかの二択です。
ピラティスに関するQ&A
【Q1】資格はあるのですが仕事が見つかりません。
東京都なら求人数も多く仕事先もありますが、地方では求人が少ないところもあります。そんな時は、レンタルスタジオを借りて始めるのも良いでしょう。
近くにピラティスをやっているところがないのであれば、興味を持って訪れる生徒もいるかもしれません。
うまく宣伝をして生徒さんに常連になってもらえれば、ちゃんとした収入を得ることもできますよ。
【Q2】男ですがピラティスインストラクターとしてやっていけますか？
ピラティスのインストラクターに女性が多いのは事実ですが、最近では男性のインストラクターも増えてきています。逆に男性のインストラクターは少なく希少価値が高いとも言えます。
自分の頑張り次第な部分もありますが、男性だからこそという部分を活かせれば、人気も獲得できますよ。
【Q3】開業するのに資格は必要ですか？
独立開業するのに資格は必要ありません。ピラティスのインストラクターは無資格でも指導できます。資格があれば宣伝効果にはなることは間違い無いです。
しかし、インストラクターでなくとも美しい身体を努力し維持している人が多くなった今、資格より技術や知識豊富でレッスンも楽しいインストラクターが求められているということも事実です。
【Q4】ピラティスの資格がたくさんあってわかりません。
代表的な資格をお伝えします。
・basi（バシ）ピラティス
南カリフォルニアに本部を構え、世界最大規模であり業界の基準ともなっています。
・PHIピラティス
トップアスリートから高齢者まで、アレンジを活かせるプログラムが多い点が特徴です。
・JAPICA日本ピラティス指導者協会
日本人の骨格に合わせたアプローチが特徴です。
・FTP Japan
資格取得では短期間で安価に取得でき、マットピラティスに特化した資格です。
・Sttot Piratis（ストットピラティス）
ピラティス界の名門校とも言われていて、様々な業界からも注目を浴びています。
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・トレーナーとして必要な素養
・具体的なトレーナーの働き方
・おすすめの資格
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まとめ
今回の記事では、ピラティスインストラクターの年収を雇用形態別に紹介してきました。
初めてインストラクターとして独立した際は、まず第一に実績と経験を積むことが優先事項になりますので、正社員・アルバイト契約でお客様を持つことをお勧めします。
但し、中長期的に自身の年収を上げていきたいと考える場合は「独立・開業」という選択肢を考えざるを得ません。
個人の名前での固定客をつけることができた上で、マーケティング能力を備えることができれば、独立した場合でも年収水準をあげることは夢ではありません。
また、資格を所有していることもお客様からの信頼を勝ち得る要素になりますので、資格受験を検討してみてはいかがでしょうか。
